《　白い米と黒い麹が奏でる、甘酸っぱくも美しい酒　》
透き通るような白さを持つ飯米「ミルキークイーン」。
本来は食卓を彩るごはんとして親しまれてきたこの米に、焼酎で使われる“黒麹”という異色のパートナーを重ね合わせて、日本酒へと昇華させたのが、京都・丹後の蔵元「白杉酒造」。
その挑戦から生まれたのが、「BLACK SWAN（ブラックスワン）」です。

白い世界にふと現れる黒の存在が目を奪うように、この酒もまた、穏やかな中に強い個性を秘めた逸品。
熟した果実のような甘酸っぱさと、自然由来のクエン酸が奏でる酸味が、繊細かつ鮮烈な印象を残します。
ただ飲みやすいだけではない、米の可能性を問い直す、唯一無二の体験がここにあります。

《　踊り狂う酵母の鼓動。発酵の舞台が描く黒鳥の物語　》
地元の飯米「ミルキークイーン」と、焼酎に使われる黒麹。
この異色の組み合わせから生まれた「BLACK SWAN」は、京都・丹後の蔵元「白杉酒造」が挑んだ、日本酒の常識を超える作品です。

その名の由来には、ある映画のタイトルと、日本酒造りの中で行われるある工程が関係しています。
白い米「ミルキークイーン」と黒麹の出会いによって始まるこの酒の仕込みは、酵母が泡を立て、発酵を進める“踊り”の段階で一変します。
通常12℃前後で穏やかに行う工程を、あえて25℃に設定。
すると酵母たちはまるで踊り狂うように激しく発酵し、プチプチと音を立てて泡を噴き上げます。
その様子に、映画「ブラック・スワン」の中で、美しさの裏に潜む狂気を体現したバレリーナの姿が重なったのです。
こうして「BLACK SWAN」という名の酒は誕生しました。

《　甘酸っぱくて華やか、なのに芯がある。ワイン好きも虜にする日本酒　》
クエン酸を豊富に生む黒麹の力によって、「BLACK SWAN」は他の日本酒にはないフルーティで甘酸っぱい酸味を持ちます。
口に含んだ瞬間に広がるのは、完熟した柑橘類やベリーを思わせるような華やかで明るい酸。
そこに「ミルキークイーン」由来のやわらかな甘みとまろやかな質感が重なり、軽やかで親しみやすい飲み口に仕上がっています。
日本酒らしい重さはなく、それでいて芯のある印象を残す“飲むほどに惹かれる”酒です。

楽しみ方としては、まずはよく冷やしてワイングラスで。
その甘酸っぱい香りとみずみずしさをしっかり感じることができます。
また、氷を浮かべたロックや、ソーダ割りにすれば、カクテル感覚での新しい日本酒体験に。
日本酒が苦手という方にも、自信を持っておすすめできる飲み方です♪

料理との相性も抜群で、さっぱりとした和食や、塩気のある洋風おつまみとも好相性。
例えば、フルーツと合わせた生ハム、鶏むね肉の梅しそ和え、チーズなどが引き立て役に。
また、タレ系の焼き鳥や唐揚げなど、意外にもしっかりとした味付けの現代食ともマッチします。

お酒好きはもちろん、日本酒ビギナーやワイン好きにも新鮮な驚きを与える逸品です！

《　日本酒という舞台に舞い降りた、限られた季節にだけ現れる“黒い白鳥” 》
お酒好きはもちろん、日本酒を飲みなれていない方やワインを愛する方にも。
「BLACK SWAN」は、その甘酸っぱく洗練された味わいで、飲む人に新鮮な驚きと心地よい余韻を届けます。
白い米と黒い麹が織りなす、ただ一つの物語。
発酵の“踊り”から生まれたこの一杯は、まるであなたの心に静かに舞い降りる黒い白鳥のよう。

少し特別な夜に。
気の合う人と語らうひとときに。
あるいは、自分自身と向き合う静かな時間に。
「自分らしく楽しむ」ための酒として、この一杯はきっと寄り添ってくれます。

しかもこの味わいは、限定醸造。
出会えるのは、ほんのわずかな時間だけ。
一期一会の一杯を、どうぞあなたの五感でお確かめください。

《　保存・発送について　クール発送（500円）です　》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
クール便にて発送いたします。（クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。）

ただし常温便での発送をご希望の場合は
「常温便チケット」をカートに入れてください。（クール料金は発生いたしません。）

いずれの発送方法でも商品到着後は要冷蔵でお願いします。

《　白木久を造る白杉酒造とは。　》
白杉酒造は、京都府京丹後市旧大宮町にて、安永5年（1777年）から続く長い歴史を持つ酒蔵です。
この蔵の大きな特徴は、日本酒造りに使われる「酒造好適米」ではなく、私たちが日常で食べている「食用米」のみを原料として使用している点にあります。

「炊き立てご飯の美味しさを日本酒で表現する」という独自のコンセプト。
日本人にとってのソウルフードである白いご飯のように、ふくよかで温もりを感じる味わいを日本酒で実現しようと挑戦しています。

白杉酒造が手がける「白木久（しらきく）」は、料理と共に楽しむ「食中酒」としても高く評価されており、素材へのこだわりとチャレンジ精神旺盛な酒造りで多くのファンを魅了しています。
伝統と革新を融合させた注目の酒蔵です。

(文章：藤井 昇)