《看板商品永遠のアイドルの寒造りバージョン！》
昨年末、「このお酒が無いと年が越せない！」のキャッチコピーで御紹介した「白露垂珠の初搾り」の新年搾りたてバージョン「寒造り新酒」のご紹介です。

「白露垂珠」を醸す「竹の露」は、昔ながらの道具や製法を大事にした酒造りを行う、至って普通の小さな酒蔵。
しかし、毎年行われる全国新酒鑑評会では何度も金賞に輝き、近年ではIWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)でも表彰されるなど、国内外で評価されている実力蔵として知られています。
その「白露垂珠」の酒質の秘密は、長い年月を掛けて地下深くから掘り当てた良質の伏流水。
そして、こだわりの麹造りにあります。

「竹の露」には「一升盛麹蓋法(いっしょうもりこうじぶたほう)」という麹の製法があり、この製法で造られた麹は糖化力がとても強く、余計な雑味が少ない米本来の旨味・膨らみを持つお酒に仕上がり、理想的な発酵が行えるということです。
ただ、その麹を造るには昼夜問わず蔵人が交代で作業を行う、大変な手間と体力が掛かります。
その為、通常であれば蔵の最高峰である鑑評会出品酒用に使われる物なのですが、「白露垂珠」ではその麹を多くのお酒に贅沢に採用しており、今回の「寒造り新酒」にもこの出品酒向け麹が使用されています。

芳醇でありながら淡麗で、旨味の層を幾重にも感じる「白露垂珠」の味わいは、この一升盛麹蓋法と他では得られない仕込み水によって実現したと言っても過言ではありません。

このお酒、今回は山形県庄内地方の冬の風物詩、どんがら汁をイメージして撮影してみました。
新酒ということで、冬から春に掛けての食材との相性はバツグン！
春野菜の爽やかさ、ほろ苦さとも見事に調和。
天ぷらが特にオススメです。
味がしっかりしているのにキレイにまとまった味は淡白な白身のお刺身ともピッタリ合います。
牡蠣と合わせても良いですし、白子のクリーミーな味にも合います。
牡蠣やフグの白子でしたら松前焼き。
鱈の白子でしたら天ぷらやパスタが私のイチオシです！

このお酒が無いと春は来ない！
皆様からの御注文をお待ちしております。

(文章：金巻 忍)