燗酒コンテストで最高金賞を受賞!止められない!止まらない! ◇花垣 山廃純米
商品説明
《燗酒コンテストで最高金賞!花垣の山廃純米!》
弊社で山廃純米の火入れをなかなか取り扱えなかった理由。
それは、私の中で「生もと純米」への思いが強過ぎたから。
こんなに美味しい生もとがあるんやからわざわざ山廃置かんでもいいやん。
って、思ってしまっていました…。
今思うと、生もとは生もと、山廃は山廃だったので、それぞれの良さをお伝えすれば良かったのですが。
今回、山廃純米が燗酒コンテストで最高金賞を受賞されたことが私の背中を押してくれました。
この機会を逃してはいけないと、販売開始を決めた次第です。
ここから少し製法に付いての説明を行いますので、ご存知の方は読み飛ばして頂いて結構です。
山廃・生もととはお酒を仕込む際の酒母の立て方を意味します。
酒母とはお酒の元になる物で、アルコール発酵に欠かせない酵母を安全に増やす為に酒母を立てます。
酒母は酸性である必要があります。
それは、酵母は酸に強いが、お酒に悪影響を及ぼす菌は酸が苦手だから。
酵母にとって働きやすい環境を整えるには醪(もろみ)を酸性に保つ必要があるのです。
さて、その酒母の立て方で現在最も多く採用されているのが速醸(そくじょう)と呼ばれる醸造用乳酸を添加する方法です。
それに対し、生もと・山廃は空気中の乳酸菌を取り込んで酒母を立てる方法です。
酸性になるのを待つ必要があるので、速醸に比べかなり時間が掛かります。
生もとと山廃の違いをザックリ説明しますと、もと摺り(もとすり)、別名山卸し(やまおろし)と呼ばれる作業を行うか、行わないか。
生もと造りではもと摺りと言って、半切と呼ばれる桶の中で蒸し米・米麹・水を櫂棒で摺り合わせる作業を行います。
この作業を割愛(廃した)したのが山廃です。
ちなみに、「花垣」では生もと・山廃、共に酵母を添加せず、蔵付き酵母で仕込まれています。
では、ここからは花垣の山廃に付いて説明致します。
弊社では毎年「無濾過生原酒」を販売しておりますが、こちらのお酒は加水火入れの熟成です。
最低18カ月熟成された後、香味を確認して順にリリースされます。
この熟成がとても重要で、お米の旨味に苦味や渋味、酸が絶妙に絡み合い、深い味わいを形成。
熟成感はあるのですが、重苦しさが全く無く、キレイに熟成が進んでいます。
飲み方としては、私は冷や(常温)かお燗を強くオススメしたいです。
というより、仕事柄冷酒も試しておりますが、味の広がりが損なわれますのでオススメ出来ません。
開栓後も冷蔵保存して頂く必要は全くございませんし、開栓後もお好みでどんどん追熟させて下さい。
本領を発揮するのはやっぱりお燗。
何と言っても燗酒コンテストで最高金賞を受賞したお酒ですから。
温度はお好みがあるとは思いますが、お風呂のお湯だったら浸かれないなという位、50度オーバーでも全く崩れませんし、ガンガンに温めてみて下さい。
そこからの燗冷ましも円やかで美味しいです。
私は年中お燗を飲みます。
夏は汗をダラダラかきながらお燗を啜ります(笑)
「花垣の山廃」のお燗が美味しいと思われたあなた。
きっとお燗が大好きになっているハズ!
楽しいお燗の世界に是非お越し下さい。
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 南部酒造場(福井県) |
特定名称 | 純米酒 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.hanagaki.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:麹:越の雫 掛:五百万石 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |
受賞歴・マスコミ紹介
全国燗酒コンテスト2019にて最高金賞受賞!
2019年7月31日、全国燗酒コンテストはキリンドラフトマスターズスクールで審査会を実施。全国268の酒造会社から出品された905点のお酒が、4部門に分けられブラインドで審査されました。
その結果、プレミアム燗酒部門において「花垣 山廃純米」が最高金賞を受賞しました。