
忍びの里・伊賀の歴史と自然が結晶。神の穂の格調高き一滴 ◇作 なぐわし 伊賀 神の穂 2022【2025年10月蔵出し】 750ml
商品説明
《 土地と米に、時のロマンを宿す日本酒 》
「作 なぐわし」シリーズは、土地に敬意を表して醸された日本酒です。
酒名に使われている「なぐわし」という言葉は、古代の日本語。
「名細し」と書き、土地を褒めたたえるときに使う形容詞です。
「素晴らしく高貴である」「名前が気高く美しい」、まさに美しい地に贈る、称賛の言葉。
蔵元が「なぐわし」と讃えた土地、それが
佐用(さよう)・東条(とうじょう)・鈴鹿(すずか)・伊賀(いが)。
それぞれの土地で育まれた個性豊かな酒米と、清らかな水、風土の恵みを大切に、一本一本丁寧に仕込まれています。
「作 なぐわし」が従来の作と大きく違う点。それは「時が経っても色褪せない味」への感動。
四季醸造によって常に新酒を出荷していたこの蔵の長所は、フレッシュで飲みやすくきれいで華やかな酒。しかし味の厚みや深みはというと、その綺麗さに隠れがちでした。
なぐわしは上質な材料を使うことによって、深み、味の層の厚みにチャレンジ。
そのため、これまでとは違う酵母を用い、熟成耐性を備える酒を目指します。
ワインのグランヴァンのように、若さではなく、時が経っても色褪せない味への感動。それを求めた酒が「なぐわし」です。
《 神の穂、伊賀の風土が生んだ、気品ある酒米 》
「伊賀」大いなる湖の「始まりの土地」
約400万年前、地殻変動により現在の伊賀市あたりにできた「大山田湖」が琵琶湖の最初と言われています。
その後湖は消えては現れ、を繰り返しながら北上し、現在の琵琶湖へと至りました。
伊賀市から現在の琵琶湖周辺にかけて分布する古琵琶湖層群とよばれる地層は
湖底の泥が堆積した粘土質の土壌でミネラルなど栄養分を豊富に含まれており、
稲を健康に育てる基盤となっております。
古くから“忍びの里”として知られる一方、豊かな盆地気候と清らかな伏流水に恵まれ、
米づくりの名産地としての歴史を持ちます。
昼夜の寒暖差が大きい伊賀の気候は、米の旨味をぎゅっと凝縮させ、
酒造好適米のポテンシャルを最大限に引き出します。
古より「伊賀の米は粒立ちがよく、味に張りがある」と称えられ、
茶人・千利休もその土地の水を愛したと伝えられています。
そんな伊賀の風土で育った三重県オリジナルの酒造好適米「神の穂」
その神秘性と、土地がもたらす深い滋味が、この酒を特別な一本にしています。
「作 なぐわし 伊賀 神の穂 2022」は、この神の穂を45%まで磨き上げた純米大吟醸酒。
精米歩合45%、ヴィンテージは2022年。
口に含めば、ふくよかで厚みのある旨味がゆっくりと広がり、
それでいてフィニッシュは柔らかく、上品なキレを感じさせます。
まさに伊賀の自然が育んだ“静かな力強さ”を表現した一本です。
この酒は、伊賀の風土と酒米の個性、そして蔵元の技が三位一体となった渾身の作品。
贈り物にも、自分へのご褒美にも最適です。
《飲み方・楽しみ方:酒の旨さは、飲み方でさらに広がる。》
「作 なぐわし 伊賀 神の穂」は、温度によって甘味と香りの表情が大きく変化します。
●ふくよかさを堪能したいときは、やや冷(12-15℃)で
大きめのボウル型ワイングラスを使用すれば、伊賀米らしい丸みと艶やかさが最大限に広がります。
●キレを楽しみたいときは、冷酒(10℃前後)で
チューリップ型グラスを使えば、よりシャープで洗練された印象に。
甘味を抑え、伊賀の水が生む清らかさが際立ちます。
おすすめは、冷酒から常温へとゆっくり温度を上げていく「温度の旅」
一杯の中で、まるで伊賀の四季をめぐるような味わいの変化が楽しめます。
■この酒に合う料理4選:
1.伊賀牛のローストビーフ 柚子胡椒添え
→ 肉の旨味と脂の甘味を、酒のまろやかさがやさしく包みます。
2.鯛の昆布締めと山葵
→ 上品な旨味とミネラル感が調和し、伊賀の水の清らかさを感じさせます。
3.伊賀豆腐の田楽味噌がけ
→ 素朴な味噌の甘味に、神の穂由来の甘やかさが寄り添う抜群のペアリング。
4.干し柿とブルーチーズのカナッペ
→ 熟成の香りと果実の甘味を引き立て、ワインのような余韻を演出。
伊賀の郷土料理や旬の素材と合わせると、土地の恵みをまるごと味わうような体験ができます。
《 伊賀の静謐と誇りを、一本に込めて。》
「作 なぐわし 伊賀 神の穂」は、蔵元が敬意を込めて醸した“伊賀の美”
忍びの里に息づく静かな情熱と、肥沃な土地が育む滋味深さ。
それらがひとつに溶け合った、心を澄ませて味わいたい日本酒です。
ただ美味しいだけではない。
土地の香り、歴史、心を飲むような感覚――それが、この一本の魅力。
日々の中に、少しの静けさと豊かさを。
季節に関係なく、何度でも味わいたくなる“伊賀のぬくもり”を、あなたのグラスに。
ぜひこの機会に、伊賀の“なぐわし”をお手元に。
《保存・発送について。》
この酒は火入れが行われている日本酒ですが、デリケートな商品です。
そのため夏季(猛暑期)はクール便でお送りします。
それ以外の時期は常温配送となります。
クールをご希望の方は「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
常温便をご希望の場合は「常温便チケット」をカートに入れてください。
保存について:スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷蔵庫での保存が難しい場合は、極力光が当たらない場所、振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。その場合できるだけ早くに消費下さい。
《「作」を造る清水清三郎商店について》
清水清三郎商店は明治2年、海に近い鈴鹿市若松地区に創業した酒蔵です。
創業者の清水清三郎氏は、網元(あみもと)と呼ばれる漁網や漁船を所有する経営者でした。
蓄えた資金を元に酒造業界に進出したのが始まりではないかと伝えられています。
この地域は鈴鹿山脈からの清冽な伏流水が得られ、伊勢平野からは酒の原料である米が豊富に手に入ります。
さらに造った酒を江戸や大坂へ輸送するための海上交通の港もあり、酒造りにおいてとても恵まれた土地。
かつては多くの酒蔵が並び繁栄していたそうですが、現在では清水清三郎商店が鈴鹿市で唯一の造り手です。
2000年11月、現在の主力銘柄となる「作(ざく)が誕生。
その人気はうなぎのぼり。年々生産量が増え、通年で酒造りを行う四季醸造体制で製造するに至ります。
年間通してフレッシュな新酒が蔵出し酒蔵として更に人気を博しています。
(文章:佐野 吾郎・齋藤 貴秀)
| 商品スペック | |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| 製造元 | 清水清三郎商店(三重県) |
| 特定名称 | 純米大吟醸 |
| 原材料 | 米・米麹 |
| 生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
| 保存 | 静かな冷暗所 |
| メーカーサイト | http://zaku.co.jp/ |
| ■甘辛:やや辛口 ■原料米:三重県伊賀産神の穂 ■精米歩合:45% ■アルコール度数:15度 ■日本酒度:非公開 ■酸度:非公開 | |



















































