《温かみある白と柔らかな色彩の融合》
古田博世(愛知県)
白いキャンバスに流れる色とりどりの線。きらめくような生命感。
美しい抽象画を思わせる個性的な器に瞬時に魅了されました。
元々芸術短大ご出身の古田さんですが、陶芸の扉を叩いたのはずっとあと。
この美しい作風を確立されながら「まだまだ新人」と自己紹介いただいて本当に驚きました。
生活に彩りを添えてくれる器のさらなる進化が楽しみな作家さんです。
美しく整った色かたちと共存する親しみやすさは、晩酌の時間をさらにリラックスさせてくれるでしょう。
-----シニアソムリエ:佐野雅子----
【経歴】
1972年 |
愛知県名古屋市出身 |
毎日の食卓が少しでも楽しくなるようなそんな器を作ってみたいと思って陶芸に励んでいます。
磁器の白さが好きで、磁土を使用した作品を主に制作しています。
顔料を加えた色土を作り、白い磁土に色土を練り込み、ロクロで成形することで自然な模様を仕上げています。
色とりどりの模様がリズミカルに弧を描く様を「風」にみたてて季節に合わせた色彩になるように制作しています。
「日常の生活に彩りを添える」をコンセプトに器を作り続けていきたいと思っています。
古田博世