《 米の旨味を感じながらも優しい飲み心地 》
これから芽を出す「種」の様に大いなる可能性を秘めた「蔵人の酒シリーズ」
それがMixseed Series(ミクシードシリーズ）です。
今回はその最後となる第四弾、
石橋伸也氏が手掛ける「自社田　-Hanahubuki88-」です。
八戸酒造の「自社田」で栽培された「華吹雪　Hanahubki」で醸した酒です。

では、「88」の意味は？
精米歩合88％の意味です。玄米を12％だけ磨く、
つまり普段我々が食べている「白米」と同じくらいです。

「米」という漢字を分解すると「八、十、八」そう、「88」です。
この意味は私が勝手に解釈しましたが低精白でもキレイで美味しい日本酒が作れるようになった昨今。

この1本はそれを証明してくれているような存在です。

《 この酒を造る八戸酒造について。近江商人をルーツとする江戸時代創業の酒蔵 》
「陸奥八仙」「陸奥男山」を醸す八戸酒造株式会社は、安永4年（1775年）に創業した酒蔵で、そのルーツを辿ると現在の滋賀県西北部の高島市周辺を出身とする「近江商人」と言われています。

現在の陸奥八仙は、9代目にあたる長男の駒井秀介（ひでゆき）氏が当主。25歳の時に蔵を継いだ秀介氏は新しい世代のための新しい酒造りにチャレンジ。日本酒ファンから注目されているブランドの一つです。

(文章：齋藤 貴秀)