《 太陽の恵みを一滴に凝縮した至高の大吟醸 》
三重県鈴鹿の地で醸される「作」ブランドの中でも、特別な輝きを放つ一本。
今回ご紹介の「陽山一滴水（ようざんいってきすい）」です。

商品名に込められた「陽」という漢字が示すように、春の日差しに包まれるような温もりと、
清らかな朝露のような透明感を併せ持つこの酒は特別な日にふさわしい格別な味わいを届けてくれます。

通常ラインを超えた、プレミアムシリーズとして位置づけられるこの銘柄は、
モノトーンで統一されたスタイリッシュな化粧箱からも、その洗練された品格が伝わってきます。
贈答品としても、自分へのご褒美としても、特別な時間を彩るにふさわしい逸品です。

《 最高峰の米と技、そして蔵元の哲学が織りなす酒 》
使用される原料米は、日本を代表する酒造好適米・山田錦。
精米歩合　40％
アルコール度数　16度
商品名の「一滴水」は仏教思想に由来し、自然界のあらゆる存在に命が宿るという教えを表現しています。
「理想とする酒質を追求する姿勢は、日々の積み重ねによってのみ到達できる。」
という蔵元の信念が、この一本には注がれています。

《 グラスの中で花開く、華やかさと爽快感の調和 》
グラスに注ぐと、白桃や洋梨を思わせるフルーティーな芳香が優雅に立ち上ります。
その香りは華やかでありながら、白い花を連想させる清涼感も兼ね備えています。

口に含むと、果実のエッセンスが舌の上で鮮やかに広がり、濃密でありながら繊細なテクスチャーが印象的。
旨味の膨らみは円やかで、まるで完熟した果実の甘美さを彷彿とさせます。
余韻にはキレの良さがあり、後味は爽やかに引いていきます。
お猪口での晩酌も良いですが、ワイングラスで楽しむとより一層香りの複雑さを堪能できるでしょう。
冷やして飲むことで、その透明感と清涼感が最大限に引き出されます。

《 日常に特別を添える、控えめで確かな存在感 》
国際的なコンペティションでも複数回にわたり賞を獲得しているこの酒は、確かな実力を持つ銘酒。

「疲れた心を癒したい夜に」
「大切な人との語らいの時間」
この一本があればいつもとは違う特別な時間が生まれることでしょう。
派手すぎず、それでいて確かな存在感を放つこの酒は、まさに「陽の光」のような存在。

日本酒に詳しい方への贈答品としても、自信を持ってお勧めできる品格を備えています。

手に取った方それぞれに、穏やかな笑顔をもたらしてくれる。
そんな優しさが、この一滴には込められています。

《 保存・発送について　常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。

ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所を推奨します。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存を推奨します。

《 「作」を造る清水清三郎商店について 》
清水清三郎商店は明治2年、海に近い鈴鹿市若松地区に創業した酒蔵です。
創業者の清水清三郎氏は、網元(あみもと)と呼ばれる漁網や漁船を所有する経営者でした。
蓄えた資金を元に酒造業界に進出したのが始まりではないかと伝えられています。

この地域は鈴鹿山脈からの清冽な伏流水が得られ、伊勢平野からは酒の原料である米が豊富に手に入ります。
さらに造った酒を江戸や大坂へ輸送するための海上交通の港もあり、酒造りにおいてとても恵まれた土地。
かつては多くの酒蔵が並び繁栄していたそうですが、現在では清水清三郎商店が鈴鹿市で唯一の造り手です。

2000年11月、現在の主力銘柄となる「作（ざく）が誕生。
その人気はうなぎのぼり。年々生産量が増え、通年で酒造りを行う四季醸造体制で製造するに至ります。
年間通してフレッシュな新酒が蔵出し酒蔵として更に人気を博しています。

(文章：齋藤 貴秀)