《　小仕込みの結晶、年末にだけ現れる“杜氏のベスト純米大吟醸”　》
まんさくの花の魅力。それは、驚くほど多彩な「限定品」の数々にあります。

秋田・横手の地で小仕込みを徹底し、タンクごとに個性の異なる酒を次々に生み出す。
それが、日の丸醸造のスタイル。
仕込みの数だけ限定品があると言っても過言ではなく、ラベルの数も実にバリエーション豊か。
まさに“限定酒の宝庫”と言える蔵です。

そんな中でも、特に注目されるのがこの一本。
「まんさくの花 杜氏選抜イエローラベル 純米大吟醸生原酒」。

春に出荷される杜氏選抜ピンクラベル（純米吟醸）に対し、
このイエローラベルは年末にだけ出荷される純米大吟醸の生原酒。

同じ「杜氏選抜」でも、中身のポジションは一段上。
純米大吟醸の仕込みの中から「今年のベスト」を選び抜いた特別仕様です。

しかも中身は、人気の「まんさくの花 純米大吟醸 山田錦45」の新酒の原酒にあたります。
口いっぱいに広がる甘美な味わいと華やかな吟醸香。
しっかりとした米の旨味がありながら、透明感と飲みごたえが見事に両立。
今期は仕込み配合を微調整し、酸味がより爽やかで柔らかな印象に仕上がりました。

年末年始の食卓を、いつもより少しだけ贅沢に。
続きが気になる方は、ぜひ下の章へ。

《　生原酒ならではのフレッシュ感、豪華な食卓に映える純米大吟醸　》
「まんさくの花 杜氏選抜イエローラベル」は、
数多くの純米大吟醸の仕込みの中から、杜氏自らが「今期のベスト」と認めたタンクだけが名乗れる一本です。

ベースとなるのは、酒米の王様「山田錦」を45％まで精米した純米大吟醸。
そこに小仕込みならではの丁寧な造りが重なり、上品さと密度の両方を備えた味わいに仕上がっています。

特徴は、開けた瞬間からふわりと立ちのぼる華やかな吟醸香と、
口に含んだときに広がる甘美な口当たり。
ただ甘いだけではなく、後半に爽やかな酸がそっと輪郭を整え、
生原酒らしい飲みごたえとキレのよさを同時に感じさせてくれます。

蔵元いわく、今期は酸味のバランスを微調整し、
より柔らかく、より爽やかな印象にチューニング。
濃すぎず軽すぎず、「ご馳走と向き合うための純米大吟醸」と呼びたくなる仕上がりです。

・春向けの杜氏選抜ピンクラベルが「日常の少し贅沢な食卓」に寄り添う純米吟醸なら、
・年末の杜氏選抜イエローラベルは年末年始のご馳走の主役に寄り添う純米大吟醸。

クリスマスや忘年会、年越しからお正月の膳まで。
華やかなシーンに似合う一本を選びたい方に、ぜひ手に取っていただきたい生原酒です。

《　飲み方・楽しみ方：よく冷やして、ぬるむほどに山田錦の甘美さが花開く　》
「まんさくの花 杜氏選抜イエローラベル」は、
まずはよく冷やして（5～8℃前後）お楽しみください。

開栓したての温度帯では、キリッとした酸と澄んだ甘みが立ち上がり、
生原酒らしいフレッシュさと透明感が印象的。
華やかすぎないのに、グラスを近づけるたびに上品な吟醸香がふわりと鼻先をくすぐります。

時間が経ち、温度が少しずつ常温に近づくと、
山田錦らしいふくらみのある旨味ととろりとした質感がじわじわと顔を出します。
爽やかな酸は丸みを帯び、余韻にはやさしい甘みが長く続きます。

一本のボトルの中で、
「冷えた時のシャープさ」と「ぬるんだ時の甘美さ」を行き来できるのも、このイエローラベルの醍醐味。
ぜひ、温度変化も含めてお楽しみください。

＜年末年始におすすめのペアリング＞
◎寿司・海鮮ちらし
白身や中トロ、貝類の繊細な旨味に、純米大吟醸の上品な香りがマッチ。
特に年末年始のちょっと贅沢な寿司盛りのお供にどうぞ。

◎ローストビーフ・牛たたき
赤身肉の旨味に、イエローラベルのほのかな甘味と酸のバランスが良い橋渡し役になります。
ソースのコクを受け止めつつ、後味はすっと軽やかに。

◎チーズ盛り合わせ（カマンベール、ブリーなど）
ミルキーなチーズのコクと、甘美な純米大吟醸のハーモニー。
年末の家飲みを、簡単に「ホームパーティー仕様」に格上げしてくれます。

◎おせち料理の甘辛い肴
伊達巻、田作り、海老の旨煮など、甘辛い味付けの肴とも好相性。
柔らかな酸と優しい甘みが、味の重なりをきれいにまとめてくれます。

豪華な料理に負けない存在感と、食中酒としてのバランスの良さを兼ね備えた、まさに年末年始のための一本です。

《　手書きラベルに刻まれる、その年その時だけの“杜氏のイエロー”　》
「杜氏選抜」の名が示す通り、このシリーズは毎年中身もスペックも少しずつ変化します。
イエローラベルも例外ではなく、その年その年の「ベストな純米大吟醸」だけが、このラベルを名乗ります。

手書きラベルに記された情報は、杜氏がその年の仕込みに向き合った証そのもの。
今年のイエローラベルは、山田錦45％の純米大吟醸生原酒として、
甘美さ・透明感・飲みごたえ・爽やかな酸という魅力を一つのボトルに詰め込んでいます。

一期一会の味わいであり、今期のロットが終われば、
次に出会う「杜氏選抜イエローラベル」はまた違う表情を見せることでしょう。

年末年始の特別な時間を彩る一本を、何にするか迷ったとき。
杜氏が「これだ」と選んだ一本を選ぶ、というのはとてもわかりやすくて、心強い選択肢です。

売り切れ次第終了の限定生原酒。
気になった今が、手に入れる一番良いタイミングです。

《　保存・発送について　クール発送（500円）です　》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
クール便にて発送いたします。（クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。）

ただし常温便での発送をご希望の場合は
「常温便チケット」をカートに入れてください。（クール料金は発生いたしません。）

いずれの発送方法でも商品到着後は要冷蔵でお願いします。

《　この酒を造る日の丸醸造について。　》
日の丸醸造は元禄2年(1689)　江戸時代創業の300年以上の歴史を持つ酒蔵。
蔵名の「日の丸」は秋田藩主佐竹公の紋処が「五本骨の扇に日の丸」だったことに由来しています。

昭和56年にNHKの朝の連続TV小説「まんさくの花」が秋田県横手市で放映されたのを機に、新たな銘柄として「まんさくの花」が誕生。

「まんさくの花」は地元向けのドッシリとした酒質の「日の丸」とは一線を画した、優しい口当たりの酒として誕生。春を告げる満作の花のように愛らしく温かみのある酒として、秋田県を代表する酒の一です。

(文章：佐野 吾郎)