《若さが楽しめるのは今だけ！お口の中から幸せが溢れ出す！》

日本酒は料理を美味しく、食事をより豊かにしてくれる酒。

そう教えてくれた酒が「遊穂の山おろし純米」

私の「遊穂」デビューの酒です。

私が業界に入って間も無い頃、お恥ずかしい話、山おろしと山廃の区別も付いて無かった頃の話です(笑)

当時の裏ラベルには相性の良い料理が手書きで記載されていました。

裏ラベルの情報を元に出来上がった料理と「遊穂の山おろし純米」を合わせる。

あの時に感じた口いっぱいの幸せ、一体感、感動。

その経験が私の「遊穂愛」の始まりでした。

「遊穂の山おろし純米」って、熟成感がしっかりあって、ドッシリした酒なのです。

飲んでみると意外と軽やかだったりもするのですが。

今回の生原酒はお客様や酒販店側からの要望で特別に採られている若い酒です。

熟成前の生原酒を注文分だけ瓶詰めされています。

若さ故の苦味や渋味も感じられますが、それを逆手に取ると、春や初夏の野菜と合わせやすいのです！

山菜の天ぷらや筍、アスパラガスなど、食べたい物が次々に浮かんで来ます。

こういう食材には若くてエネルギッシュな酒を合わせるのが一番です。

冷酒で飲まれる方が多いとは思いますが、お好みで燗もお楽しみ下さい。

日本酒は究極の食中酒。

私は信じています。

そんな風に思えるようになったのも「遊穂の山おろし純米」との出会いがあったから。

是非、皆様にも飲んで頂きたい。

日本酒の素晴らしさを気軽に楽しく味わえる酒です。

(文章：金巻 忍)