
越淡麗から生まれた静かなる反逆!選ばれた販路だけが扱う、裏メニューの一献。 ◇鶴齢 山廃純米 1800ml
商品説明
《 新潟酒の常識を覆す、越淡麗の逆襲 》
越淡麗。
新潟の淡麗辛口酒を造るために開発された酒米
でも、今回ご紹介する「鶴齢 山廃純米」は、その米をあえて逆手に取りました。
淡麗を目指す米で、あえて濃醇を醸す。しかも山廃仕込みで。
そんな型破りな酒が、この一本です。
しかもこの酒、表には出てきません。
青木酒造が開催する販売店向けの内見会に参加しなければ、存在すら知らないまま終わる酒。
その場で出会った販売店だけが仕入れることを許された、特別なルートの一本です。
いったいどんな味がするのか?
その誕生と造りを知ったとき、きっと“飲まずにいられない酒”になるはずです。
《 初呑み切りで出会った“特別枠”の一本。 》
それはある年の初夏。
南魚沼の青木酒造で行われた「初呑み切り」 販売店向けの内見会に、私(店主)は参加しました。
ここでは、定番商品だけでなく、試験醸造されたものや出荷未定のサンプル酒なども試飲できます。
そのとき出会ったのが、この「鶴齢 山廃純米」。
リストには載っていない。公式サイトにもない。
まさに“蔵に足を運んだ者にしか出会えない酒”。
味を確かめた瞬間、「これは…実験醸造品では?」と直感。
そして尋ねると、「限られた販路にだけ出す予定」との答え。
それなら、ぜひうちで販売させてほしい。そうして今、この酒が佐野屋に並んでいます。
造りも、まさに挑戦的。
新潟酒のために開発された「越淡麗」を使いながら、山廃仕込み。
仕込み期間は通常の約1.5倍。そこからさらに2~3年の熟成を経て、ようやく完成。
他県の山廃とは異なる、凛とした骨格と澄んだ旨味。
特に燗で際立つその味わいには、驚きを超えて、感動すら覚えました。
スペックとしては、
料米:新潟県産 越淡麗
精米歩合:70%
アルコール度数:18度(原酒)
茶系のラベルがその力強さと、燗酒との相性の良さを物語っています。
ここまで手間をかけた“非公式”の鶴齢、気にならないわけがありません。
《 味わい・楽しみ方:常温、温燗、熱燗。全てにドラマがある。 》
この酒を楽しむなら、「常温~熱燗」がおすすめ。
冷酒にしてしまうと、本来の深みがぼやけてしまいます。
まず常温では、熟成由来の丸みと酸がバランスよく感じられ、旨味がじんわり広がります。
温燗では香りがふわりと立ち上がり、酸のキレが心地よく、食事との一体感が生まれます。
熱燗では、骨太な旨味が前面に出て、食中酒として抜群の働きを見せます。
おすすめのペアリングは以下の4品:
・へぎそば(南魚沼):のど越しの良さと、山廃の酸が絶妙にリンク。
・鶏の照り焼き:タレの甘辛と山廃の旨味が同調し、飲む手が止まりません。
・焼き魚(鯖の塩焼き):脂と燗酒の酸のコントラストが秀逸。
・ぜんまいの煮物:山菜特有の渋みを包み込む、熟成酒のまろやかさが活きます。
さらにこの酒、贈り物にも最適。
茶系ラベルは落ち着いた品格があり、常温でも保存しやすいため、手土産にも重宝。
飲食店でも、燗酒に合うメニューがあるなら、ぜひ採用を。
温度帯と料理に合わせて表情を変えるこの酒が、食卓やお店の時間を、きっと豊かにしてくれます。
《 鶴齢の真価は、表に出ないところに宿る。 》
新潟酒というと「淡麗辛口」のイメージが先行しがちですが、
青木酒造は、その枠組みを大切にしつつ、しなやかに超えていきます。
越淡麗で山廃を仕込むという、逆転の発想。
そして、2~3年の熟成を経てようやく完成した、厚みと深みのある旨味。
しかも、公式に告知されることもなく、販売店の中でも限られたルートだけで取り扱われる一本。
それが、「鶴齢 山廃純米」。
生活に、食卓に、贈り物に。
さりげなく、それでいて記憶に残る一本になることを願って。
あなたの日本酒時間に、ぜひ迎えてみてください。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る青木酒造について 》
新潟県南部の南魚沼市は、日本一のコシヒカリの産地として知られる「コシヒカリの聖地」。
同時にいくつもの酒蔵が存在する酒造りの産地でもあります。
その南魚沼に江戸時代中期1717年に創業した300年以上の歴史を持つ酒蔵が「青木酒造」。
新潟の日本酒はかつて「淡麗辛口と言われていましたが、鶴齢が造る酒はそれとは異なる無濾過生原酒。新潟の酒のような綺麗で洗練された味わいを持ちつつ原酒のダイナミックな味わいも兼ね備えている美酒を造る蔵として日本酒ファンから注目されている銘柄です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 青木酒造(新潟県) |
特定名称 | 純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.kakurei.co.jp/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:越淡麗 ■精米歩合:70% ■アルコール度数:18度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |