《 和歌山の食卓を彩る、地元に愛される純米酒 》
和歌山県内のあらゆる飲食店で出会える、地元に深く根付いた純米酒。
居酒屋はもちろん、イタリアン、ラーメン店、回転寿司まで、ジャンルを問わず置かれているのは、
シンプルに「旨いから」に他なりません。
全国の日本酒愛好家から支持される銘柄でありながら、地域の人々の日常に寄り添い続ける。
真の意味での地酒がここにあります。

《 穏やかな香りと深い旨味、米本来の魅力を味わう 》
グラスに注ぐと、穏やかに広がる米由来の優しい香りが立ち上ります。
派手さを追い求めるのではなく、原料米本来の持ち味を存分に表現した控えめな香り。

口に含むと、まず感じられるのは米の持つ深い旨味。
この旨味は単調ではなく、複数の要素が重なり合って奥行きのある味わいを作り出しています。
骨太でありながら角が取れた丸みを帯びた口当たりは、滑らかに舌の上を滑り、喉へと流れていきます。

辛口という表現よりも、旨口という言葉がふさわしいこの酒は、濃厚な味付けの料理とも見事に調和します。
肉料理や脂ののった魚料理など、インパクトのある食事でも、その存在感は決して負けることがありません。

味わいの中心を支えているのは、しっかりとした酸味です。
この酸が全体の構造を引き締め、豊かな旨味を受け止めながら、後口には心地よいキレをもたらします。

温度帯による表情の変化も、この酒の大きな魅力となっています。

冷やして飲めば、爽やかさと米の旨味が際立ち、
常温では柔らかな味わいが前面に出てきます。
さらに燗にすると旨味が一層膨らみを増し、体に染み入るような温もりと共に、より深い味わいを楽しめます。

時代の流行に左右されることなく、昔ながらの製法を大切にしながら醸されたこの純米酒は、
食事を引き立てる食中酒として理想的な存在です。
料理を選ばず寄り添うことができる懐の深さを持ちつつ単体で味わっても満足できる完成度を備えています。
日常の食卓から特別な席まで、幅広いシーンで活躍する頼もしい一本です。

《 保存・発送について　常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ずクールチケット(500円)をご購入下さい。

ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。

低温で長期間保存をしたい。
些細な味の変化も好まない。
そういう場合は冷蔵で保管下さい。

《 この酒を作る名手酒造店とは 》
和歌山県海南市で1818年（文政元年）に創業した老舗酒蔵。地元産の良質な米と名水「黒江の清水」を使用し
丁寧な手造りを基本としています。その結果、芳醇な香りと深いコクを持つ日本酒を生み出してきました。
蔵人たちの情熱と技術が生み出す酒は、地元だけでなく全国の酒愛好家からも高い評価を受けています。

(文章：齋藤 貴秀)