
壮大な天秤搾りで手間隙を掛けて搾られた繊細で柔らかい味わい! ◇都美人 月 純米吟醸 おりがらみ生原酒 2022BY 1800ml
商品説明
《新年早々に手間を掛けて搾られた限定酒!》
「都美人酒造」の杜氏、山内さんは私の自宅から最も近い所に住んでいらっしゃる杜氏さんです。
実は同い年だったりもします。
って、関係無いですね(笑)
山内さんは京都府南部に住んでいらっしゃるので、造りのシーズン中でも家に帰ろうと思えば十分帰れる距離。
なんですが、シーズン中は一切帰られないそうです。
蔵人さんと一緒で、蔵入りから皆造(かいぞう)までずっと蔵に住み込んでお酒を造られています。
当然、年末年始も蔵です。
お正月も酒造りをされています。
そして、毎年、元日に行われているのが「天秤搾り(てんびんしぼり)」
私も一度天秤搾りに立ち合わせて頂いたことがあるのですが、まあ、ビックリする程手間が掛かってます。
こんなことを新年早々されているって、本当に頭が下がります。
私の元日と言えば、飲んで食べて、初詣に行って、その程度ですから…。
天秤搾りはシーズン中に何度か行われるのですが、元日に搾られたお酒が「純米吟醸しぼりたて」としてリリースされます。
槽(ふね)に醪(もろみ)を敷き詰め、上から圧力を掛けて搾るというのは佐瀬式に代表される槽搾りと全く同じです。
決定的な違いは、約1000kgの石の重みと、てこの原理を利用して天秤で搾るという点です。
2日間掛けてゆっくりと搾られているので、味わいがとても円い。
メチャメチャきれいなお酒に仕上がるんです!
じゃなかったらこんな手間の掛かること、絶対されないです!
この天秤搾り、ジーッと見ていても天秤は全く動いているように見えません。
しかし、時間を置いて作業の合間に部屋を覗くと、浮いていた石が床スレスレまで垂れ下がっています。
こうなったら、石の錘を天秤の先端にずらします。
これを2日間、他の作業と並行して何度も繰り返し、ようやく1本のお酒が搾られます。
じっくり搾られたことによる柔らかい味わい、キレイな中にもきちんと感じられる程よい旨味を感じて頂きたいです!
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 都美人酒造(兵庫県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 要冷蔵 |
メーカーサイト | http://www.miyakobijin.co.jp |
■甘辛:辛口 ■原料米:兵庫県豊岡産五百万石 ■精米歩合:55% ■アルコール度数:14度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |