《　酒袋からの一滴が技名に昇華する瞬間！　》
「垂直落下式」とはプロレスの中でも、とびきり危険で華のある技名の一つ。
頭からほぼ真っすぐ垂直に相手を落とす、非常に危険度の高い投げ技の総称です。

受け身の難しさとインパクトの強さが段違い。
一発で試合を終わらせる破壊力を持つ“決め技”として登場することが多く、ここぞという場面で放たれる“とどめ”の一撃。

さて、そんな緊張感と衝撃を秘めた言葉を、そのまま酒名にしてしまった日本酒がこちら。
佐賀県伊万里市の古伊万里酒造が放つ一本！
「古伊万里 前（さき） 垂直落下式 純米吟醸」。

プロレスを愛しすぎる蔵元が、その情熱を酒にぶつけた結果生まれた“真剣な遊び酒”。
でも、ふざけてなんかいません。真面目に造って、遊び心で命名。
果たしてその中身とは？飲めばわかる、その衝撃。

《　技名に騙されるな、造りは本気だ！　》
この酒は、はっきり言って遊びじゃない。
その名に負けない、きっちりとした造り込みが施された一本です。

原料米は佐賀県産の山田錦を100％使用。
精米歩合55%、特定名称は純米吟醸、アルコール度数は16度。
香味のバランス、旨味の芯、どれをとっても高水準。

そして最大の特徴は、贅沢にも「雫取り」で造られていること。
雫取りとは、酒袋から自然にしたたり落ちる雫のみを瓶詰めする極上の手法。
この手間とコストゆえ、通常は1万円を超える大吟醸で行われることが多いのですが、
古伊万里酒造ではこれを純米吟醸で実現。

それによって価格は5千円でお釣りが来る価格設定！。
これはもう垂直落下”級の衝撃プライスだっ！

命名の由来も実にユニーク。
雫がポタ…ポタ…と垂直に落ちる様子を見て、
プロレス愛にあふれる蔵元が「垂直落下式」という名を即決したとか。

ストロングスタイルな日本酒ファンなら、きっとこの話を聞いただけで心拍数が上がるはず。
これはもう、飲むしかない。試合はすでに始まっている！

《　味わい、楽しみ方：技も衝撃、味わいも衝撃の二段攻撃！　》
この酒は、乾杯からしっかりとした食事の場まで幅広く活躍します。
カジュアルな料理から、料亭で出されるような繊細な和食まで対応。

▼おすすめの温度帯：

冷酒（5 10℃）：シャープな酸と透明感が際立ち、すっきりとした印象。

やや冷や（12 15℃）：旨味と酸のバランスが良好で、もっともこの酒の魅力が感じられる状態。

常温（18 20℃）：丸みが増し、厚みのある味わいに。ゆったりとした余韻を楽しめます。

冷蔵庫から出してしばらく置き、瓶の水滴が上部から乾き始めた頃。
それがベスト温度のサインです。

▼料理との相性：

佐賀牛の塩焼き：肉の旨味と脂をしっかり受け止め、酒の酸がキレを演出。

鶏ももの照り焼き：タレの甘辛さと酒の旨味が溶け合い、奥行きのあるマリアージュに。

スモークチーズ＆ベーコン：燻香と酒の酸が心地よく交わり、ついつい盃が進みます。

鰆の西京焼き：酒の旨味が魚の甘味を引き出し、優しい余韻が心を包みます。

どんな食卓にも寄り添うこの一本。
技の名前を冠していながら、味わいはまさに“受け身の美学”。
日本酒における“巧者”として、食卓での立ち回りもお任せください！

《　プロレス愛と酒愛が詰まった一本！　》
「古伊万里 前 垂直落下式 純米吟醸」は、ただのネタ酒ではありません。
「誰のために」という問いに、こう答えたい。
これは、プロレスファンの心に刺さる酒であり、
同時に日本酒を真剣に味わいたい方にも届いてほしい酒なのです。

年2回のみの限定出荷。
まさにプロレスのビッグマッチのように、いつでも出会えるわけではありません。

技名に惹かれた人も、味に惹かれた人も。
そのどちらも、きっとこの一本にノックアウトされるはずです。

プロレスの“熱”と日本酒の“旨さ”が、リング外で見事に融合した酒。
今こそあなたの晩酌に、一撃必殺の衝撃を。

《　保存・発送について。　》
この酒は火入れが行われている日本酒ですが、デリケートな商品です。
そのため夏季（猛暑期）はクール便でお送りします。
それ以外の時期は常温配送となります。

クールをご希望の方は「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
常温便をご希望の場合は「常温便チケット」をカートに入れてください。

保存について：スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷蔵庫での保存が難しい場合は、極力光が当たらない場所、振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。その場合できるだけ早くに消費下さい。

《　この酒を造る古伊万里酒造のご説明。　》
創業は明治7年。古伊万里酒造は、佐賀県伊万里市の有田川沿いに蔵を構える歴史ある酒蔵です。
伊万里は有田焼や伊万里焼の産地としても有名で、古くから美しい工芸品とともに日本文化の発展を支えてきました。この土地に根ざした蔵元もまた、地元の自然を活かした酒造りで多くの人々に愛されています。

有田川の清流がもたらす豊かな水、佐賀の肥沃な大地で育まれる酒米。
それらを最大限に生かし、丁寧に醸し出されるお酒には、蔵元の真摯な思いが込められています。伝統を守りながらも、新しい試みを惜しまない姿勢が、多くの酒好きの心を引きつけています。

(文章：佐野 吾郎)