
広島男児が醸す男酒
●広島の若き蔵元、金光秀起
広島県西条地区から少し離れた黒瀬町。ここに賀茂金秀を造る金光酒造が位置しています。
金光酒造の創業は明治13年。以降「桜吹雪」をメインブランドとして販売していましたが、平成の時代に入っても普通酒を中心に造っていた蔵元であり、年間製造量は300石という小規模であったため、全国有数の名醸地である西条地区を擁する広島県において、金光酒造は高いポジションに位置する酒蔵ではありませんでした。
『それで良いのか?』
そう疑問を感じたのが、金光酒造5代目に当たる、当時28歳の金光秀起氏です。
東京農大の醸造学科を卒業後、小規模な酒蔵であるからこそ、品質重視の少量生産をするべきと考え、直ぐに蔵に入り自力で吟醸酒造りにチャレンジを開始しました。・・・

TOPICS「KURA MASTER 2020」にて金賞受賞!
「KURA MASTER」とはフランスで2017年から開催された日本酒のコンクール(品評会)です。
2020年8月31日、パリ市内で開催された「第4回KURA MASTERコンクール」は4名のMOF(フランス国家最高優秀職人章)ソムリエを含む、トップソムリエら51名の審査員が参加。
824銘柄の中から純米大吟醸酒部門において「賀茂金秀 純米大吟醸」が金賞を受賞しました。