
7年熟成で2千円台。肴により添い、燗でふくらむ。磨かない純米の底力! ◇白露垂珠 円熟 茜 無濾過純米 2017BY【2025年12月蔵出し】
商品説明
《 磨かずに挑む、魚の旨みを引き出す純米酒。 》
静かに暮れてゆく庄内の海。
日本海に沈む夕日が、水面を黄金色に染める。
沖に灯る漁火。陸には月山の影と街の灯り。
港の灯台の灯が、やさしく海を見守る。
そんな情景の中で味わいたい一杯があります。
「白露垂珠 円熟 茜 無濾過純米」。
これは、竹の露が挑んだ純米酒。
磨かず、海の恵みに寄り添う日本酒。
その一杯に、庄内の夜が詰まっています。
では、どんな酒なのか?どんな物語があるのか?
この先で、その答えを見つけてください。
《 蔵付き酵母、深層水、そして7年熟成が導いた、円熟という答え。 》
“削らなくても、美味しい酒はできる。”
この一本には、蔵元・竹の露の挑戦が詰まっています。
製造責任者の相沢政男氏が見出したのは、米の可能性でした。
使用するのは山形県で育てられた酒米出羽ひかり。
この米は、デンプンが米全体に均一に存在し、
他の酒米のように深く磨かずとも、旨味がしっかり残る特性を持ちます。
さらに、雑味の原因となるタンパク質や脂質が少ないため、
米本来の上品な味わいが素直に表現されるのです。
竹の露はその特性を最大限に活かし、
あえて精米歩合66%という“磨かない純米酒”の世界に踏み込みました。
また、仕込みには出羽三山の地下300メートルから汲み上げるシリカを含んだ天然の超軟水を使用。
この自社井戸からの水は、口あたりをやわらかく整え、全体のバランスを支えます。
そして更に、仕込まれてから12度以下で7年間熟成。
時をかけて角がとれ、まろやかで奥深い味わいに仕上がりました。
派手さはなくとも、一品ごとの料理にそっと寄り添い、余韻まで残る旨さ。
それは、蔵の信念が生んだ静かな自信作です。
《 おでんが美味しくなる夜に、自然と手が伸びる一杯。 》
口あたりはやわらかく、後味はすっきり。
冷やでも美味しいですが、特に燗酒で旨味が膨らみます。
温度帯で変化する表情が、この酒の大きな魅力です。
蔵元による飲酒適応温度は5度から48度。
【冷酒(5~12℃)】
すっきりとした飲み口で、清潔感ある後味。
牡蠣や白身魚の旨味を引き立てる涼やかな味わいです。
【常温(18~20℃)】
口に含むと米の旨味がふわりと広がり、全体にやさしく馴染みます。
日常の和食と自然に調和し、晩酌の時間にぴったり。
【ぬる燗~上燗(38~48℃)】
口当たりがとろりとやさしく、旨味が大きく膨らみます。
脂の乗った魚や煮物に合わせれば、滋味深さが際立ちます。
おすすめ料理
◎のどぐろの塩焼き
燗にすることで脂の甘みと香ばしさが引き立ち、極上のマリアージュに。
◎ヒラメやカレイの刺身
繊細な白身の旨味を壊さず引き立て、冷酒で合わせると清冽な余韻に。
◎岩ガキのポン酢添え
海のミネラルと酸味をまろやかにまとめ、酒の透明感が際立ちます。
◎おでん(庄内の玉こんにゃく・タコの足・味がしみた卵)
ぬる燗で味わえば、具材の旨味がふくらみ、心も体も温まる組み合わせに。
《 無濾過・熟成・純米で2千円台という現実! 》
2千円台で買える純米酒が少なくなる今、この「白露垂珠 円熟 茜」は、貴重な一本です。
無濾過・66%精米・7年熟成。
それでいて手が届く価格!
ラベルには、海に沈む夕日と旧酒田灯台。
港町の夜、居酒屋のカウンターで、新鮮な岩ガキや焼き魚とともに。
ひと口で広がる海の香りと、米の優しさ。そんなシーンに調和するデザイン。
ただの晩酌を少し贅沢な時間に変えてくれます。
魚料理の引き立て役として、
地元だけでなく全国の“魚が旨い店”にこそ置いてほしい、そんな純米酒です。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。(クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。)
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る「竹の露」白露垂珠についてのご説明。 》
山形県鶴岡市、日本海の恵みと庄内平野の豊かな大地に育まれた「米どころ」。
ここは歴史と伝統が息づく地域であり、東北随一の霊場「出羽三山」の羽黒山がそびえる地でもあります。
この地で、1858年(安政5年)創業の老舗酒蔵が「竹の露」。
修験僧が集まる羽黒山の年中行事の酒を醸す、修験僧に愛された酒。
蔵の近隣は昔から竹の産地であり、竹林に囲まれた環境で美酒を醸す酒蔵として、いつの頃からか「竹の露」とよばれるように。
地下300メートルまで掘られた井戸から汲み出す無菌超軟水の水脈。
「一升盛麹蓋法(いっしょうもりこうじぶたほう)」という、手間と技術を要する伝
統技法を採用。
この製法で造られた麹は糖化力がとても強く、理想的な発酵が行えるのが特徴。
白露垂珠の酒の特徴は、どの酒も淡麗なのに旨さがあり、後味のキレがよいこと。
芳醇辛口の酒を造ることを得意とする酒蔵です。
そして食中酒として、幅広い料理と併せて楽しむことができる点にあります。
佐野屋のネット通販初期から取引が継続している長い付き合いがある酒蔵です。
(文章:佐野 吾郎)
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 1800ml |
| 製造元 | 竹の露(山形県) |
| 特定名称 | 純米酒 |
| 原材料 | 米・米麹 |
| 生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
| 保存 | 静かな冷暗所 |
| メーカーサイト | http://www.takenotsuyu.com/ |
| ■甘辛:芳醇辛口 ■原料米:出羽きらり ■精米歩合:66% ■アルコール度数:15.5度 ■日本酒度:±0 ■酸度:1.4 | |





















































