
6年の歳月が磨いた、極上の発泡ナチュール! ◇仙禽 オーガニック・ナチュール <X:sparkling> 720ml
商品説明
《 6年の歳月が磨いた、極上の発泡ナチュール! 》
まだ「オーガニック・ナチュール」ににごりも貴醸酒もなかった頃の話です。
蔵から今後のナチュールの展開についてのお知らせが届き、そこでにごりや貴醸酒も展開していくことを知りました。
そしてその展開していく予定の中には「スパークリング」もありました。
その後まもなくして、にごり、貴醸酒が発売されましたが、待てど暮らせどスパークリングの案内が来ることはありませんでした。
スパークリングが発売されないまま、次のにごりや貴醸酒が発売されたので、スパークリングはきっと予定にはあったけど取りやめになったのだと思っていました。
そして結局スパークリングの案内が来ることなく約3年が経過。
存在を忘れかけていた時、遂にスパークリングの案内が来たのです!!
その案内を読んで驚きました。
この3年間試行錯誤を繰り返してきたというならまだ想定の範囲内。
実際は、最初のお知らせをする以前から試行錯誤を繰り返していたようで、ベストなガス圧を生み出し、納得のいく酸味と甘味のバランスにこだわった結果、当商品が商品化するまでに費やした歳月はなんと6年!
蔵としても念願の「ナチュール スパークリング」の発売であった事が窺えます。
そんな蔵の念願のお酒を紹介いたします。
《 「仙禽 オーガニック・ナチュール <X:sparkling>」ってどんな酒? 》
ナチュールスパークリングは、まず開栓に気を付けてください。
私の場合、冷蔵庫でしっかりと冷やしていたにも関わらず、スクリューキャップをパキッと開けた途端、お酒の上面が勢いよく競り上がってきました。
急いでキャップを閉めて事なきを得たのですが、思っていた以上に元気の良いお酒のようです。
その後はゆっくりと開けて閉めてを繰り返して無事に開栓成功。
お酒を注ぐ前から存在をアピールするように、瓶の中でシュワシュワと音を奏でているのが印象的でした。
このスパークリングの炭酸は、炭酸ガスを注入しているのではなく「瓶内二次醗酵」に由来するものです。
「瓶内二次醗酵」とは発酵途中にもろみを搾ってお酒を瓶詰めし、発酵の続きを瓶の中で行わせるという手法。
発酵によって瓶の中で炭酸ガスが発生し、ガス圧の高いお酒が出来上がるのですが、当商品のガス圧の高さは思っている以上でした。
きめ細やかで力強い泡を感じてください!
《 この酒の味わい、楽しみ方 》
口に含むと口の中は泡ブクと爽やかに甘酸っぱいお酒に満たされます。
蔵がこだわった酸味と甘味は見事に融合してまるで新鮮ないちごを食しているような気持ちになりました。
ただ甘酸っぱいだけでは終わらず、飲み込んだ後はドライな味わいに変化します。
喉越しもよく後味も良いので、何杯でもお代わりをしたくなりました♪
ペアリングには、チーズやフルーツを使った前菜、白身魚やカルパッチョ、和風の酢の物などがおすすめ♪
日常の一杯としても、お祝いの席でも、その場を華やかに彩ってくれる一本です。
《 時間をかけたからこそ、生まれた美味しさ。どうぞご賞味ください 》
「仙禽 オーガニック・ナチュール <X:sparkling>」。
それは、6年という時をかけて、蔵人たちが情熱と手間を惜しまず磨き上げた一本です。
口に含めば、泡の優しさとフレッシュな果実のような香りが広がり、喉を通る頃にはすっきりとドライな余韻に。
味わい、香り、泡立ち、すべてに妥協がなく、まさに「完成された発泡日本酒」。
特別な日に、大切な人と。
あるいは、自分へのご褒美として。
今こそ、6年の歳月をかけた泡を味わってください♪
《 保存・発送について クール便で配送します 常温チケットによる常温配送は出来ません 》
この酒はビンの中で酵母が生きた状態の酒です。温度が上がると酵母が活性化するためクール便発送になります。
常温チケットをカートにいれても、この酒に関してはご要望にお応えできません。
到着後も冷蔵庫での保存をお願いします。
《 「仙禽」の超自然派生もと!その名も「オーガニック・ナチュール」 》
薄井専務は「ナチュール」について次のように話されています。
酵母に頼った酒造りが蔓延する昨今、似たような酒質、模倣的な酒質が良いものとされることに疑問を抱いてきました。
日本酒の未来は生もとが担っているというスローガンのもと、当蔵ではこの「オーガニック・ナチュール」こそが、唯一無二の蔵の個性を反映させるものだと確信しています。
「オーガニック・ナチュール」は普通の生もとではありません。
完全無添加の超自然派生もとです!
