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この味がわかれば幸せになれる!本醸造・普通酒特集!


《この味がわかれば幸せになれる!本醸造・普通酒特集!》

 

佐野屋酒店の佐野吾郎です。

 

もう10年くらい経ったでしょうか。

真冬の酒蔵訪問で秋田から鶴岡に移動する羽越本線。

 

冬の日本海を映す車窓。

"左手に鳥海山、右手に飛島。オレはその真ん中~♪"

そんな景色を見ながら飲んだ酒が、秋田駅で買った高清水のカップ酒。

 

飾らないローカル臭いラベルと、東京で当ててやろうという気配など全く感じられない普通の地元の酒の味。

そんな飾らない酒のほうが、より旅情を感じさせてくれます。

 

普通酒・本醸造のいいところ。

それはいろんな意味で飾り気がないところ。

 

東京でヒットさせようとか、限定流通にして地酒に強い店に並べようとか、そういった気配がまったくなく、その地域の日常の酒としての姿を残しているところにあるかと思います。

そして飾らないローカル酒のほうが、雰囲気が出るシチュエーションがあります。

 

当店ではいつもは、東京行きに化粧した特別な特別な酒を中心にお伝えしています。

しかし、そんな特別な酒が必要となるシーンだけではありません。

むしろ普通酒、本醸造の方がふさわしい、と思うシーンもあるのです。

 

本醸造、普通酒はお財布にも優しいです。

それらを適材適所で使うことによって、日本酒ライフがより幸せになれます。

 

という事で、今回は店主・スタッフがある意味本当の地酒といえるオススメの普通酒・本醸造特集をご紹介。

 

 

 

 

 

◆店主が普通酒の道に目覚めたきっかけの酒 鶴齢の雪男

店主が普通酒の道を開くきっかけとなった酒がコレです。

24歳の時、純米大吟醸酒に出会って日本酒の道に進んだ私。
その頃は純米吟醸以上の酒を追っかけていました。
やがて無濾過生原酒に出会い、それらを追っかけ原酒の濃い味に疲れてきた頃に出会ったのがこの雪男。
その時はまだ普通酒でした。

山吹色をした無濾過生原酒に対し雪男は透明。見たただけ普通酒とわかる色。
飲むととても淡麗で軽い。けど味に芯がある。飲んで疲れない酒、肩肘をはらない酒とはこういう酒の事をいうのか、と気が付きました。

この雪男から佐野屋の本醸造、普通酒のラインナップが広がっていきました。

 

鶴齢 雪男 本醸造 1800ml◆鶴齢 雪男 本醸造 1800ml青木酒造(新潟県) 1800ml 2,090円(税込み)

 

新潟の酒はかつては「淡麗辛口」と言われていました。
今でも淡麗辛口の酒は多いのですが、本醸造デビューをする際に淡麗辛口はピッタリ!
1.とっつきやすい
2.クセが少なく万人受けしやすい
3.さらりとして飲みやすい
という3つの条件からデビューとしては入りやすいかと思います。

またビジュアルも味の構成要素の一つ。
店主がこの酒を飲もうかと思った最初の理由は、このビジュアルと「雪男」というネーミングがきっかけです。

雪男を飲めば、雪深い越後湯沢に行った気分になれるかも?
都会向けに化粧されていない酒を口にすることで、雪国の旅に行った雰囲気が感じられるかも?
そう思いました。

 

 

◆本醸造デビューする方にはこの酒も店主のオススメ

雨後の月 特別本醸造 1800ml◆雨後の月 特別本醸造 1800ml相原酒造(広島県) 1800ml 2,090円(税込み)

 

この酒は、かつては「吟醸」として販売していました。
この酒も綺麗で、味に肉付きがよく、吟醸酒の延長線で入りやすかと思います。

雪男はかならあっさりしているので、人によっては物足りないかも。
純米酒や純米吟醸酒が好きな方には雨後の月 特別本醸造の方が入っていきやすいと思います。

迷った時は2本、買いましょう!
2本買っても4180円ですから!

本醸造・普通酒の味を知ったら幸せになれる、というのはこういう事なのです。

 

 

店主オススメの本醸造・普通酒

 

 

 

◆キーワードは能登流!金巻オススメの普通酒・本醸造!

都美人 超上撰 1800ml◆都美人 超上撰 1800ml都美人酒造(兵庫県) 1800ml 2,178円(税込み)

 

私がなぜ能登流を激押しするのか?
それはグルメの宝庫、石川県能登の食文化を長年支え続けて来た懐の深い日本酒だからです。

中でも私が都美人の超上撰をオススメする理由。
それは、激安酒にこれでもか!と技術が注ぎ込まれた完成度の高過ぎる旨さがあるからです。
ちなみに全国レベルで見ても、山廃の普通酒はかなり珍しいです。

山廃ならではの深い旨味とキレ、熟成による円やかさ。
能登に負けず劣らずのグルメの宝庫、淡路島を支えるお酒なのですから実績は折り紙付き。

焼き物・揚げ物・煮物、何でも合います。
料理の国籍も問いません。
普段の食事がより美味しく、楽しくなるお酒として、都美人の超上撰をおすすめいたします!

 

 

 

 

◆キーワードは能登流!その2。金巻オススメの普通酒・本醸造!

喜楽長 上撰 1800ml◆喜楽長 上撰 1800ml喜多酒造(滋賀県) 1800ml 2,079円(税込み)

 

この酒を強く押す理由。
それは能登杜氏自醸清酒品評会で毎年のように優等賞を受賞している普通酒だからです。

能登杜氏組合では毎年、能登杜氏自醸清酒品評会を開催されています。
この普通酒の部で毎年優等賞を受賞されているのが喜多酒造。

喜多酒造の四家裕(しやけゆたか)杜氏は能登杜氏組合の組合長を務めていらっしゃいます。
四家杜氏の普通酒は天下一品!
業界でも有名なのです!

都美人の超上撰がグッと来るタイプだとしたら喜楽長の上撰は優しく寄り添ってくれる癒し系。
一口飲めば身体も心も解きほぐされて、1日の疲れが吹っ飛びます。

レベルが段違いの極上普通酒を是非味わってみて下さい。

・金巻忍がおすすめする能登流の普通酒・本醸造

全て能登杜氏が造った能登流の酒です。

能登流とは米の旨味を全面に押し出した力強さと後切れの良さが特長の食中酒。
普段の食事を幾重にも美味しくしてくれる旨酒です!

 

 

金巻オススメの本醸造・普通酒

 

 

 

《店主・佐野吾郎流!普通酒・本醸造への道》

 

舌は味を学習することで美味しさの範囲を広げていく。

《日本ソムリエ協会 名誉会長でも最初から赤ワインの美味しさが分かってるのでは無い》

その昔、酒の勉強の為、岡昌治ソムリエによる講演会に参加した事がありました。

岡ソムリエは2010年から2016年には日本ソムリエ協会の会長を務めらた方です。
現在でもリーガロイヤルホテルのマスターソムリエとしてご活躍されている、とにかくすごい方です。

その講演会でとても印象に残ったこと。
それは凄いソムリエでも「最初は赤ワインも白ワインもその美味しさが分からず、一番最初に美味しさが分かったのがドイツの甘口ワインだった」と話されたことです。とても意外だったので印象に残りました。

甘口のドイツワインが美味しいと感じる事が出来た理由は、過去に経験した飲み物の中で、味の共通点がいくつかあった事。

赤ワインの味の美味しさが分からない理由は、過去に経験した飲み物や食べ物の中で、味の共通点が少ないため、脳に味の経験則がないため「美味しいかどうかの判断ができない」からです。

《少しづつ味の経験値を広げることで美味しいさの範囲を広げる。》
ドイツの甘口ワインは、梅酒などで甘酸っぱい味を経験則として持っているため、入っていきやすい味。
徐々に辛いワインにシフトして味の経験値を増やしていけば、次には辛口の白ワインの味が分かってくる。
同様に辛口の白ワインの味の経験値を増やす事で、赤ワインとの味の共通点が増えて、最後には赤ワインの美味しさもわかるようになる。
これはワインに限らず料理や日本酒にもえいることだと思います。

本醸造・普通酒というのは味の接点が少ないため、最初は美味しさがわかりにくいもの。
最初は出品酒とか大吟醸、或いは純米吟醸酒あたりから日本酒の美味しさに気がついた人が多いはず。
そこから純米酒、山廃酒などに範囲を広げ、最終的には本醸造、普通酒に至るまで範囲を広げていくわけです。

いきなり無理をせず純米酒や吟醸酒で味の辞書を広げ、吟醸酒に近い特別本醸造から入っていく事をおすすめします。
特別本醸造の味がわかってくると、本醸造にはすんなり入っていけます。

《普通酒の美味しさに辿り着けると幸せになれます。》
なぜなら価格が安い。コスパが良すぎるからです。
豊富な味の辞書を武器に、コスパの良い酒を飲みこなす術を身に着けたら酒飲みとして最強。

ぜひこれをきっかけに、味の範囲を広げてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

 

 

《金巻が普通酒・本醸造をおすすめするワケ》

 

普通酒・本醸造の最大の魅力。
それは、日常に自然と溶け込み、飲んでいてホッとする所。

毎日、外食やごちそう続きだと正直、飽きます。
旅行でこれでもか、とグルメを満喫して来たのに、家に帰ってから食べたお茶漬けやお味噌汁がどんなごちそうよりも美味しく感じる。
こんな経験、ありませんか?

肩肘張らず、普段の食事と共に気軽に楽しめるお酒、それが普通酒や本醸造の良さだと私は思います。
何を食べながらでも美味しく飲めます。
日常的に飲むお酒ですから、料理や食材を特定されても困りますよね。

さて、私の普通酒との出会いは割と早く、お正月に父から無理矢理飲まされた剣菱のお燗です(笑)
年齢はナイショ(笑)

ウワッ!って感じは全く無く、意外と普通に飲めました。
ポカポカして気持ち良い、アテが欲しくなる感じは今でも覚えています。
もちろん、今でも剣菱は大好きです!

《私が普通酒、本醸造が今のように好きになったのは、約8年前の出来事。》

取引先である花垣の南部酒造場で酒造りの体験をさせて貰った時に賄いで出された山廃本醸造の「お祖父さん」を飲んだのがきっかけです。
(正式名称は「昔、お祖父さんの飲んだ酒」)
お猪口や杯では無く、お湯呑みに並々と注がれた燗酒を飲んだのはその時が初めてでした。

1日の作業の疲れを取ってくれるホッとする美味さ。
目の前の料理に自然に溶け込む優しい味わい。
米の味はしっかりと感じられるのに切れが良い。
とにかく飲み進む。
料理が無くなればトークすらもアテになる。
日本酒の素晴らしさを再確認した瞬間です。

こういう癒し系の日本酒の美味しさ。
皆様にも楽しんで頂ければ幸いです。

《最後に。3月に面白い酒が蔵出しされます!》


「昔、お祖父さんの飲んだ酒」は残念ながら終売になりました。
ですが、終売する直前、タンクに1本仕込まれた山廃本醸造があったのです。

そのお酒が5年の眠りから覚め、「花垣 豊満のいろけ」として限定発売されます。
3月に入荷いたしますので是非皆様に飲んで頂きたいです!

 

 

 

 

 

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