
これぞ手仕事の極み!大吟醸クラスの手間を掛けた純米吟醸! ◇石鎚 純米吟醸 雄町 袋吊り雫酒斗瓶取り 1800ml
商品説明
《 石鎚の湧き水の町を歩き、夜風とともに味わう雄町の雫という贅沢。 》
西条駅から少し歩くと、路地の向こうに小さな提灯の明かりが滲んで見える。
暖簾をくぐると、カウンターの中から「いらっしゃいませ」の声。
地元の魚と肴が並ぶ棚の隅に、石鎚の一升瓶が静かに肩を並べている。
今夜すすめられたのは、雄町で仕込んだ石鎚だ。
グラスに注がれた酒は、派手に香り立つタイプではない。
ひと口含むと、旅先で張りつめていた肩の力がふっと抜けていく。
やさしい甘味としなやかな酸が舌の上でほどけ、胸のあたりにじんわりと温度を残していく。
喧騒から一歩離れた路地裏の静けさが、そのまま液体になったような一本だ。
そんな光景を、家にいながら楽しめるのが、
「石鎚 純米吟醸 雄町 袋吊り雫酒斗瓶取り」。
どんな表情を見せてくれるのか。
どんな余韻を残してくれるのか。
その答えを知る方法は一つしかない。
今夜、自分のグラスに雄町の石鎚を注いでみること。
その瞬間から、あなたの中の「雄町」という酒米の印象が、静かに塗り替わり始める。
《 酒袋から落ちる“雄町のいちばんおいしい雫”だけを集めた、贅沢な一本。 》
この酒は、石鎚酒造が年に一度だけ世に送り出す「袋吊り雫斗瓶取り」シリーズの雄町バージョンです。
全国でも扱えるのは、ごく限られた特約店だけ。
当店への入荷はわずか18本という、山田錦以上にレアな日本酒です。
原料米には、岡山県産の雄町だけを使用しています。
古い品種である雄町の魅力は、ふくよかな旨味と奥行きのある味幅。
仕込みには、石鎚山系の超軟水を贅沢に使用。
精米歩合は50%。
本来なら純米大吟醸を名乗れるスペックでありながら、あえて純米吟醸として世に出している一本です。
雄町は吸水が早く、原料処理が難しい米。
石鎚では、米温と同じ温度まで冷やした濾過水で12キロずつ手洗いを行い、丁寧に仕込みます。
搾りの際には酒袋を吊り下げ、圧力をかけずに自然に滴り落ちるいちばんおいしい雫だけを斗瓶に集めました。
こうして選び抜いた雫酒を、火入れのタイミングや貯蔵温度までレギュラー品とは別管理でじっくり育てていきます。
穏やかな吟醸香と、雄町らしい味幅のあるしなやかな旨味。
そこに、食事を引き立てるしっかりとした酸が寄り添うことで、真に食中で活きる一本に仕上がりました。
国内外の品評会でも高く評価される、正統派の雄町純米吟醸の雫取りです。
《 雄町の厚みとやわらかさが、最初の一杯から三杯目まで表情を変えながら寄り添う。 》
口に含むとまず、石鎚らしいやわらかな口当たりが広がります。
超軟水と雫取りの組み合わせが生む、きめ細かくなめらかな舌触りがこの酒の大きな特徴です。
中盤からは、雄町ならではのふくらみのある甘味と奥深い旨味がじんわりと顔を出します。
穏やかな香りに対して、味わいには意外なほどの厚みとコク。
甘さに寄りかからない、辛口寄りの中口タイプと言えるバランスです。
時に優しく、時に骨太な表情を見せてくれる、奥行きある味わいです。
濃すぎず、かといって軽くもない。
ゆっくりと食事とともにグラスを重ねたくなる、そんな一本に仕上がっています。
推奨温度
【花冷え(10~12℃前後)】
まずはこの温度帯から試していただきたいです。
穏やかな吟醸香がふわりと立ち上がり、雄町の旨味はすっと奥に控えるイメージ。
雫取りならではの繊細さと、石鎚らしいシルキーな口当たりをもっともクリアに感じられるレンジです。
【冷や~涼冷え(13~16℃前後)】
少し温度が上がると、雄町の味幅がぐっと広がります。
甘味・旨味・酸のバランスが整い、食中酒としてのポテンシャルが最大限に引き出されるゾーンです。山田錦とはひと味違う、雄町ならではのふくよかさをじっくり楽しみたいときにおすすめ。
【ぬる燗(38~42℃前後)】
軽く温めると、米由来のやわらかな甘味と包み込むようなコクが前に出てきます。
しっかりとした酸があるため、ぬる燗にしても後味は意外なほどすっきり。
肉料理や煮物と合わせれば、テーブル全体がほっと和むような一体感が生まれます。
合わせたい料理
◎ぶりの照り焼き照り焼きダレの甘辛さと、雄町の厚みのある旨味が見事に重なります。
脂の乗ったぶりを受け止めつつ、後半はしっかりとした酸と辛口のキレで口中をリセットしてくれる組み合わせです。
◎鶏もも肉の塩こうじ焼き
塩こうじのまろやかな塩味とコクに、雫取りのなめらかなテクスチャーが寄り添います。
表面の香ばしさと、雄町のふくよかな旨味が合わさることで、思わずもう一杯と注ぎたくなる相性です。
◎カマンベールチーズの黒胡椒がけ
チーズのクリーミーなコクと、雄町の旨味が自然に溶け合います。
黒胡椒のアクセントが、辛口寄りのキレと好相性。
Z世代にも提案したい日本酒×チーズのモダンなおつまみです。
◎じゃこ天(愛媛の名物かまぼこ)魚の旨味が詰まったじゃこ天は、雄町の力強い味わいと絶妙にマッチ。
軽く炙って香りを立たせれば、超軟水仕込みのやわらかな口当たりと、雫取りの繊細さが一層際立ちます。
《 雄町の深みと雫取りの繊細さを、この一本で。 》
「高級酒米雄町を使った純米大吟醸クラスの雫取り」であることを考えると、この価格は決して高くありません。
むしろ、石鎚という蔵が見せる食中吟醸の完成形を、この雄町スペックで味わえること自体が大きな魅力です。
この一本があれば、いつもの晩酌や週末の食卓が、ほんの少しあたたかな時間に変わります。
年に一度だけ仕込まれる石鎚雄町の雫取りという贅沢さと、どんな料理にも寄り添う懐の深さ。
その両方を楽しんでいただけるのが、この「石鎚 純米吟醸 雄町 袋吊り雫酒斗瓶取り」です。
石鎚ファンの方にはもちろん、雄町の魅力をじっくり確かめたい方にも、自信を持っておすすめしたい一本。
「今日は少し良いことがあったから、自分をねぎらいたい」
そんな夜に、そっと栓を抜いてみませんか。
当店入荷わずか18本。
ぜひこの機会に、特別な「雄町の石鎚の雫」を手に取り、その価値をグラスの中で確かめてみてください。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。(クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。)
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る石鎚酒造について。 》
創業は大正9年(1920年)、愛媛県西条市の酒蔵、石鎚酒造。
酒名でもある「石鎚」は、西日本最高峰「石鎚山」から名前をいただいたもの。
兄弟とその家族が中心となり、食中酒を得意とする気鋭の酒蔵です。
愛媛県西条市は、名水百選に選ばれている「うちぬき」と呼ばれる湧き水が広範囲で湧き出る「名水の町」。
石鎚に使われる仕込み水も、「うちぬき」と由来を同じくする石鎚山系の豊富な湧き水で造られています。
そんな軟水から造られる酒は、水の特徴を表した美しく優しい酒。
食事との相性がいいため、地元では割烹など和食の飲食店に重宝されている酒。
手造りによる素朴な味わい。どこか落ち着くいぶし銀のような存在の酒。
穏やかな味わいの中に不思議と人を引きつける魅力を持っている日本酒です。
(文章:佐野 吾郎)
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 1800ml |
| 製造元 | 石鎚酒造(愛媛県) |
| 特定名称 | 純米吟醸 |
| 原材料 | 米・米麹 |
| 生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
| 保存 | 静かな冷暗所 |
| メーカーサイト | http://www.ishizuchi.co.jp/ |
| ■甘辛:辛口 ■原料米:雄町 ■精米歩合:50% ■アルコール度数:16度 ■日本酒度:+4.5 ■酸度:1.6 | |





















































