《笑四季の春酒は気まぐれな恋のような味わい…♪》

笑四季酒造は毎年、春になると「さくら酵母×山田錦」のお酒を発売されます。

毎年、酵母とお米の組み合わせは一緒でも、商品名は全くの別物、仕込経過も変えています。

今年(2021-22)の商品名は「恋のカプリチオ」。

カプリチオとはイタリア語で「気まぐれ」。

また、特定の音楽技法や形式がない「奇想曲」という意味もあるようです。

確かに恋って形式がなく自由、そして時には気まぐれですもんね。

そのせいで何度痛い目に遭ってきたことか…。

当商品にもそんな恋のような自由さが反映されているのでしょうか？

キュンとした甘酸っぱさは確かに、もう帰れないあの頃の恋を思い出させます。

しかし甘酸っぱさだけでなくキレの良さ、余韻の引き際の爽やかさもあります。

その変化はまるで「あれ？なんか僕のこと好きやと思ったら全然そんなことなかったやん？」という状況。

あっさりと何の悪気もなく遠くに行ってしまうあの人のようです。

まさに恋の自由さのようなお酒です(笑)

さぁ皆様も「恋のカプリチオ」の気まぐれさに振り回されちゃってください！

(文章：藤井 昇)