
桐箱を開けた瞬間から物語が始まる、静かに燃える入魂の雫。 ◇【桐箱入】石鎚 限定大吟醸 無濾過原酒 1800ml
商品説明
《 石鎚の魂、雫に宿る。越智兄弟が挑んだ真精の一本 》
四国の空にすっと立ち上がる石鎚山。
その麓で、今日も小さな蔵の灯りが遅くまで消えない。
蔵を守るのは、若くして蔵を継いだ石鎚兄弟。
仕込みに使うのは、地中深くから湧き出す超軟水の地下水と、
丹精込めて育てられた最高峰の酒米。
山の神が見守る麓で、超軟水と磨かれた酒米が静かに出会う。
その交わりの先にある一滴を、兄弟は一本の瓶に託した。
果たして、グラスの中でどんな表情を見せるのか。
山と水と米、そして兄弟の覚悟が混ざり合った限定大吟醸とは、どのような味わいなのか。
その答えは、最初の一口を含んだ瞬間に、静かに語りかけてくるだろう。
《 特A山田錦と名水を、手仕事だけで極限まで磨いた設計 》
原料米は兵庫県特A地区口吉川産の山田錦。
その中でも、真精にふさわしいランクの米だけを厳選。
徹底した選別の先に、この酒の骨格が生まれます。
仕込みは総米600キロの小仕込み。
この規模でありながら、米洗いは越智兄弟の手作業。
米一粒一粒の肌触りを確かめながら水を含ませ、中心の心白だけが素直に溶ける状態を見極めます。
麹造りは「限界に挑む」長時間製麹。
米の芯までしっかりと麹菌を食い込ませ、山田錦のポテンシャルを引き出します。
香りだけで終わらず、食中を意識した旨味の厚みを狙った麹設計です。
搾りは無加圧の袋吊り。
もろみを小袋に分けて吊り下げ、自然に滴り落ちる雫だけを斗瓶取り。
ポンプもプレスも使わず、重力だけに任せた雫は、雑味成分が極めて少ない澄んだ酒質になります。
搾った雫は瓶燗火入れで素早く火入れ。
その後約一年間の低温熟成を経て、味わいの輪郭を整えてから出荷されます。
できたての尖りを削ぎ落とし、香り・甘味・酸・余韻が一つの線で繋がるタイミングを見計らって世に出される、非常に手間のかかった一本です。
《 石鎚山系の超軟水が描く、やわらかくも芯のある味わいの線 》
グラスに注ぐと、まず感じるのはメロンを思わせる穏やかな吟醸香。
派手さはありませんが、ゆっくりと立ち上がる香りに品の良さがある印象です。
口当たりは驚くほどなめらか。
石鎚山系の超軟水らしい丸みのあるタッチが、舌の上をするりと滑っていきます。
はじめにやさしい甘みがそっと乗り、そのあとで山田錦由来のふくらみのある旨味が静かに広がります。
余韻は長く続きますが、重さを感じさせない透明感のあるキレが印象的。
フルーティーでありながら、食事の邪魔をしないミディアムボディの食中大吟醸と言えます。
推奨温度
【花冷え(5~8℃)】
香りが引き締まり、透明感あるキレが際立つ温度帯。
雫取りらしいピュアさを感じたいときに最適。 まずはこの温度で一口目を試したい。
【涼冷え(8~12℃)】
メロン系の香りとやさしい甘み、旨味のふくらみが最もバランス良く感じられるゾーン。
コース料理のメインを通してじっくり楽しみたい温度帯。
【常温(20℃前後)】
甘みと旨味が前に出て、より柔らかな印象に変化。
香りも開きやすくなるが、輪郭が少し緩むので、じっくり飲みたい二杯目以降におすすめ。
オススメ料理
◎鯛の塩焼き または 鯛の薄造り
鯛の上品な甘みと旨味が、酒のやさしい甘みときれいな酸とよく合います。
塩焼きなら香ばしさが、薄造りなら繊細さが引き立ち、一升瓶でゆっくり味わいたくなる組み合わせ。
◎和牛ローストビーフ または 牛のたたき
和牛の脂の甘みとコクを、酒のなめらかな口当たりと透明感のあるキレが受け止めます。
和洋どちらのテーブルにも似合うペアリングです。
◎おせち料理(数の子・田作り・黒豆など)
甘辛い田作りや、だしを含ませた数の子、ふくよかな黒豆に対し、酒の上品な香りと穏やかな甘みが全体をまとめます。 一年の始まりを祝う一升瓶として、テーブルの中心に置きたい組み合わせです。
《 桐箱を開ける瞬間から始まる、特別な夜のための演出 》
手仕事の密度、雫取りならではの純度、一年熟成の落ち着き。
そこに、越智兄弟が蔵を背負う覚悟が加わって、一本の物語になっています。
桐箱を開けた瞬間に伝わる高揚感。
テーブルの真ん中に置いたときの存在感。
国内外で評価されてきた石鎚の大吟醸設計を、贅沢に一升瓶サイズで楽しめる一本です。
日本酒好きな方への贈答はもちろん、自分たちのハレの日のために用意しておく「家の一本」としてもおすすめできます。
祝いの席。
節目の集まり。
特別な報告をする夜。
そんな場面でこの桐箱を開ければ、その時間はきっと記憶に残ります。
石鎚 限定大吟醸 無濾過原酒。
一本で場をつくる力を持った、一升瓶フラッグシップです。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
気温が低い冬季は必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。(クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。)
保存は可能なら冷蔵庫を推奨します。
常温なら極力光が当たらない場所、そして振動と温度変化の少ない場所に保管。更に長期保存はせず直ぐにお召し上がり下さい。
《 この酒を造る石鎚酒造について。 》
創業は大正9年(1920年)、愛媛県西条市の酒蔵、石鎚酒造。
酒名でもある「石鎚」は、西日本最高峰「石鎚山」から名前をいただいたもの。
兄弟とその家族が中心となり、食中酒を得意とする気鋭の酒蔵です。
愛媛県西条市は、名水百選に選ばれている「うちぬき」と呼ばれる湧き水が広範囲で湧き出る「名水の町」。
石鎚に使われる仕込み水も、「うちぬき」と由来を同じくする石鎚山系の豊富な湧き水で造られています。
そんな軟水から造られる酒は、水の特徴を表した美しく優しい酒。
食事との相性がいいため、地元では割烹など和食の飲食店に重宝されている酒。
手造りによる素朴な味わい。どこか落ち着くいぶし銀のような存在の酒。
穏やかな味わいの中に不思議と人を引きつける魅力を持っている日本酒です。
(文章:佐野 吾郎)
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 1800ml |
| 製造元 | 石鎚酒造(愛媛県) |
| 特定名称 | 大吟醸酒 |
| 原材料 | 米・米麹・醸造アルコール |
| 生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
| 保存 | 静かな冷暗所 |
| メーカーサイト | http://www.ishizuchi.co.jp/ |
| ■甘辛:やや辛口 ■原料米:兵庫県産山田錦 ■精米歩合:35% ■アルコール度数:17度 ■日本酒度:+1.5 ■酸度:1.4 | |





















































