《　冬の食卓に雪だるま登場！？ 真っ白にごりがきらめく“ウインターサケ”　》
窓の外は、しんしんと降る雪。
テーブルの上には、真っ白な雪だるまラベルの一本。
グラスに注ぐと、うっすら白くにごったお酒が、とろりと揺れます。

一見すると、「えっ？」と二度見してしまう不思議なボトル。
でも、ちょっと想像してみてください。
雪のようになめらかな口当たりで、フルーティーな香りと、やさしい甘さが広がる“冬のデザートサケ”だったら…？

その名も『まんさくの花 純米吟醸 Winter Snowman（ウインタースノーマン）』。どこかで聞いたことのある名前に、ドキッとする方もいるかもしれませんが、
ここではあくまで「雪だるま」の話です。

冬の食卓に並べたくなるビジュアルと、思わず誰かに見せたくなるネーミング。
ジャケ買い欲をくすぐりつつ、日本酒ビギナーも「ちょっと飲んでみようかな」と手を伸ばしたくなる一本です。
さて、その味わいとは？

《　秋田の雪景色をそのままグラスに。真っ白うすにごりの冬限定純米吟醸　》
「Winter Snowman」は、雪国・秋田の冬景色をイメージして生まれた、冬限定の純米吟醸です。
秋田県産「秋田酒こまち」を50％まで磨き上げ、一度火入れで丁寧に瓶詰め。
グラスに注ぐと、うっすらと白くにごる“スノーホワイト”な姿が現れます。

中身は、見た目のかわいさに反して、とても真面目。
フレッシュ感を残しつつ、冷蔵熟成によって角を丸くし、
「飲みやすさ」と「飲みごたえ」のちょうど真ん中あたりを狙った味わいに仕上げられています。

スペックは、日本酒度-1.5のやや甘口寄り。
昨年デビューした初回版よりも、甘さをほんの少しだけすっきりさせた、二年目のアップデートです。
フルーティーな吟醸香と、とろりとしたお米の甘み。
それをやさしい酸がまとめてくれるので、甘いのにくどくない。
「にごりは重そう…」というイメージを、良い意味で裏切ってくれる冬の一本です。

《　鍋パ、クリスマス、忘年会。それウインタースノーマンにやらせて下さい！　　》
このお酒がもっとも力を発揮するのは、冬のにぎやかなシーン。
家族で囲む鍋料理、仲間内のクリスマスパーティー、会社の忘年会や新年会。
テーブルに一本あるだけで、「これ何！？」と会話が始まる一本です。

おすすめの温度は、よく冷やした冷酒。
キンと冷やすと、フルーティーでクリアな印象が前に出て、
時間とともに温度が上がるにつれて、にごり由来のお米の旨みとコクがふわりと広がっていきます。
一本の中で、表情の変化を楽しめるのもウインタースノーマンの魅力です。

料理は、冬の定番・寄せ鍋や鶏鍋、チーズフォンデュ、グラタンなどクリーミーな料理と好相性。
白いにごりと、とろっとした料理の組み合わせは、目にもお腹にも満足感たっぷりです。

そして何より、日本酒ビギナーへの“入り口の一本”としても優秀。
やや甘口で口当たりがなめらかなうえ、度数のわりにアルコール感が尖らず、
「日本酒って思ったより飲みやすいかも」と感じていただきやすい設計です。

もちろんギフトにもぴったり。
「スノーマン」という名前に、ちょっと特別なときめきを覚えるあの人への差し入れにも、
思わずニヤリとしてもらえる、冬だけの一本です。

《　雪だるまと迎える冬。贈って楽しい、もらって嬉しい“Winter Snowman”　》
真っ白なにごりの中に、秋田の冬と、お米のやさしさをぎゅっと閉じ込めたウインタースノーマン。
味わいだけでなく、ラベルや名前にいたるまで“冬の物語”が詰め込まれた、季節限定の特別な純米吟醸です。

きちんと造られた一本なのに、どこか肩の力が抜けていて、
伝統的な日本酒の世界と、ポップで遊び心のある世界を、ちょうどいいバランスでつないでくれる。
だからこそ、記憶に残る。
「日本酒は詳しくないけれど、あの雪だるまのやつ、おいしかったよね」
そんな会話が、来年またこの一本を連れてきてくれるはずです。

迷っている方は、まずは一本。
冷蔵庫でしっかり冷やして、グラスにそっと注いでみてください。
真っ白なにごりの向こうから、あなたの冬をちょっとだけ特別にしてくれる“雪だるま”が、ひょっこり顔を出します。

《　保存・発送について　常温発送可能です　》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。（クール便は宅配ボックをご利用できません。不在時は持ち帰りになります。）

ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。

《　この酒を造る日の丸醸造について。　》
日の丸醸造は元禄2年(1689)　江戸時代創業の300年以上の歴史を持つ酒蔵。
蔵名の「日の丸」は秋田藩主佐竹公の紋処が「五本骨の扇に日の丸」だったことに由来しています。

昭和56年にNHKの朝の連続TV小説「まんさくの花」が秋田県横手市で放映されたのを機に、新たな銘柄として「まんさくの花」が誕生。

「まんさくの花」は地元向けのドッシリとした酒質の「日の丸」とは一線を画した、優しい口当たりの酒として誕生。春を告げる満作の花のように愛らしく温かみのある酒として、秋田県を代表する酒の一です。

(文章：佐野 吾郎)