
粒の大きさは山田錦以上、愛山の真価を味わう時。 ◇鶴齢 純米吟醸 愛山
商品説明
《 “愛山”の響に誘われて。その名が語る、香りと旨みの余韻 》
「愛山」って、いい名前だと思いませんか?
どこか女性的で、華やかで美しい味わいを想像させる名前。
他の酒米の名前は忘れてしまっても、愛山だけは、なぜか心に残るのです。
1941年に兵庫県で誕生した愛山は、「愛船117」と「山雄67」を交配して生まれた酒米です。
特筆すべきはその粒の大きさと心白の出やすさ。
実は、酒米の王様と呼ばれる山田錦よりも大粒で、麹づくりや精米に非常に適したポテンシャルを秘めています。
しかしながら、栽培の難しさと生産性の低さゆえに普及せず、幻の存在として長らく表舞台から姿を消していました。
もし愛山の生産性が山田錦に匹敵していたなら・・・。
今、“酒米界の頂点”に立っていたのは、愛山だったのかもしれません。
その希少米「愛山」の中でも特に評価の高い“東条産”を100%使用し、
南魚沼・青木酒造が醸したのが「鶴齢 純米吟醸 愛山」です。
ただし、ここでひとつ特筆すべきは雪室(ゆきむろ)での貯蔵。
雪国・魚沼ならではの自然冷蔵庫で、搾った酒をじっくりと夏まで寝かせることで、
愛山の甘やかさと鶴齢らしいキレの良さが、見事に調和しました。
淡麗辛口の本場・新潟が描く、やわらかで芳醇な“愛山の世界”。
果たしてその味わいは、どのように仕上がったのか?。
続きをぜひ、ご覧ください。
《 愛山の魅力を雪室で包む、鶴齢の美しき食中吟醸 》
青木酒造が手がける限定酒の中でも、毎年リピーターが絶えない一本。
それが「鶴齢 純米吟醸 愛山」です。
この酒の魅力をひと言で表すなら、
「愛山という華やかな米の個性を、新潟の美学で静かに表現した、まったく新しい鶴齢」。
濃すぎず、薄すぎず。
華やかさと食中酒の中間にある、絶妙なバランス感覚。
「鶴齢=淡麗辛口」というイメージを持っていた方、
あるいは「愛山といえば華やかで濃醇」と思っている方にこそ驚いてほしい。
その先入観を、静かに、そして心地よく覆してくれる一本です。
使用されている米は、酒米界の中でも特に人気の高い「東条産 愛山」。
精米歩合は57%。米の旨みをしっかり残しながら、雑味のないクリアな仕上がりに。
火入れには特別なパストライザーを使用。
火入れによる酒のダメージを最小限に抑える方法を採用し、
一度の火入れで安全に瓶詰めができるため、フレッシュ感を損なわず、安定した品質を保つことができます。
そして、この酒を語るうえで欠かせないのが、魚沼の雪を蓄えた“雪室”での低温熟成。
南魚沼の厳しい冬に降り積もった天然の雪を、断熱性の高い蔵に閉じ込め、電気を使わずにひんやりとした貯蔵庫を実現。その自然の冷気で夏までじっくりと寝かせることで、味わいがよりまろやかに、そして安定します。
仕上がった酒は、アルコール度数17%のしっかりしたボディを持ちながら、驚くほど滑らか。
香りは上品で、味わいは豊か。
和食はもちろん、バターやチーズを使った洋食にも寄り添える万能型の一本です。
国内では日本酒中上級者や飲食店関係者に高く評価され、海外ではニューヨーク、香港、パリなどの和食店で採用される実力派。「愛山=高級ライン」としての評価も高く、欧米のワインラバーからの支持も年々増加中です。
《 味わい、楽しみ方:淡麗だけじゃない。鶴齢が見せた、旨みのある美しさ! 》
米どころ新潟県では、地元産の米による酒造が中心。
そのためかつては、兵庫県の山田錦を使うのがとても難しい時代があったほどです。
今でも、愛山を仕込む蔵はごく少数。
だからこそ問いたくなるのです。「新潟で“愛山”を仕込むと、どんな酒ができるのか?」
その答えが、この一本に詰まっています。
「綺麗」で「上品」。でも「華やか」で「ふくらみ」がある。
乾杯の一杯から食事の最後のひと口まで、食と一緒に楽しめる純米吟醸です。
基本はやや辛口。
とはいえ極端な辛さではなく、華やかさや丸みのある旨みが、やさしく広がります。
口当たりに印象が残った人はやや甘めに、後味のキレを感じた人はすっきり辛口に思うかもしれません。
その印象の幅もまた、この酒の楽しみのひとつです。
暑い時期も、寒い季節も。一年を通して活躍する頼もしい相棒となってくれるでしょう。
【温度ごとの楽しみ方】
