
純米酒の皮をかぶった純米吟醸!山田錦60%の逆襲 ◇石鎚 山田錦 純米 精米歩合60%
商品説明
《 山田錦を贅沢に日常へ!地酒蔵の挑戦が光る純米酒 》
山田錦といえば「特別な酒のための米」。
全国新酒鑑評会に出す大吟醸酒や、贈答用の高級酒に使われることが一般的。
手に入れられる量も限られているため日常酒を造るのは難しいというのが現実。
だからこそ、
「山田錦で、あえて日常用の酒を造ったら…?」
「毎日飲める“旨い山田錦の酒”があったら、最高じゃないか。」
という考えが芽生えてくるもの。
そんな願望を形にしたのが、愛媛・石鎚酒造の挑戦作。
この酒は、兵庫産の山田錦を使いながら、純米酒としてリリースされています。
しかも、ただの純米酒ではありません。
小仕込み、手作業、そして丁寧な“槽しぼり”。
もろみの発酵日数は、大吟醸クラスの長さ。
つまりこれは、「純米酒の皮をかぶった純米吟醸」と言っても過言ではないのです。
いったいどんな味がするのか?
どこまで“山田錦らしさ”が引き出されているのか?
これは、気にならずにはいられません。
次章では、石鎚酒造がこの酒に込めたこだわりをご紹介します。
《 山田錦の旨さを、飾らず、素直に引き出した一本。 》
「山田錦で、毎日飲める純米酒を造ってみたい」
その問いに、真正面から向き合ったのが愛媛県西条市・石鎚酒造。
造り手たちはあえて「純米酒」というスペックにこだわり、手間暇を惜しまず、造りは吟醸酒以上の内容で仕上げました。
原料には、兵庫県産の山田錦を100%使用。
米の味わいを最大限に活かすために、精米歩合は60%。
酵母は、蔵内から分離・培養された石鎚酒造オリジナルの自家酵母。
もろみの発酵日数は、大吟醸と同じレベルの長期発酵。
そして搾りには、古くから使われる「槽(ふね)」を採用。
圧力をかけすぎず、雑味のないきれいな酒質だけを丁寧に絞り出しています。
火入れで瓶詰され、アルコール度数は16度。
日本酒度+1、酸度1.4というやや辛口なスペックは、
飲みごたえとキレの良さを両立し、料理に寄り添う絶妙なバランスを実現。
こうして誕生したのは、
「スペックは純米酒、しかし造りの手間は吟醸酒級」という、うれしい想定外の一本。
きれいな香味と上品な旨味、すっきりとしたキレ味。
派手すぎず、でも確実に“うまい”と感じられる酒。
それが、「石鎚 山田錦 純米 精米歩合60%」です。
次章では、この酒をどう飲めば最高に楽しめるのか?
その魅力をさらに深掘りしていきます。
《 味わい、楽しみ方:食卓の名脇役。冷酒から燗まで一年中活躍 》
山田錦の風格ある旨味と、吟醸仕込みによる洗練された味わい。
この純米酒は、温度帯によって印象を変えながらも、芯のある美しさを保ち続ける“懐の深い酒”です。
冷やから温燗まで、シーンに合わせて楽しめるのも大きな魅力。
その柔軟さこそ、食中酒としての完成度の高さを物語っています。
【優しい冷酒(10~13℃)】
冷蔵庫から出して少し置いた頃がベスト。
清涼感の中にふんわりと山田錦の旨味が花開きます。
香りは控えめながら奥行きがあり、前菜や淡白な料理と好相性。
冷やしすぎないことで、酒の「顔」がきちんと見えてきます。
暑い季節にもぴったりな、涼やかな味わい。
【常温(18~22℃)】
まろやかな旨味とやさしい酸が同時に広がり、バランス感覚が際立ちます。
一口ひとくちが食事の流れを整えてくれるような安心感。
香味のふくらみがあり、酒単体でも楽しめます。
【温燗(40~45℃)】
口当たりがさらにやわらかくなり、米の旨味と酸がじんわり溶け合います。
どこか“ほっとする”味わいに変化し、心も体もほどけるような感覚に。
石鎚酒造が「一年中楽しんでほしい」と語る理由が、燗で飲むとよくわかります。
◎鱧の湯引き
繊細な旨味を引き立てる、やさしい冷酒と好相性。
香り控えめの酒だからこそ、鱧の上品さを邪魔しません。
◎タコの天ぷら
衣の香ばしさとタコの弾力に、温燗の旨味がマッチ。
噛むたびに酒の余韻がじんわり広がります。
◎鯛めし
出汁の風味に、純米酒の旨味がしっかりと寄り添います。
