
◇玉川 TAMAGAWA Reserved (タマガワ リザーブ) (10月24日以降より出荷予定) 500ml
商品説明
●当商品は10月24日以降より出荷予定です。
●予約商品は出荷予定日が変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
●お届け日を指定されてもお約束は出来かねます。
●全ての商品が入荷し、揃ってから御一緒にお届けさせて頂きます。
●「即納商品だけを先にお届け希望」の場合、それぞれ個別にご注文ください。
《 新商品 TAMAGAWA Reserved 玉川会に参加した酒販店だけが先行販売! 》
2025年10月19日
京都で開催された玉川会で発表された新商品。
それが「Reserved」。
この酒は玉川会に参加した酒販店のみが先行して仕入れることが出来る酒。
会に参加した酒販店には早々に蔵出し。
参加していない酒販店は12月1日出荷。
当店にはまもなく入荷する予定。
お客様へのお届けは25日以降で早速ご予約を開始しました!
《 この酒は従来の日本酒の枠の中には当てはらない。 》
私は玉川会から帰ってきて早々に、スタッフの前で「TAMAGAWA Reserved」の話をしました。
これから書く文章がその時の話です。
この酒は従来の日本酒の枠の中には当てはまりません。
米と麹を発酵させて造った純米酒。
酒税法的にも日本酒です。
しかし従来の日本酒の枠を超えた、日本酒以外の酒といっても過言ではありません。
店主の私でも過去に経験した事がない味でした。
多くの皆様にとって、過去に体験したことがない味になるかと思います。
味覚というのは味の学習です。
はじめて体験する味というのは、多くの人は困惑します。
そこに「甘み」のようなポジティブな味が混ざっていたら、味の経験則から理解しやすい味に変わります。
しかし知っている味の要素が少ないと最初は味を理解できず困惑します。
玉川会には玉川を強く愛している酒販店が多く参加しています。
そんな玉川を強く愛する酒販店の店主がこの酒をきいて、放った一言が「むずかしい」。
その言葉が、この酒の姿の一部を表していますが、そこで収まらないのがこの酒の凄さ。
《 ブレンドの力、今までの長期熟成酒とは違う存在 》
色は、薄口醤油のような色。
かなりの長期熟成酒が主体となっています。
しかし、今まで経験してきた長期熟成酒とは違うのです。
長期熟成酒で有名な岐阜のダルマ正宗のように、長期熟成を視野に入れ甘みを持たせて造られた長期熟成酒とは味が異なります。
そこがブレンドの力だと思うのです。
上記熟成酒だけで構成されていないのです。
そのため、単なる長期熟成酒の味ではなく、もちろん若い酒の味でもない。
私がこの酒を飲んで思ったことが、江戸時代以前に存在していた長期熟成酒。
それは、沢山飲むための酒ではありません。
かつて、日本酒はとても高価でした。
普段から透明な酒はそう飲めなかったくらいなので、長期熟成酒となれば尚更です。
大事にずっとストックしていて特別な時に1杯、2杯だけ飲む。
TAMAGAWA Reservedも、同様に一度に沢山飲むような酒ではありません。
開封後も長期間ストックし、メインでは通常の酒を飲みながら、時々一杯か2杯程度を飲む酒。
開封後の耐性は鬼のように強い。
飲む温度も自由、冷酒から熱燗まで。どの温度帯でも味が負けることはありません。
《 時間が経つとまた口にしたくなる、中毒性がある味。 》
そしてもう一つ特徴があります。
それは「中毒性」が持つ味です。
ラーメン二郎とか蒙古タンメン中本には中毒性があると言われています。
それに似ていますが、時間が経つとまた口にしたくなる味。
不思議な味だったけどもう一度飲みたい。
そう思う要素を持つ酒だと思います。
いずれにせよ初心者の皆様にはオススメはしません。
一般的な日本酒をお求めの方にもおすすめしません。
玉川の大ファン、日本酒の大ファンで味の好奇心が旺盛な人。
長期熟成酒の味に興味を持つ人。
江戸時代以前の人々が飲んでいたかもしれない長期熟成酒のロマンを感じる人。
そういう方が手に取られると「特別な日本酒」になる酒だと思います。
私がこの話をスタッフ一同の前でしたところ、「どのような酒なのか飲んでみたい!」
という返事がスタッフ一同から返ってきました。
TAMAGAWA Reservedは万人受けする日本酒ではありません。
しかし、私の話をきいて飲みたいと思った皆様は是非ご注文ください。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る木下酒造とは 》
天保13年(1842年)、日本海に面した京都府京丹後市久美浜で創業した180年以上の歴史を持つ蔵元。
この地域は高級ブランド蟹「間人(たいざ)蟹」で有名。
冬は蟹料理を食べさせてくれる宿が多く、料理にあう食中酒を造ってきた蔵元です。
《 この蔵の製造責任者 フィリップ・ハーパー氏とは 》
この蔵ではイギリスのコーンウォール出身という異色の杜氏が酒を造っています。
1988年、日本の英語教師派遣プログラムで中学校教師として来日。
懇親会の居酒屋で日本酒と運命的な出会いが。その後、任期が過ぎたあとも日本に残り奈良県の酒蔵で蔵人として酒造りに従事。2001年に南部杜氏の資格を取得。2007年に木下酒造の杜氏になりました。
酒造歴30年以上、杜氏歴20年以上のベテランです!
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 500ml |
製造元 | 木下酒造(京都府) |
特定名称 | なし |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.sake-tamagawa.com/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:非公開 ■精米歩合:66% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |