
「米を変える!」 車坂が7季目に下した決断。 ◇車坂 生もと純米酒 生酒
商品説明
7季目、車坂の生もとが米を変えた。
五百万石から、無農薬栽培の雄町へ原料米を一新。
岡山県倉敷「まめ農園」が育てた雄町を100%使用。
雄町のふくらみを生かしながら、甘さを残さない後口。
甘酸っぱさと程よい厚み、後半は酸が効いてきれいに切れる。
冷酒から常温まで楽しめ、ぬる燗ではさらに味わい豊かに。
生もと初心者から飲み慣れた方まで楽しめる懐の広い一本。
《 五百万石から雄町へ。7季目の車坂、生もとの新章。 》
車坂が生もと造りに取り組んで、7季目。
その節目に、これまでこの酒を支えてきた原料米が変わりました。
2024BYまで使用していたのは、石川県で育てられた無農薬栽培の五百万石。
そして2025BYから、新たに選ばれたのが岡山県倉敷で育てられた無農薬栽培の「雄町」です。
五百万石から雄町へ。
同じ生もと純米酒の名前を掲げながら、その中身では大きな転換を迎えました。
長い歴史を持ち、豊かな味わいを生み出す酒米として知られる雄町を、車坂はどう酒にするのか。
7季目の生もと、新しい章の始まりです。
《 車坂が次の相棒に選んだ「まめ農園」という存在。 》
原料米が変わった背景には、一人の米農家の引退がありました。
これまで五百万石を育てていたのは、吉村秀雄商店の元蔵人でもある筧(かけい)さん。
石川県で無農薬栽培された五百万石が、長く車坂の生もとを支えてきました。
その元蔵人の引退を受け、蔵が次に出会ったのが、岡山県倉敷で無農薬の雄町を育てる
「まめ農園」の目黒さんでした。
蔵が圃場を訪れたのは、ちょうど雄町が出穂を迎えた頃。
胸の高さまで伸びた雄町と、その向こうに広がる景色。
藤田晶子杜氏は、その光景が今も記憶に残っているといいます。
人から人へ。五百万石から雄町へ。
車坂の生もとを次につなぐ、新しい相棒との出会いでした。
《 「雄町は車坂に合うのか?」杜氏にも迷いがあった。 》
杜氏にとって、雄町は以前から興味を持っていた酒米でした。
それでも、すぐに「雄町で造ろう」とはなりませんでした。
雄町は、甘味や味わいにボリュームが出やすい酒米。
それは車坂が目指す酒質に合うのか。飲み疲れする酒にならないか。
その考えを動かしたのが、まめ農園の雄町でした。
この米から造られた酒に感じた、共通する「透明感」。
その個性を引き出せれば、雄町の豊かな味わいを生かしながら、車坂が大切にする「旨味とキレ」を表現できる。
そう考え、新たな挑戦を決めました。
雄町を使って、車坂らしい酒を造る。
その狙いは、実際の酒にどう表れたのでしょうか。
《 飲んで分かった。雄町のふくらみを、甘さで終わらせない。 》
グラスから立つのは、穏やかできれいな日本酒の香り。
口に含むと、最初に感じたのはふくらみのある甘酸っぱさでした。
生酒らしい若々しさをわずかに感じながら、味わいには程よい厚みがあります。
重さは中庸で、雄町だからと構えて飲む必要を感じさせません。
そして、この酒の面白さはここから。
甘味に寄り添っていた酸が後半を引き締め、口の中に甘さを残さず、きれいに切れていきます。
キレだけを強調するのでもなく、余韻を長く引っ張るのでもない。
旨味を楽しませながら、次の一口へ自然につなげる。
杜氏が雄町に感じていた「透明感」。
そして目指していた「旨味とキレ」。
その二つが、なるほどこういうことかと腑に落ちる仕上がりでした。
《 冷やして旨い。温めれば、雄町がもう一歩前へ出る。 》
この酒は、温度によって楽しみが広がります。
まずは8 10℃ほどの冷酒から。
冷やしても味の厚みがあり、甘味と酸のバランスが崩れません。
生酒らしい瑞々しさを楽しむなら、ここから始めるのがおすすめです。
15 20℃ほどの常温では、肩肘張らずそのまま楽しめるバランスの良さ。
そして、ぜひ試していただきたいのが40 45℃ほどのぬる燗です。
温めると味に肉付きが出て、甘味も少しふくらむ。
それでいて単調にならず、杯を重ねられる。
試飲では、ぬる燗でこの酒のポテンシャルが最もよく見えました。
合わせるなら、脂や旨味を持つ料理が面白そうです。
豚の角煮や豚しゃぶ、鶏の照り焼き。
魚ならサバの塩焼きやブリの照り焼き。
味噌を使った田楽や煮込み料理にも合わせてみたいところ。
酒の甘酸っぱさと旨味が料理を受け止め、後半の酸とキレが次の一口へつないでくれる。
秋冬の食卓なら、冷酒だけで終わらせるのは少々もったいない一本です。
《 生もとを難しく考えない。その入口にも、この一本。 》
今回飲んで感じたもう一つの魅力があります。
それは、飲み手を選びにくい生もとであること。
生もとの酒を飲み慣れた方なら、雄町のふくらみと酸、温度による変化をじっくり追える。
一方で、生もとに詳しくなくても、最初に感じる甘酸っぱさと、後口のきれいなキレが素直に楽しませてくれます。
実際、20歳の息子にも試してもらったところ、返ってきたのは、
「甘さもあり、後味に辛さもあって美味しい」というシンプルな感想でした。
知識があれば深く楽しめる。
知識がなくても、おいしさから入れる。
生もとへの最初の一歩にも、日本酒を飲み込んだ方の晩酌にも。
五百万石から雄町へ。
この大きな転換を、今年の車坂で確かめてください。
《 保存・発送について クール発送(500円) 》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
クール便での発送となります。
(クール便は宅配ボックスをご利用いただけません。)
常温便での発送をご希望の場合は
「常温便チケット」をカートに入れてください。
いずれの発送方法でも商品到着後は要冷蔵
でお願いします。
《 車坂を造る吉村秀雄商店とは 》
和歌山県北部の岩出市。
北は和泉山脈、南部には紀ノ川が流れるこの地域では農作物が豊かな土地。
観光名所には有名な根来寺(ねごろじ)があります。
その岩出市で1915年(大正4年)、吉村秀雄氏によって創業した酒蔵が吉村秀雄商店です。
創業当時の酒名は「根来桜(ねごろざくら)」。
昭和の時代に「日本城(にほんじょう)」。
これら銘柄を経て、現在の「車坂」が誕生します。
2012年、先代の杜氏の勇退に伴い、能登杜氏組合から来た藤田晶子氏が杜氏に就任。
能登杜氏の初の女性杜氏である藤田杜氏と造り手が一丸となった酒造りを続けています。
(文章:佐野 吾郎)
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 720ml |
| 製造元 | 吉村秀雄商店(和歌山県) |
| 特定名称 | 純米酒 |
| 原材料 | 米・米麹 |
| 生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
| 保存 | 要冷蔵 |
| メーカーサイト | http://www.nihonsyu-nihonjyou.co.jp/ |
| ■甘辛:やや辛口 ■原料米:岡山県産雄町(まめ農園) ■精米歩合:65% ■アルコール度数:16.7度 ■日本酒度:+3.3 ■酸度:1.9 | |





















