その核心にあるのが、酵母や乳酸すらも添加しない、まさに「自然に委ねた酒造り」です。
コンセプトはこれだけではありません。
生もと造りの中でもさらにこだわった、古来の技術と精神を受け継いだ「古式生もと」を目指して再現されています。
◆精米歩合◆
この酒では、現代の精米技術をあえて抑え、精米歩合90%以上という非常に低精白のお米を使用しています。
つまり、私たちが普段食べている白米とほぼ同じ状態に近いお米です。
これは、精米機がなかった時代の酒造りに立ち返ることを意味しています。
現代のように米を磨いて雑味を取り除くのではなく、米そのものの力を最大限に活かす、という挑戦です。
◆使用米◆
使用されているお米は酒造好適米ではなく、古代米の一種「亀ノ尾」。
しかも精米されていないため、米粒が大きいうえに酒造好適米のようには溶けません。
このため、伝統的な工程「もと擂り(もとすり)」が必要になります。
これはお米をすり潰して酒母を作る作業で、非常に手間のかかるものです。
ちなみに、この「もと擂り」を省いた製法が山廃仕込みです。
「オーガニック・ナチュール」はこの省略をせず、徹底的に生もと造りにこだわっています。
◆蔵付き酵母の使用◆
「オーガニック・ナチュール」では、酵母を一切添加せず、蔵に自然と住み着いている「蔵付き酵母」の力だけで発酵を進めています。
蔵付き酵母とは、長年にわたってその酒蔵に生息し、空気中や道具、木桶などに棲みついている野生酵母のこと。
環境や微生物のバランスにより発酵力や香りに個性が出るため、まさにその蔵ならではの味わいを生み出します。
人工的に選ばれた酵母とは異なり、管理が難しく、発酵にも時間がかかる一方で、その土地の風土や蔵の歴史が映し出された、深みと複雑さのある酒質が期待できます。
仙禽では、この蔵付き酵母こそが「唯一無二の個性」を表現する重要な要素と捉え、酒造りに取り入れています。
◆酒母◆
このように自然に任せた造りのため、酒母が完成するまでにかかる時間はおよそ40日以上。
これは、現代の主流である「速醸酒母」が約15日で完成するのに対し、約3倍もの日数です。
時間がかかる分、酒母に宿る微生物の活動がゆっくりと進み、深みのある味わいが形成されていきます。
◆木桶◆
酒母を仕込む容器には、現代のステンレスタンクではなく、伝統的な木桶が使用されています。
これは、タンクがなかった時代の酒造りを再現するためであり、木桶の中で育まれる微生物の力を借りることも、自然派の酒造りには欠かせません。
「オーガニック・ナチュール」は、ただ自然派というだけではなく、古来の酒造りに真正面から向き合い、現代に蘇らせた挑戦です。
蔵付き酵母、精米を抑えた米、古代米の使用、木桶、そして時間をかけた酒母造り。
全ての工程において、自然と伝統を重んじた究極の一杯。
仙禽の酒造りに対する情熱とこだわりが詰まった、唯一無二の日本酒です。
《「ナチュールスパークリング」を造る株式会社せんきんとは。》
栃木県宇都宮市の北東に隣接するさくら市。この地に江戸の後期1806年に創業した株式会社せんきん。
関東平野の北端に位置するこの地域は山岳地を水源とする鬼怒川、荒川などが市内を流れ
豊富な水源と平坦な土地を利用した水田が広がり酒造りには最適な場所です。
200年以上の歴史ある蔵では2024年より「江戸返り」とするブランドの再構築が行われ
100年先も愛される酒造りを精力的に行っています。
(文章:藤井 昇)
商品スペック | |
---|---|
容量 | 720ml |
製造元 | せんきん(栃木県) |
特定名称 | 非公開 |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 要冷蔵 |
メーカーサイト | http://www.senkin.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:栃木県産有機農法亀ノ尾(ドメーヌさくら亀ノ尾) ■精米歩合:90%以上 ■アルコール度数:13度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 |