《　ロックでも炭酸でも、夏に本気の旨口。芳醇な香りとともに飲み干せ！　》
蔵から車で約30分。
和歌山市にある磯ノ浦は、関西でも屈指のサーフスポット。

遠浅で初心者も入りやすく、夏場には多くのサーファーで賑わいます。
駅からも近く、アクセス抜群。豊かな自然と開放感、ゆったりとした空気が魅力です。

そんな磯ノ浦にほど近い岩出市で酒を醸す吉村秀雄商店が造る夏酒。
それは「波乗り」をテーマにした一本！。その名も《波乗り車坂 山廃本醸生原酒》。

これは磯の浦のサーファー達に愛されている日本酒なのか？
夏の浜焼きにぴったりな酒なのか？

ラベルには水色の波模様。
まさに「夏の海の物語」が瓶の中に詰まっています。
次の章で、その正体に迫ります。

《　熱く語るより、冷たく楽しめ。濃厚で爽快。夏の自由な食中酒。　》
「波乗り車坂 山廃本醸生原酒」は、吉村秀雄商店が手がける、夏季限定の本格派日本酒。
しっかりとした味わいと、パワフルな切れ味を兼ね備えた一本です。

ロックや炭酸割りなど、自由なスタイルで楽しめるように、
アルコール度数は18.6%とやや高め。
味の濃い夏料理にも負けない、骨太な酒質が魅力です。

原料米は五百万石。精米歩合は65%。
火入れを一切行わない生原酒を、蔵内で5ヶ月低温熟成。
山廃仕込みならではの酸の厚み、旨味の幅。
そして発酵由来の乳酸と熟成による複雑な香り。

フルーツのような甘やかさと、ナッツや干し葡萄。
そしてシナモンを思わせる熟成香が絡み合う、
甘やかさと熟成由来の深みが共存した、奥行きある香味。

水色に描かれた波模様のラベルは、
夏の海と自由な酒スタイルを象徴しています。

気取らず、だけど本格的に。この酒で夏を飲みこなせ！

《　味わい・楽しみ方：ロック、炭酸、水割り。すべてが正解。　》
この酒は、濃厚な旨味と高めのアルコール度数、
そして山廃由来の酸を併せ持つため、
自由で幅広い楽しみ方ができます。

ひと口含むと広がるのは、完熟バナナやアプリコットのような果実香。
そこに重なる干しブドウやナッツ、シナモンのような熟成香。
乳酸由来のまろやかさが全体を包み込み、
飲み口には力強い旨味としっかりした酸。
その酸が後味をシャープに締めてくれます。

おすすめの飲み方は冷酒、オンザロック、炭酸割り。
暑い季節には氷を浮かべて、クールダウンを。

料理との相性も抜群です。
・ホタテの浜焼き：香ばしさと酒の熟成香がピタリと合います。
・うなぎの蒲焼：脂の甘みと酒の酸が絶妙にマッチ。
・焼きトウモロコシ：甘みと焦げの香りが酒の香りを引き立てる。
・味噌漬けチーズ：発酵食品同士の深い結びつき。

さらに裏技として、秋以降の楽しみ方もおすすめ。
冷蔵庫で保存して、秋口に常温やぬる燗で。
夏の顔から、秋冬の奥深さへと変化する姿も、この酒の魅力の一つです。

《　酒と波。どちらも一期一会の出会い。　》
「波乗り車坂 山廃本醸生原酒」は、
酒の濃さと自由・自然を愛する上級者向けの夏酒です。

サーファーのように自由に、
料理に合わせて波に乗るように楽しんでほしい。

冷えた瓶を浜焼きの横に置けば、
そこはもう、夏の宴のはじまり。

強い酒が好きな人、熟成香が好きな人、
自由な飲み方を楽しみたい人。
自由なお酒の楽しさを知っている方に、ぜひ味わっていただきたい一本です。

《　保存・発送について　クール発送（500円）です　》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
クール便にて発送いたします。

ただし常温便での発送をご希望の場合は
「常温便チケット」をカートに入れてください。（クール料金は発生いたしません。）

いずれの発送方法でも商品到着後は要冷蔵でお願いします。

《　「車坂（くるまざか）」を造る吉村秀雄商店とは　》
和歌山県北部の岩出市。
北部には和泉山脈、南部には紀ノ川が流れるこの地域では農作物が豊かな土地。
岩出市の観光名所には有名な根来寺(ねごろじ)があります。
その岩出市で1915年（大正4年）、吉村秀雄氏によって創業した酒蔵が吉村秀雄商店です。

創業当時の酒名は「根来桜（ねごろざくら）」。昭和の時代に「日本城（にほんじょう）」。
これら銘柄を経て、現在の「車坂」が誕生します。

2012年、先代の杜氏の勇退に伴い、能登杜氏組合から来た藤田晶子氏が杜氏に就任。
能登杜氏の初の女性杜氏である藤田杜氏と造り手が一丸となった酒造りを続けています。

(文章：佐野 吾郎)