冷酒~常温まで幅広く合わせやすく、食卓を包み込む組み合わせ。
◎今治焼鳥
串ではなく鉄板で焼くご当地焼鳥。タレも塩もパンチあり。
その濃さをきれいに受け止める純米酒の懐の深さが光ります。
気温や気分、料理にあわせて表情を変える山田錦の純米酒。
食中酒としての「柔軟さ」と「芯のある旨さ」は、日常にも特別な日にもぴったりです。
《 飲むたびに、蔵人の誠実さが伝わる純米酒 》
この酒は「山田錦の本当の力を、もっと身近に楽しんでほしい」
という願いから生まれた純米酒です。
派手な香りやインパクトではなく、整った旨味と落ち着きのある風格。
一杯目から最後の一口まで、食卓の流れを壊さない美しさがこの酒の真骨頂です。
冷酒から温燗まで、
料理と一緒に楽しめる柔軟さと安定感。
特に和食との相性は抜群で、繊細な味付けにも、しっかりしたタレ味にもフィット。
気取らず、でも確実に美味い。それが、石鎚の山田錦純米。
この酒が食卓にあるだけで、普段の食事がちょっと楽しく、ちょっと贅沢に変わります。
特別な日の主役ではなく、日常を整える“縁の下の力持ち”として。
料理好きな方、家でお酒を楽しむ方、そして何より“丁寧に造られた地酒”が好きなすべての人に。
一度飲めば、冷蔵庫に常備しておきたくなる。
そんな「頼れる相棒」のような一本です。
《 保存・発送について。 》
この酒は火入れが行われている日本酒ですが、デリケートな商品です。
そのため夏季(猛暑期)はクール便でお送りします。
それ以外の時期は常温配送となります。
クールをご希望の方は「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
常温便をご希望の場合は「常温便チケット」をカートに入れてください。
保存について:スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷蔵庫での保存が難しい場合は、極力光が当たらない場所、振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。その場合できるだけ早くに消費下さい。
《 この酒を造る石鎚酒造について。 》
創業は大正9年(1920年)、愛媛県西条市の酒蔵、石鎚酒造。
酒名でもある「石鎚」は、西日本最高峰「石鎚山」から名前をいただいたもの。
兄弟とその家族が中心となり、食中酒を得意とする気鋭の酒蔵です。
愛媛県西条市は、名水百選に選ばれている「うちぬき」と呼ばれる湧き水が広範囲で湧き出る「名水の町」。
石鎚に使われる仕込み水も、「うちぬき」と由来を同じくする石鎚山系の豊富な湧き水で造られています。
そんな軟水から造られる酒は、水の特徴を表した美しく優しい酒。
食事との相性がいいため、地元では割烹など和食の飲食店に重宝されている酒。
手造りによる素朴な味わい。どこか落ち着くいぶし銀のような存在の酒。
穏やかな味わいの中に不思議と人を引きつける魅力を持っている日本酒です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 石鎚酒造(愛媛県) |
特定名称 | 純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.ishizuchi.co.jp/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:兵庫県産山田錦特等米 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:+1.0 ■酸度:1.4 |
受賞歴・マスコミ紹介
「SAKE COMPETITION 2019」にて純米酒部門銀賞受賞!
今年は「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「吟醸部門(大吟醸含む)」「Super Premium部門」「スパークリング部門」「海外出品酒」の全7部門で審査が行われました。
その中から純米酒部門にて、「石鎚 山田錦 純米 精米歩合60%」が銀賞を受賞しました。