《　雪の夜にしゅわっと咲く、ピンクラベルのにごり酒。　》
外は冷たい冬の風。
食卓には鍋や唐揚げ、チーズやグラタン。
そんな夜に栓を開けた瞬間、グラスにふわりと広がるのは、
綿あめのような甘い香りと、雪景色を思わせる白いにごり。

「大那 特別純米 にごり酒 生酒」は、
那須の田園地帯で育った五百万石と、蔵に棲む技術と情熱が生んだ、冬限定の活性にごり酒です。

ピンクのラベルが示す通り、味わいは優しくチャーミング。
それでいて、しゅわっと爽やかなガス感としっかりした米の旨味が、
大人の時間を少しだけ“遊び心のあるひととき”へと変えてくれます。

《　大那らしい「那須の恵み」が詰まった、活性にごりスタイル。　》
「大那（だいな）」という名には、
「大いなる那須の大地の恵みが育んだ手造り清酒」という想いが込められています。

このにごり酒も、もちろん那須産の契約栽培・五百万石を60％まで磨いて仕込んだ、特別純米の生酒。
搾ったまま火入れをせずに瓶詰めし、瓶の中でも酵母がゆっくり発酵を続ける活性タイプの一本です。

そのため、自然に生まれた二酸化炭素によるしゅわしゅわとしたスパークリング感が楽しめるのも、この酒ならではの魅力。
特製のガス抜き栓を採用しており、吹きこぼれを防ぎつつ、活きたおいしさを閉じ込めています（横倒し厳禁）。

冬の限定出荷、数量にも限りがあるため、
「年末年始の乾杯用に毎年楽しみにしている」というファンも多い一本です。

《　ミルキーなジューシーさとキレの良さ。二度おいしい“味変にごり”　》
グラスに注ぐと、やや薄濁りの液体に、雪のような白さがゆらぎます。
香りは綿あめやラムネ、炊き立てご飯を思わせる、どこか懐かしい甘い香り。

ひと口目は、まずしゅわしゅわとした発泡感が舌をくすぐり、
ふっくらとした甘さと柔らかな米の旨味がじんわりと広がります。
後半には乳酸系の酸味とかすかな渋み・苦味が寄り添い、
甘さをきちんと切ってくれるキレの良いフィニッシュ。

この酒は「味変」の楽しみ方の一つ。
まず瓶を静かに立てたまま、
上澄みのクリアな部分だけをそっと注いで“スパークリング清酒”のように楽しむこと。
そのあと、瓶をやさしく揺らしてにごりを混ぜれば、
一気にミルキーさとコクが増し、「2杯目はまろやかクリーミー」な味わいに変化します。

ペアリングは、唐辛子を効かせた鍋料理や、スパイシーな唐揚げ、チーズ系料理など、
辛みやコクのある料理との相性が抜群。
冷酒はもちろん、あえて少し温度を上げてぬる燗にすれば、
乳酸系のまろやかさが前に出て、また違った表情を見せてくれます。

《　酒器は「シロクマの熊五郎」がオススメ！　》


もしお手元に当店で販売している「シロクマの熊五郎」グラスがあれば、白く濁った大那を注いでください。

クマが温泉に浸かっている様子を眺めながらお酒を楽しむことが出来ます！

そんな遊び心あふれる時間も、きっと気に入っていただけるはずです。

《　日本酒ビギナーから通好みまで。冬の食卓に“遊び心”を添える一本。　》
「日本酒＝辛口の熱燗」というイメージを持っている方ほど、
この白くてしゅわしゅわのにごり酒に驚かれるかもしれません。

甘口寄りで飲み心地がやさしく、
スパークリングワインや甘酸っぱいチューハイが好きな方にも、すっとなじむ味わい。
一方で、米の旨味や後味のキレもしっかり備えているので、
すでに日本酒を飲み慣れた方にも、「ちゃんと旨い」と感じてもらえるバランスに仕上がっています。

初めてにごり酒に挑戦するビギナーの方、
Z世代の“映えも味も楽しみたい”層、
そして毎年の大那の季節酒を楽しみにしている日本酒ファンまで。

冬の食卓を、少しだけにぎやかに、少しだけ甘く、そして爽やかにしてくれる一本です。
年末年始のギフトや、ホームパーティーの差し入れにもぜひどうぞ。

《　保存・発送について　クール便で配送します　常温チケットによる常温配送は出来ません　》
この酒はビンの中で酵母が生きた状態の酒です。温度が上がると酵母が活性化するためクール便発送になります。
常温チケットをカートにいれても、この酒に関してはご要望にお応えできません。
到着後も冷蔵庫での保存をお願いします。

《　大那を造る菊の里酒造について。　》
江戸時代末期、薩長同盟が締結された年、1866年(慶応2年)
初代の阿久津傳一郎(あくつでんいちろう)蔵元は、良質な水を探し現在の地に辿り着き酒造りを開始。

そして現在は８代目となる阿久津 新(まこと)蔵元。
東京農業大学の醸造学科を卒業後、食品会社に就職した後に蔵に戻り８代目を継ぎました。そして誕生した銘柄が「大那」。
「大いなる那須の大地の恵みが育んだ手造り清酒」という言葉から「大」と「那」を取り命名した酒名です。

那須の大地に広がるのどかな田園風景。自然環境に恵まれた土地で酒造りを続けています。

(文章：佐野 吾郎)