
蛍の光が語る、澄みきった自然と清らかな酒造り。 ◇大那 特別純米 夏の酒 蛍(ほたる)
商品説明
《 清らかな水に育まれた、自然と寄り添う夏の酒。 》
蛍が舞う。
それは音のない光の会話。
夏の夕暮れ、小川のせせらぎを背に、そっと光る命が静けさに浮かぶ。
この酒は、そんな景色の中で生まれた。
栃木・大田原の酒蔵「菊の里酒造」。
初夏になると、蔵の裏を流れる小川には、無数の蛍が姿を現す。
蛍は清らかな水にしか棲めないといいます。
つまり、蛍が舞うということは、自然が生きているという証でもあるのです。
その自然が育んだ伏流水と、地元産の酒米「ひとごこち」。
この二つが出会って生まれたのが、
「大那 特別純米 夏の酒 蛍(ほたる)」です。
では、この酒はどんな味なのか。
どんな香りで、どんな時間に、どんな料理と一緒に楽しめるのか。
続きを読んでいただければ、きっと飲みたくなります。
《 この一本で、那須の涼を届けたい、そんな想いから。 》
「大那 特別純米 夏の酒 蛍(ほたる)」は、菊の里酒造が手がける夏季限定酒。
その味わいには、自然と共に生きる蔵人たちの姿勢と、地域の清らかな恵みが込められています。
使用する原料米は、蔵元が信頼を寄せる栃木県那須産の「ひとごこち」。
精米歩合は55%。
雑味を抑えつつ、米のふくらみとやさしさをしっかりと残しています。
仕込み水は、蛍も生きる那須山系の伏流水。
清冽でやわらかな水が、この酒の繊細な輪郭を支えています。
酵母には、爽やかで穏やかな香味を引き出す明利小川酵母を使用。
アルコール度数は15度、日本酒度は+3、酸度は1.3と、バランスよく設計されています。
やや辛口の仕上がりで、夏の食事にそっと寄り添う食中酒スタイルです。
また、この酒は一度火入れの「瓶貯蔵」タイプ。
常温での保存が可能なので、贈答用にもぴったり。
蛍があしらわれた涼やかなラベルデザインは、父の日のギフトや夏の贈り物としても高く評価されています。
目立たずとも、食卓をしっかり支えてくれる、
そんな誠実で美しい一本です。
《 飲み方・楽しみ方:涼やかに香り、やさしく広がる。夏を彩る理想の一杯。 》
この酒の第一印象は、清涼感ある華やかな香り。
まずは乾杯のグラスに注いでみてください。
一口目の爽やかさが、夏の幕開けを演出してくれます。
とはいえ、それだけではありません。
「大那 夏の酒 蛍」は食中酒としての完成度も非常に高く、
やわらかさと辛さのバランスが絶妙なため、料理の味を引き立ててくれます。
おすすめの温度帯は、しっかり冷やしてから。
冷蔵庫から取り出してすぐのキリッとしたシャープさも魅力ですが、
時間の経過とともに少しずつ温度が上がることで、旨味がじんわりと広がっていきます。
冷酒から常温へと変わる中で生まれる味のグラデーションは、この酒ならではの楽しみ方です。
相性の良い料理は多彩ですが、特におすすめは以下の4品
●鶏の塩焼き:シンプルな塩味に酒のやわらかい旨味が寄り添い、余韻にキレを加えます。
●真鯛の昆布締め:繊細な旨味と酒の香りが見事に重なり合い、後味のキレが上品さを際立てます。
●鮎の塩焼き:香ばしさと苦味に、涼やかな辛口の酒がぴたりと重なります。
●冷製ラタトゥイユ:夏野菜の甘味と酸味が酒の軽快さにマッチし、清涼感をより際立たせます。
こうした季節の料理とともに味わえば、夏の夕食が少し特別な時間へと変わるはずです。
まさに“夏の食卓の名脇役”、それがこの酒のポジションです。
《 蛍の光に誘われて辿り着く、心が澄み渡る夏の酒。 》
蛍を見たのは、いつのことだったでしょうか。
子どもの頃は、近所の小川にも、田んぼのあぜ道にも、その光がありました。
でも今、蛍の姿を見られる場所は、どんどん少なくなってきています。
そんな中でも、蛍が舞い飛ぶ風景を守り続けているのが、この酒の生まれた土地。
だからこそ「蛍」という名がついたこの酒には、
清らかな自然を守り、次代へ届けたいという蔵の想いが込められているのです。
この酒は、特別な日にだけ飲む酒ではありません。
けれど、“ちょっといい時間”を過ごしたいと思ったときに、そっと寄り添ってくれる。日常をほんの少し、豊かにしてくれる一本です。
贈り物にしてもいい。
夏の夕暮れに、一人で静かに味わってもいい。
この酒が、「あなたにとって、出会えてよかった酒」になることを、私たちは願っています。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 大那を造る菊の里酒造について。 》
江戸時代末期、薩長同盟が締結された年、1866年(慶応2年)
初代の阿久津傳一郎(あくつでんいちろう)蔵元は、良質な水を探し現在の地に辿り着き酒造りを開始。
そして現在は8代目となる阿久津 新(まこと)蔵元。
東京農業大学の醸造学科を卒業後、食品会社に就職した後に蔵に戻り8代目を継ぎました。そして誕生した銘柄が「大那」。
「大いなる那須の大地の恵みが育んだ手造り清酒」という言葉から「大」と「那」を取り命名した酒名です。
那須の大地に広がるのどかな田園風景。自然環境に恵まれた土地で酒造りを続けています。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 菊の里酒造(栃木県) |
特定名称 | 特別純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | https://www.daina-sake.net/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:栃木県那須産ひとごこち ■精米歩合:55% ■アルコール度数:15.2度 ■日本酒度:+3.0 ■酸度:1.3 |
