川鶴の地元、観音寺と言えばいりこ!いりこの香りと旨味がこの1本に! ◇川鶴 炙りいりこ酒
商品説明
《お酒に賞味期限はありません!》
この商品には炙ったいりこが付いています。
いりこには賞味期限が設けられています。
(炙った日から9カ月。)
しかし、いりこ酒には賞味期限はございません。
また、炙りいりこ酒は日本酒に炙ったいりこを漬け込んでおりますので、酒税法上はリキュールになります。
しかし、果実酒等と違い、糖分は入っておりません。
パッと見た感じだと地酒専門店で販売すると言うよりは、お土産物屋さんにでも並んでいそうなラベル。
「このお酒、ワインみたい」
「水のようにスイスイ飲めるお酒が好き」
今回、そういう方からは100%敬遠されるであろうお酒を仕入れてしまいました(笑)
仕入れた理由は「私がちょっと飲んでみたいと思ったから。」
山口県に行ってフグを食べる時、そのお店にヒレ酒があったら注文したくなりますよね。
そのノリに似ています。
ちなみに、このいりこ酒は冷酒で飲んだらむちゃくちゃ不味いです(笑)
お燗で召し上がって下さい。
店主 佐野吾郎
《いりこ酒の飲み方。》
ではここからは選手交代。
まずはいりこ酒の飲み方からお伝え致します。
いりこ酒はお燗にして炙ったいりこの香ばしさと旨味を楽しむお酒です。
お燗にも色々な方法がありますが、このお酒を開発した醸造責任者の藤岡さんは手軽さを最優先。
電子レンジでも良いですよっておっしゃっています。
温度は、すすらないと飲めない位の飛び切り燗以上がオススメ。
ぬるいと旨味が感じ取りにくいですし、香りも出て来ません。
ですが、やけどにはくれぐれもご注意下さい(笑)
いりこ酒はおうどんのお出汁をすする感覚で飲んで頂きたいのです。
そして、このいりこ酒には小袋で炙ったいりこが付いています。
お酒自体に十分いりこの味と香りが付いているのですが、付属のいりこで追い鰹ならぬ追いいりこをするんです。
いりこ酒にいりこを入れ、温めるんです。
そうすることでいりこの旨味と香りが増します!
飲めば生臭さなんて皆無!
ジュワーっといりこ出汁(酒)が口いっぱいに広がります。
付属のいりこはもちろん、おつまみとして食べて頂くことも出来ますのでお好みでどうぞ。
いりこ酒ってお酒に特徴があり過ぎるからアテを選ぶように思いません?
ところが違うんですよ。
意外や意外、割と幅広いアテと合わせられます。
特にお出汁が効いたお料理や魚介系のアテや珍味との相性は最高!
おでんは特にオススメ。
私はその他にも干物やさきイカ、お豆腐や納豆などとも楽しんでいます。
アテを変えれば年中楽しむことが出来ます。
では、ここからはいりこ酒がどのようにして誕生したのかを説明して行きます。
《観音寺市の宝!伊吹島産のいりこ!》
香川県と言えば讃岐うどん!
香川県は別名うどん県と呼ばれる程、うどん屋さんがあちこちにあります。
そのうどん屋さんを支えている、縁の下の力持ちの存在がいりこ。
讃岐うどんのお出汁と言えばいりこです。
いりこのお出汁は独特の風味、甘味、コクがあって実に旨い!
そのいりこの産地、最高級のいりこの産地が香川県観音寺市の伊吹島です。
いりこの原料、カタクチイワシはとても鮮度の落ちやすい魚。
鮮度が落ちると、香り、味も台無し。
そんな中、なぜ、伊吹島産のいりこが最高級品だと言われているのか。
伊吹島は、カタクチイワシの漁場である燧灘(ひうちなだ)から近く、スピーディーに加工場まで運ぶことが出来ます。
水揚げされてからすぐに加工出来る。
だから鮮度が違います。
その鮮度の良さの証拠がいりこの口。
伊吹島産のいりこの中には口を大きく開けた物があります。
これは加工する直前まで生きていた証。
だから旨さが違うんです。
《「川鶴」のヒットメーカーがいりこでお酒を造った!!》
お酒の説明なのにいりこの話を熱く語ってしまいました。
ここからはお酒の話題に。
「川鶴」のヒットメーカーで、現責任醸造者の藤岡さんは、観音寺市の宝であるいりこを使って、「川鶴」にしか造ることが出来ないお酒を商品化しようと計画されました。
ふぐのひれ酒をヒントに、しかもひれ酒より美味しいお酒を!
そこで、いりこ酒を思い付かれました。
これには地元のいりこをアピールするのとは別の想いがあります。
それがお燗。
日本酒はお燗にすると美味しいということを多くの方に知って頂きたい。
そのことを知って頂く為にいりこ酒を開発されたんです。
《いりこ酒が出来るまで。》
藤岡さんがこだわったのは旨味と香り。
その前にいりこ酒の造り方を御説明致します。
まずはベースのお酒を温めます。
そこにいりこを漬け込みます。
それだけです。
製法は至ってシンプルですが、こだわりはスゴい!
材料のいりこは普通のいりこではありません。
品質にこだわった最高級のいりこ。
商品名通り、炙ったいりこです。
しかも!
1匹1匹手焼きです!
大量に漬け込むのにですよ?
何匹のいりこをひっくり返すのでしょう。
想像を絶する手間隙です。
これが藤岡さんのこだわり。
最初は業者に炙ってもらったのだそうですが、焼きムラがあって、香りは生臭いし、旨味が出ない。
結局自分で1匹1匹手焼きしよう、ということになったのだとか。
そして、ただ漬ければ良いってものでもありません。
漬け込む量と時間。
これも旨味と香りのバランスを見ながら試行錯誤の末、今のレシピが出来上がったそうです。
旨味と香りが最大限に出て、雑味を感じないギリギリを見計らって漬け込まれています。
これも藤岡さんのこだわり。
ベースのお酒は普通酒です。
これは、普通酒が一番いりことの馴染みが良いから。
純米酒や吟醸酒ではいりことケンカしてしまって良さが出なかったのだとか。
懐の広さ、これが普通酒の一番の魅力です。
何より、地元の宝であるいりこに、地元で長きに渡って愛飲されている普通酒を合わせるという地元愛。
これも藤岡さんがこだわられた点です。
とにかくまずは飲んで頂きたい。
こうやって書いているだけで飲みたくなってくる程の旨さなんです!
「川鶴」のヒットメーカー藤岡さんが「川鶴」の地元、観音寺市へのリスペクトを形にした炙りいりこ酒、どうぞよろしくお願い致します。
(文章:金巻 忍・佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 川鶴酒造(香川県) |
特定名称 | リキュール |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://kawatsuru.com/ |
■甘辛:旨口 ■主な原材料:香川県伊吹島産いりこ(片口いわし) ■ベースのお酒:日本酒 ■アルコール度数:13度 |