【冷酒(5 10℃)】
冷蔵庫から取り出したてのキリッと冷えた状態では、洗練された酸と透明感が冴えます。
キレのある輪郭とともに、香りは控えめに、引き締まった表情を見せます。
【やや冷酒(11 15℃)】
少し温度が上がることで、愛山特有のふくらみが口中に広がり始めます。
果実のような香りと旨みがじんわりと膨らみ、最も愛山らしさが感じられる温度帯です。
【常温 ぬる燗(20 40℃)】
温めることで米の旨味が前面に出て、やさしい甘みと酸が調和します。
燗にすることで香りが開き、料理との相性がより豊かに。お好みに応じてぜひお試しを。
【料理との相性提案】
◎鮭のホイル焼き
焼いた脂のコクと酒のキレが調和し、味覚をまろやかに整えます。
ほんのりレモンを添えれば、香りの相乗効果も楽しめます。
◎へぎそば
のど越しと甘皮の香りに、酒の繊細な旨みが寄り添います。
そばの清涼感と、酒のやわらかさが心地よく重なります。
◎バター使った妻有ポーク
愛山のふくらみが、バターの風味と絶妙にマッチ。
脂の旨みを引き立てつつ、キレよく飲み進められます。
◎夏の料理(枝豆・冷奴・茄子の煮浸し)
冷酒でキリッといただけば、夏の涼味が倍増。
さっぱり系の和食とも無理なく馴染み、季節を問わず楽しめます。
一杯目で心がほどけ、二杯目で味の奥行きに気づく。
飲み終えたあと、静かに「いい酒だったな」と感じられる。
そんな“余韻の満足”をくれるのが、この「鶴齢 純米吟醸 愛山」です。
《 魚沼の雪が磨いた、愛山のやさしさと奥行きを一杯に 》
「鶴齢 愛山」は華やかすぎず、地味すぎず。
どんな料理にもそっと寄り添い、主張しすぎず、でも忘れられない余韻を残してくれる一本です。
「飲み疲れない旨さ」「食事と一緒に楽しめる軽やかさ」。
そして、17%というしっかりとしたアルコールが、時にはリッチな時間を、時にはリラックスしたひとときを演出します。
普段の晩酌にも、大切な人と過ごす夕食にも。
特別な日じゃなくても、ふと飲みたくなる。
この酒が冷蔵庫にあるだけで、日常がちょっと上等になる。
それが「鶴齢 純米吟醸 愛山」の力です。
きれいで、旨くて、やさしい。
そんな日本酒との出会いを、ぜひこの一本で体験してみてください。
《 保存・発送について。 》
この酒は火入れが行われている日本酒ですが、デリケートな商品です。
そのため夏季(猛暑期)はクール便でお送りします。
それ以外の時期は常温配送となります。
クールをご希望の方は「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
常温便をご希望の場合は「常温便チケット」をカートに入れてください。
保存について:スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷蔵庫での保存が難しい場合は、極力光が当たらない場所、振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。その場合できるだけ早くに消費下さい。
《 この酒を造る青木酒造について 》
新潟県南部の南魚沼市は、日本一のコシヒカリの産地として知られる「コシヒカリの聖地」。
同時にいくつもの酒蔵が存在する酒造りの産地でもあります。
その南魚沼に江戸時代中期1717年に創業した300年以上の歴史を持つ酒蔵が「青木酒造」。
淡麗辛口と呼ばれることが多い新潟の地酒。
その中で、鶴齢が造る酒は、そんな新潟酒の“綺麗な味”や“飲みやすさ”といった美点を丁寧に踏襲しながらも、新しい挑戦を恐れず、今までの新潟酒の枠組みを超えるような酒造りに取り組んでいます。
日本酒ファンから注目されている銘柄です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 青木酒造(新潟県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.kakurei.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:東条産愛山 ■精米歩合:57% ■アルコール度数:17度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |