《 25年の歩みを刻む、華吹雪の特別仕様純米大吟醸 》
八戸酒造が「陸奥八仙」ブランドを創設してから四半世紀。その節目を祝う記念酒が登場しました。
使用されているのは、陸奥八仙の歴史とともに歩んできた酒造好適米「華吹雪」。
この米で醸した純米大吟醸を、通常より麹の使用比率を高めた特別仕様で仕上げています。
麹を増やせば良いという単純な話ではありません。
バランスを保ちながら麹比率を上げるには高度な技術が求められます。
数々のコンテストで受賞を重ね、世界一の蔵にも選ばれた八戸酒造ならではの技が光る一本です。

味わいの充実感もさることながら、際立つのは香りの華やかさ。
ワイングラスで楽しめば、その魅力が一層際立ちます。
完熟メロンを贅沢に使ったアイスクリームのような、甘く芳醇な香りが広がります。

25年という歳月は、あくまで通過点にすぎません。
これからの展開にも期待が高まりますが、まずはここまでの歩みを記念酒で祝いましょう。
特別な一本を、ぜひ味わってみてください。

《 この酒を造る八戸酒造について。近江商人をルーツとする江戸時代創業の酒蔵 》
「陸奥八仙」「陸奥男山」を醸す八戸酒造株式会社は、安永4年（1775年）に創業した酒蔵で、
そのルーツを辿ると現在の滋賀県西北部の高島市周辺を出身とする「近江商人」と言われています。

現在の陸奥八仙は、9代目にあたる長男の駒井秀介（ひでゆき）氏が当主。
25歳の時に蔵を継いだ秀介氏は新しい世代のための新しい酒造りにチャレンジ。
日本酒ファンから注目されているブランドの一つです。

(文章：齋藤 貴秀)