![◇玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫[2025年11月蔵出し]](https://sanoya.itembox.design/item/img/products/sake/SakeD1031_3_3.jpg)
年に一度だけ滴り落ちる龍の雫。山廃の野性と純米大吟醸の気品が、一滴に宿る。 ◇玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫[2025年11月蔵出し]
商品説明
《 本来交わらぬ二つの魂、その頂だけをすくい取った「龍の雫」 》
「玉龍(ぎょくりゅう)」それは、玉川の誇る山廃仕込の最高峰にのみ与えられる名。
京都・京丹後、久美浜町に蔵を構える木下酒造。
その最高位に位置する純米大吟醸の山廃仕込だけに、特別な名「玉龍」が託されます。
そして、その玉龍の中でも、さらに選ばれた部分だけを集めた一本があります。
それが、年末にだけ姿を現す「玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫」。
春に出荷される「玉川 自然仕込 山廃純米大吟醸 玉龍 無濾過生原酒」と、もとを辿れば同じもろみ。
同じタンクから生まれた酒でありながら、年末に出会うこの一本は、
酒袋から自然に滴り落ちる「雫」だけを集めた、まさに“龍の精髄”ともいえる存在です。
山廃の野性味と純米大吟醸のエレガンスという、本来交わることのない二つの魂。
その交差点の、さらにいちばん澄んだところだけをすくい取ったのが玉龍(山廃) 雫。
「玉龍」とは何か。
なぜここまで人を惹きつけるのか。
その答えは、この一滴のなかに凝縮されています。
今度は、龍の「雫」が静かに目を覚まします。
《 自然酵母の奇跡を、雫だけで掬う。45日間の発酵がたどり着いた“いちばん澄んだ場所” 》
完璧な偶然か、それとも必然か。
玉川の龍は、まず自然酵母の奇跡から始まります。
使用する米は兵庫県産山田錦。
酒米の王とも呼ばれるこの米を、精米歩合50%まで削り込む。
そこからさらに、人工的な酵母に頼らず、蔵に住み着いた自然酵母の力だけに運命を委ねる。
それが自然仕込・山廃純米大吟醸 玉龍の出発点です。
発酵にかかった日数は、およそ45日間。
一般的な純米大吟醸ではなかなか見られない長期醪。
時に暴れ、時に静まり返りながら、もろみは少しずつ、しかし確実に成長していく。
やがて力強い旨味と澄み切った透明感を併せ持つ、奇跡のもろみが出来上がります。
ここからが「雫」の出番です。
完成したもろみを酒袋に詰めて吊り上げ、圧力を一切かけず、自然に滴り落ちる雫だけを集めていきます。
圧搾機を使わず、重力だけに任せて流れ出る酒は、
もろみに含まれる雑味や粗さが入り込みにくい、きわめてピュアな部分。
流れ落ちた雫は、一本ごとに斗瓶と呼ばれる18Lのガラス瓶に静かに受け止められます。
しばしの間、そこでじっと休ませ、ゆっくりとオリを沈殿させる。
最後に、澄み切った上澄みだけをすくい上げ、年末に向けて玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫として送り出します。
一仕込みのタンクから採れる雫酒の量は、1800ml換算でおよそ70本ほど。
同じもろみから生まれた春の無濾過生原酒に対し、
この雫は、龍の力のなかでももっとも研ぎ澄まされた芯の部分だけを、そっと取り出したような一本なのです。
《 味わい・飲み方・楽しみ方:龍の雫は、乾杯から食中、最後の一杯までテーブルを支配する 》
この酒の真価は、一口含んだ瞬間から、温度の変化とともにじわじわと現れます。
春の無濾過生原酒が持つ勢いと躍動感に対し、
玉龍(山廃) 雫は、同じ魂を宿しながら、輪郭がよりしなやかで、余韻が驚くほどきれい。
しっかりとした山廃のボディを持ちながら、口当たりはあくまでエレガントです。
冷蔵庫から取り出したばかりの冷えた温度でも、豊かな旨味と澄んだ透明感がくっきり。
少し温度が上がるごとに、香りがふわりと開き、甘み、コク、旨味がそれぞれ表情を変えながらせめぎ合う。
玉龍(山廃) 雫は、温度で変わる日本酒の多面性を楽しむためにあると言っても過言ではありません。
【温度別・味わいの目安】
◆冷酒(5~10℃)
キリッと引き締まった旨味と酸が印象的。
山田錦由来のふくよかな甘みと、山廃ならではの酸が、雫酒ならではのクリアさをまとって現れます。年末の乾杯シーンにもぴったりです。
◆少し冷ました冷酒(12~15℃)
香りがふんわりと開き、舌触りにまろやかさが増してくるゾーン。
口の中に滑り込むような柔らかい甘味と、奥行きのある旨味がバランスよく広がり、
雫酒らしいきめ細かい質感がいちばんよく伝わります。
◆常温(18~20℃)
山廃の複雑さと純米大吟醸の品が、もっとも立体的に感じられる温度帯。
ふくよかなボディと、たおやかな香味が溶け合い、
一杯ごとに表情を変える「龍の雫」の奥行きを、ゆったりと味わえます。
◆温燗(40℃前後・ぬる燗推奨)
ふっくらと柔らかく、味わいの層が厚くなる瞬間です。
