《 三重という土地が語る、山田錦の純粋な味わいをあなたへ 》
清水清三郎商店が手がける「作」シリーズの中でも通常ラインナップとは一線を画す1本。
三重県で収穫された「山田錦」だけを使い、その土地の個性を瓶の中に閉じ込めている。
作というブランドが大切にしてきた澄んだ味わいはそのままに、
山田錦という品種の持ち味を丁寧に引き出した仕上がり。
蔵のある「三重県」産の「山田錦」で醸した「地酒」を意識したものとなっております。

《 磨きと技術が生み出す、緻密な味わいの設計図 》
使用する米は三重県産山田錦を100%。
使用する米の特徴をあまり前面にださない日本酒を出している蔵だけに異色の存在です。

飲み口には軽快さの中にもしっかりとした充実感がある。
山田錦が生み出す香りは控えめで上品。派手さを避け、じっくりと広がる芳香が心地よい。
味わいの中心にあるのは、米由来のふくよかさ。
それでいて重たくならず、後口はすっと消えていく。
この繊細なバランス感覚こそが、蔵元が長年培ってきた技術の結晶だ。

冷やして飲むと、清涼感のある香りが立ち上る。口当たりは滑らかで、舌の上を優しく流れていく。
中盤から現れるのは山田錦らしい丸みのある旨味。甘味と酸味が調和しながら、口の中に広がる。

飲み込んだ後の余韻は長すぎず短すぎず、程よい長さ。
温度を上げれば米の風味がより鮮明になり、別の表情を見せてくれる面白さがある。
料理との組み合わせでも柔軟に対応し素材の味を邪魔せずに寄り添う懐の深さを持つ。

何杯飲んでも飽きのこない、完成度の高いこの1本もあなたの是非、手に取ってください。

《 保存・発送について　常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。

ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所を推奨します。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存を推奨します。

《 「作」を造る清水清三郎商店について 》
清水清三郎商店は明治2年、海に近い鈴鹿市若松地区に創業した酒蔵です。
創業者の清水清三郎氏は、網元(あみもと)と呼ばれる漁網や漁船を所有する経営者でした。
蓄えた資金を元に酒造業界に進出したのが始まりではないかと伝えられています。

この地域は鈴鹿山脈からの清冽な伏流水が得られ、伊勢平野からは酒の原料である米が豊富に手に入ります。
さらに造った酒を江戸や大坂へ輸送するための海上交通の港もあり、酒造りにおいてとても恵まれた土地。
かつては多くの酒蔵が並び繁栄していたそうですが、現在では清水清三郎商店が鈴鹿市で唯一の造り手です。

2000年11月、現在の主力銘柄となる「作（ざく）が誕生。
その人気はうなぎのぼり。年々生産量が増え、通年で酒造りを行う四季醸造体制で製造するに至ります。
年間通してフレッシュな新酒が蔵出し酒蔵として更に人気を博しています。

(文章：齋藤 貴秀)