
魚沼の雪深き山に現れた謎の生き物、その名は「雪男」! ◇鶴齢 雪男 本醸造 1800ml
商品説明
《 魚沼の雪山で語り継がれる未確認生物UMA、その正体とは? 》
江戸時代後期に鈴木牧之(すずき ぼくし)によって書かれた書籍『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』。
雪国の暮らしを克明に記したその随筆の中に、「異獣」と呼ばれる謎の存在が登場します。
白い毛に覆われ、猿のようで人のよう。
人を襲うわけでもなく、人の差し出した握り飯を嬉しそうに受け取り、お返しに荷物を背負って山道を先導したという、不思議でどこか心あたたまる逸話。
これは伝説や空想上の存在ではなく、複数の目撃情報や伝聞はあるものの、生物学的に存在が確認されていない謎の生物、UMAなのです。
鈴木牧之は懐疑的な立場で紹介しつつも、記録を通じて冷静に検証しようとする姿勢で、興味深く読者に伝えました。
この伝説にインスピレーションを得て生まれたのが、青木酒造の『鶴齢 雪男』シリーズ。
ラベルには、あの「異獣」ならぬ「雪男」の姿が描かれています。
一体どんな味わいなのか?
そして「雪男」の正体とは?
続きが気になる方は、この先をぜひご覧ください。
《 雪国の昔話が、今夜の晩酌に寄り添う 》
『鶴齢 雪男 本醸造』は、青木酒造が地元で長く親しまれてきた、まさに“ふだん着の淡麗辛口酒”。
ラベルに描かれるのは、北越雪譜に登場する異獣をモデルにした「雪男」。
そのモデルになった話がとてもユニーク。
昔、十日町の問屋に商品を届けに向かった男・竹助が、冬山で出会った謎の白い毛むくじゃら。
猿に似ているけれど猿ではなく、
頭から背中にかけて長い毛が垂れ、その半分は白く、
身長は普通の大人より高い、
顔は猿に似ているが赤くなく、目が大きく光を帯びている。
その獣は竹助を襲うそぶりは見せず、焼きおにぎりを指差して「ちょうだい」と言わんばかりの様子。
竹助が差し出したにぎり飯を嬉しそうに食べ、その御礼なのか竹助の代わりに荷物を背負って山道を運んでくれたという逸話です。
このような話は竹助だけでなく、山仕事をする人々の間でも語り継がれており、異獣に焼きおにぎりをねだられたという類似の目撃談が複数存在するとか。
この酒のラベルに描かれる雪男が荷物を背負っているのは、まさにこの「異獣」へのオマージュなのです。
中身ももちろん秀逸。
新潟県産の五百万石・こしいぶきを使い、軟水仕込みでやさしく、シャープに仕上げた淡麗辛口タイプ。
雪解け水のように澄んだ口当たりと、米の旨味をほんのり残してすっと切れる後口。
強すぎず、軽すぎず、まさに“ちょうどいい”食中酒。
料理の味を引き立て、飲み疲れしにくい。
それがこの雪男の真骨頂なのです。
《 味わい、飲み方、楽しみ方:寿司も蕎麦も、素材系の料理は任せて 》
この酒の魅力は、なんといっても“飲み疲れない”こと。
淡麗辛口と言われる事が多い新潟の日本酒において、この酒もそんな典型的な淡麗辛口の酒。
味の輪郭ははっきりしつつ、過度に主張せず、料理と調和する理想的な食中酒です。
【冷酒】
冷たく引き締まった口当たり。雪解け水のような清涼感。夏の夜や食前におすすめ。
【常温】
やわらかな酸味と米の旨味が調和。食事の邪魔をせず、寿司や刺身と絶妙な相性。
【温燗】
軽く温めると旨味がやわらかく広がる。冬の夜に、鍋や温菜と共に味わいたい。
食事と合わせるなら、こんな料理がおすすめです。
◎握り寿司
酢飯の酸味と絶妙に調和。ネタの旨味を邪魔せずスッと引き立てる万能の相棒。
◎刺し身(白身)
白身魚の淡白な旨味と融合。後味を残さず、次のひと口を誘う軽やかさ。
◎焼き茄子(醤油)
香ばしさと醤油の塩味が好相性。口中でまとまり良く、食が進みます。
◎ざる蕎麦
つゆの出汁感と絶妙に溶け合う。すっきりした酒が喉ごしをより快適に。
多様な料理に寄り添い、食卓を優しく包み込む。
そんな柔らかく頼れる存在です。
《 雪国の知恵と美意識がつまった1本 》
鶴齢 雪男 本醸造は、毎晩の晩酌や、素材の味を大切にする料理の席にぴったりの1本です。
アルコール度数15度台、淡麗にしてコクあり。
日本酒ビギナーから、酒通の箸休め酒としても重宝されることでしょう。
新潟の伝統的な酒造りと、江戸時代から語られる物語性が溶けあった酒。
“ただ旨い”だけでなく、“話の種にもなる”お酒です。
ちょっと疲れた時、あまりに個性派の酒が続いた時、ふっと肩の力を抜ける1本。
今夜のあなたに寄り添う雪男を、ぜひお試しください。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る青木酒造について 》
新潟県南部の南魚沼市は、日本一のコシヒカリの産地として知られる「コシヒカリの聖地」。
同時にいくつもの酒蔵が存在する酒造りの産地でもあります。
その南魚沼に江戸時代中期1717年に創業した300年以上の歴史を持つ酒蔵が「青木酒造」。
淡麗辛口と呼ばれることが多い新潟の地酒。
その中で、鶴齢が造る酒は、そんな新潟酒の“綺麗な味”や“飲みやすさ”といった美点を丁寧に踏襲しながらも、新しい挑戦を恐れず、今までの新潟酒の枠組みを超えるような酒造りに取り組んでいます。
日本酒ファンから注目されている銘柄です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 1800ml |
製造元 | 青木酒造(新潟県) |
特定名称 | 本醸造 |
原材料 | 米・米麹・醸造アルコール |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.kakurei.co.jp/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:麹:五百万石 掛:こしいぶき ■精米歩合:65% ■アルコール度数:15度非公開 ■日本酒度:+7.5 ■酸度:1.0 |
受賞歴・マスコミ紹介
青木酒造「雪男プロジェクト」で二つの社会貢献
青木酒造は、「鶴齢」の地元である南魚沼郡塩沢の出身でありソチ五輪のスキー女子ハーフパイプ競技で銅メダリスト、小野塚 彩那(おのづか あやな)選手を応援しています。
また、毎年繰り返される山の事故防止のお役にたてればとの想いから、2010年より『南魚沼地域山岳遭難防止対策協議会』へ寄付活動を行っています。
どちらも「雪男プロジェクト」として「鶴齢 雪男」シリーズの売上の一部を活動資金として寄付しています。
当店では雪男シリーズとして「鶴齢 辛口 雪男」のほかにも、「鶴齢 純米酒 雪男」、「鶴齢 雪男 純米酒 発泡にごり」を取り扱っております。