穏やかな甘み、ふくらむ旨味、しっかりした酸味が一つに溶け合い、
包み込まれるような幸福感で体の芯から温まります。
【おすすめ料理マッチング】
◎ズワイガニ(間人蟹・越前蟹・松葉ガニ)
繊細で甘みの強い蟹の身に、雫酒のクリアな旨味と酸が寄り添います。
シンプルな塩茹でや甲羅焼きに合わせると、素材の甘さと玉龍のコクが幾重にも重なり、特別な日のごちそうにふさわしい贅沢なマリアージュになります。
◎鶏もも肉の塩焼き
シンプルな塩味が、玉龍(山廃) 雫のふくよかさと香ばしさを引き立てます。
香ばしい焼き目と、雫ならではの上品なコクが重なるひと口は、思わず杯が進む組み合わせです。
◎酒盗クリームチーズ
塩気と発酵由来の旨味を持つつまみに合わせれば、
玉龍の豊かなコクと余韻がさらに広がります。
年末の夜にふさわしい、大人のための贅沢ペアリングです。
冷たくしても、少し温度を上げても、さらにはぬる燗でも。
一杯ごとに表情を変えながら、玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫は飲み手を飽きさせません。
この一本とじっくり向き合う時間は、きっと、年の締めくくりにふさわしい、かけがえのないひとときになるはずです。
《 龍の雫に出会えるのは、年に一度だけ。70本分の奇跡を、どうか逃さないで 》
年末、玉川の蔵で斗瓶からすくい上げられる「龍の雫」。
同じもろみから生まれた春の無濾過生原酒が「育てる楽しみ」をくれる酒だとすれば、
玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫は、その物語のクライマックスだけを味わう一本と言えます。
一仕込みから採れるのは、1800ml換算でおよそ70本ほど。
それだけで、この酒がどれほど希少であるか、想像していただけるのではないでしょうか。
この酒を手に入れるということは、ただ「年末用の日本酒を買う」という行為にとどまりません。
雫が落ちる光景を想像しながらグラスを傾ける時間。
一年を振り返りながら、静かに龍と向き合う夜。
大切な人と分かち合い、思い出とともに記憶に刻まれる一本。
龍の雫の目覚めに立ち会えるのは、年に一度、その瞬間を待ち構えていた人だけです。
玉川の山廃が到達した、一年の締めくくりにふさわしい純米大吟醸の雫酒。
今、このページを開いている瞬間こそが、
「玉川 純米大吟醸 玉龍(山廃) 雫」と出会える、ほんのわずかなタイミングなのかもしれません。
どうか、この70本分の奇跡を、逃さないでください。
グラスの底に残った最後の一滴まで、龍の余韻が静かに続いていきます。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
木下酒造が造る日本酒は温度耐性に強く、冬季の数日間の運送には問題がございません。
蔵からも常温便で酒販店に発送されています。
火入れも行われている酒の為、常温でお送りします。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。(クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。)
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る木下酒造とは 》
天保13年(1842年)、日本海に面した京都府京丹後市久美浜で創業した180年以上の歴史を持つ蔵元。
この地域は高級ブランド蟹「間人(たいざ)蟹」で有名。
冬は蟹料理を食べさせてくれる宿が多く、料理にあう食中酒を造ってきた蔵元です。
《 この蔵の製造責任者 フィリップ・ハーパー氏とは 》
この蔵ではイギリスのコーンウォール出身という異色の杜氏が酒を造っています。
1988年、日本の英語教師派遣プログラムで中学校教師として来日。
懇親会の居酒屋で日本酒と運命的な出会いが。その後、任期が過ぎたあとも日本に残り奈良県の酒蔵で蔵人として酒造りに従事。2001年に南部杜氏の資格を取得。2007年に木下酒造の杜氏になりました。
酒造歴30年以上、杜氏歴20年以上のベテランです!
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 720ml |
| 製造元 | 木下酒造(京都府) |
| 特定名称 | 純米大吟醸 |
| 原材料 | 米・米麹 |
| 生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
| 保存 | 静かな冷暗所 |
| メーカーサイト | http://www.sake-tamagawa.com/ |
| ■甘辛:やや辛口 ■原料米:山田錦 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:17.0度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 | |





















































