味わいはキュート♪製法は伝統的!川鶴の意欲作! ◇川鶴 KAWATSURU NORA-N -水もと瓶内二次発酵活性(生米)- 720ml
商品説明
《味わいはキュート♪製法は伝統的!川鶴の意欲作!》
ほんのり甘くてシュワッと爽快!
多くの方が好きなジャンルのお酒ではないでしょうか。
色んな製法が確立されている現在の日本酒業界。
そんな中で、敢えて昔の製法を再現して造られた酒。
それが「KAWATSURU NORA(ノラ)」
「NORA」とは、
Natural(自然)
Original(原点)
Refine(洗練する)
Aeonian(永遠に)
これら4つの言葉の頭文字から自然界を意味する「ノラ」として名付けられました。
「NORAシリーズ」の中でもこの酒は「水もと」という製法で造られています。
更に水もとにも「生米」と「麹」の2つの製法があります。
今回こちらでご紹介するのは「N(生米)」です。
詳しい製法は後ほどご説明しますが、製法が複雑な割には味はキャッチーなので、どうぞ気楽に味わって下さい。
「川鶴」の大ヒット商品、「讃岐くらうでぃ」級の親しみやすさ。
発酵由来の炭酸ガスの爽快感。
ほのかな甘みとキュートな酸味。
後味はスッキリ!
こんな現代風なテイストの酒ですが、製法は室町時代の製法で、酵母無添加。
天然の微生物が造り出した酒なのですから驚きです!
私はこの酒に何が合うかなと行き付けのイタリアンでメニューを眺めていました。
その時にピンと来たのがレバー。
レバーのコンフィを発見。
実際合わせてみたらバッチリ合っていました。
レバーって、まったり感や苦味、風味が特徴の食材。
「ノラ」の甘味、酸味、苦味、シュワッとしたガス感、全てがレバーに馴染み、口の中が軽くなります。
口の中で一体感が生まれる!
素晴らしい食中酒です。
一度飲んだらクセになる!
いつでも飲みたい酒ですが、とても手間の掛かる製法なので小さい仕込みで造られています。
ですから飲めるのは今だけです!
急いでお買い求め下さい!
とても親しみやすい酒なのですが、開栓にはチョットご注意下さい。
普通に開栓すると噴きこぼれる可能性が高い元気な酒です。
よく冷やして、揺すらずに、液面に注意しながらスクリューキャップの開閉を繰り返して炭酸ガスをある程度抜き、落ち着いてから完全に開栓して下さい。
《「水もと」とは?》
今回ご紹介している「NORA」は「水もと」という製法で仕込まれた酒です。
水もとは別名、菩提もと(ぼだいもと)とも呼ばれます。
奈良市の南東の山間部、菩提山町(ぼだいせんちょう)にある寺、大本山正暦寺(だいほんざんしょうりゃくじ)。
正暦寺は日本清酒発祥の地とされています。
この寺で室町時代に確立された醸造法が菩提もと、つまり水もとです。
水もとは生もとや現在主流の速醸の元となった製法です。
酒の製法と書きましたが、厳密に言うと酒の元になる酒母の製法です。
酒母というのは酒を造る微生物、酵母の働きやすい環境を整え、酵母を増やす目的で仕込まれます。
その酒母を増やして造られるのが日本酒です。
酵母にとって棲み良い環境であり、酵母以外の酒造りに不要な雑菌が苦手な環境、「酸性」にすることが酒母造りの第一歩。
その為に、生もと造りでは天然の乳酸菌を取り込み、速醸では醸造用の乳酸を添加します。
水もとは簡単に言うと、酸っぱい水を造る製法です。
この水のことを「そやし水」と言います。
このそやし水を用いて酒母を仕込む製法を水もとと言います。
《「NORA-N(生米)」の製法に付いて》
そやし水を用いて酒母を仕込む方法が水もとだということを前項目でお伝えしました。
更に、そやし水の製法にも2つの方法があり、「NORAの水もと」ではそやし水の製法別に「N(生米)」と「K(こうじ)」2つの商品が展開されています。
こちらでは、「N(生米)」の製法についてお話しいたします。
一言でお伝えすると、「N」は前項目でご説明した、室町時代から伝わる従来の水もとの製法です。
水に蒸し米と生米を加え、乳酸発酵させたものがそやし水と呼ばれる酸性の水。
このそやし水を元に酵母の環境を整え、仕込まれた酒が「NORA-N」です。
《2種類の飲み比べが絶対おすすめ!!》
「N(生米)」も「K(麹)」も日本酒デビューや飲み始められて間も無い方から飲み慣れた方まで幅広い方にお楽しみ頂ける味わいです。
どちらも、甘酸っぱくてシュワッとしていて軽快♪
難しいことは一切考えずにワイワイ盛り上がって飲んで頂ける酒です。
こう書くと、飲み慣れた方は、自分には物足りないのでは?って思われるかも知れません。
ですが、この2商品にはもう1つの楽しみ方があります。
それが「飲み比べ」
それぞれの差は正直に申しまして「ほんの僅かな差」です。
その僅かな差を是非探ってみて下さい。
その僅かな差、こそが製法による味の違いです。
なぜこんな僅かな差に「川鶴酒造」はこだわったのか。
それは、双方の製法へのリスペクト、酒を本当に造っている微生物へのリスペクトに他なりません。
興味のある方には是非、その違いを感じて頂きたい!
弊社も「川鶴酒造」の意向を汲んで、セット商品もご用意しております。
難しいことを考えずに気軽に飲むのも良し。
チョット真剣にきき酒をやってみるも良し。
違いが分かっても分からなくてもきっとお楽しみ頂けると思います。
「川鶴酒造」のチャレンジに、日本酒の製法に、少しでも興味を持って頂ければ幸いです。
(文章:金巻 忍)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 川鶴酒造(香川県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 要冷蔵 |
メーカーサイト | http://kawatsuru.com/ |
■甘辛:甘酸っぱい ■原料米:香川県産オオセト ■精米歩合:55% ■アルコール度数:12度 ■日本酒度:-22.0 ■酸度:2.1 |