
今、甦る播州の米。秋に寄り添う一本。 ◇純青 辨慶(べんけい) 生もと特別純米
商品説明
《 幻と呼ばれた米で、秋に寄り添う一献を 》
70年の眠りから目覚めた、幻の米が語る物語。
その名は「辨慶(べんけい)」。
かつて播州の風土に育まれ、多くの酒を支えていた米が、ひっそりと姿を消してから70年。
いま、その米が一本の酒としてあなたの前に現れます。
穏やかな香り、なめらかな旨み、そして潔く消える余韻。
懐かしくも新しい、時を超えた味わいが、秋の静かな夜にぴたりと寄り添うはずです。
さあ、かつて播州を支えた米の底力、あなたも確かめてみませんか?
《 播州に眠っていた米の記憶、秋に甦る 》
かつて播州平野で広く栽培され、多くの酒を支えていた酒米「辨慶(べんけい)」。
昭和30年頃を境に栽培が途絶えて以来、長らく“幻の米”とされてきました。
富久錦では、契約農家とともに4年の歳月をかけてこの辨慶を復活。
その米だけを用いて丁寧に醸したのが「純青 辨慶」です。
2021BYから限定的に販売されてきましたが、味の熟成や香味の乗りを重視し、今年から“秋の定番酒”として新たな出発を迎えます。
辨慶が持つ、山田錦とは異なる質の滑らかな旨みとほのかな香り。
それらを最大限に引き出すため、生もと仕込み・無濾過上澄み取りで仕上げました。
今に甦った播州の記憶を、この一本から感じていただけたら幸いです。
《 なめらかさと酸の妙。ふくらむ旨みが余韻を彩る 》
「純青 辨慶 生もと特別純米」は、辨慶という酒米がもたらす、なめらかな旨みとやわらかな酸味が特長です。
香りは控えめながら、口に含むとふわりと広がる蜂蜜のような穏やかな香りが心地よく、後口はキレ良く引いていくメリハリのある味わいに仕上がっています。
おすすめの温度帯は冷酒からぬる燗まで。
冷やすと香味のバランスが引き締まり、ぬる燗では旨みがより豊かに広がります。
開栓後の味の変化も楽しめるため、数日かけてじっくり飲むのも一興です♪
料理との相性も幅広く、和食では、だし巻き卵や、焼き茄子の生姜醤油がけなど。
鶏もも肉の塩焼きや、きのこのバター醤油炒め、カマンベールチーズなどとも好相性♪
豚バラの角煮などの脂ののった料理には、酸が程よく切れ味を添えてくれます。
《 秋の食卓にそっと寄り添う、やすらぎの酒。 》
かつて播州で育まれた酒米「辨慶」が、いま再び酒となり秋の食卓に寄り添います。
滑らかな旨み、やわらかな酸、蜂蜜を思わせる香りが、季節の味覚とやさしく調和。
冷やして、燗で、ゆっくりと変わりゆくその表情は、まるで秋の空気そのものです。
料理を引き立て、会話をなごませ、時間を豊かにする一杯。
特別な夜でなくても、この酒があれば日々にひとつの彩りが加わります。
今年の秋は「純青 辨慶」とともに。
そっと灯るようなひとときのやすらぎをどうぞ。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る富久錦について 》
創業は江戸時代後期、天保10年、1839年。
この地で庄屋を営んでいた稲岡武左衛門(いなおかぶざえもん)氏によって創業。
酒名「富久錦」はおめでたい意味での福から転じて「富久」。
蔵が法華山一乗寺の参道の入り口に位置し、法華山の景色が錦のように美しいことから「錦」。
「富久」と「錦」を合わせて「富久錦」と命名されました。
昭和の最盛期には年間出荷量が1万石(1升瓶換算で100万本)を突破する大きな蔵に成長します。
しかし、世界のワイナリーを見学した蔵元が日本酒の製造方針に疑問を感じ、少量高品質生産へ方針転換。
「純米酒宣言」を行い、純米酒だけを造る蔵に大きく舵を切ります。
平成4年に純米酒化に達成したときは、年間製造量は1500万石まで縮小されました。
蔵が構えられている兵庫県の加西市は、良質の山田錦が収穫出来る日本でも数少ない優れた栽培地域の一つ。
酒造りに使用される全ての米が地元産米です。
高品質な酒、地元に根付いた酒を製造しています。
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 富久錦(兵庫県) |
特定名称 | 特別純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.fukunishiki.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:兵庫県加西市豊倉町営農組合産契約栽培辨慶 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:+2.0 ■酸度:1.8 |