都美人(みやこびじん) 都美人酒造
●食通に知られる「食の宝庫」淡路島!
皆様、淡路島と聞くと、何を思い浮かべられますか?
西日本の方にとっては馴染みのある島かも知れません。
しかし、東日本、北日本の方となると…。
そこで、「都美人」をご紹介する前にまずは淡路島についてご説明致します。
淡路島は面積としては全国で第11位。
人口では、主要四島(北海道・本州・四国・九州)を除き、沖縄本島に次いで2位の島です。
淡路島(旧淡路国)は、かつては若狭・志摩と並び、御食国(みけつくに)と呼ばれ、皇室、朝廷に海産物を中心とした食材を献上していました。
現在でも四季折々の様々な食材で賑わう、食材の宝庫です。
そのことを証明しているのが食料自給率。
日本全体では50%はおろか、40%をも下回る中、淡路島の食料自給率は何と100%オーバー!
どれだけ食に恵まれた島であるかがお分かり頂けると思います。
私の中でも淡路島と言えば、由良のウニに沼島(ぬしま)のハモを始め、淡路牛や玉ねぎ等、幾つもの食材が次々に思い浮かぶ、食の島。
その上、酒まで美味しい!
食べることが何より好きな私にとって、これ程までに魅力的な島は他にありません!
●佐野屋にようやく登場!兵庫県の地酒!
京都府の伏見と共に、古くから酒造りで有名な灘がある兵庫県。
兵庫県には酒米の王者、山田錦の特A地区もございます。
兵庫県の酒と聞くと灘を中心とした本州を連想される方が多いと思います。
しかし、淡路島にも素晴らしい酒を醸す酒蔵があるのです。
それが「都美人(みやこびじん)」
私、決めておりました。
初めて兵庫県の酒を取り扱うなら絶対「都美人」だと!
そこで私はボスに何度も提案をしました。
そして、今回、ようやくGOサインが出たんです!
では、これより、私が自信を持ってオススメする「都美人」をご紹介して参ります。
●淡路島を代表する酒「都美人」
「都美人」は淡路島の南部、南あわじ市にある「都美人酒造」で造られた酒です。
ところで、「都美人」と聞くと、京都府の地酒のような名前だと思われませんでした?
それもそのはず、名前のルーツをやはり京都府の伏見にあります。
では、なぜ、兵庫県の淡路島で京都府の酒の名前が?ということになりますが、それは蔵の成り立ちに由来します。
「都美人酒造」は昭和20年に淡路島南部の10の蔵が1つに合併して出来た蔵なんです。
10蔵の中の1つに「都美人」というブランド名を持つ蔵があり、そこから「都美人」と名付けられました。
その蔵が元々は京都府の伏見で酒造りを行っていた蔵だった、ということです。
蔵の歴史に関しましては、10蔵の合併で出来た蔵ということもあり、詳しい情報は残っておりません。
●「都美人」を全国区に押し上げた能登杜氏、山内邦弘!
「都美人酒造」では代々、丹波杜氏が指揮を執り、米の旨味を生かした、昔ながらの山廃仕込みを中心に酒造りを行って参りました。
そんな「都美人酒造」に危機が訪れました。
それは先代杜氏の引退です。
蔵はすぐに後任の杜氏を探すべく、丹波杜氏組合に連絡しました。
しかし、紹介される杜氏はいずれの方も高齢。
これでは、またすぐに次の杜氏を探さなくてはならない上に酒質が安定しない。
そこで、他の組合から、蔵の根本である山廃造りに長け、且つ、若手で長期的に酒造りに関わることが出来る杜氏を探すことにしました。
そして、能登杜氏四天王の1人で、山廃の神様とも称された農口尚彦(のぐちなおひこ)さんから1人の杜氏が推薦されました。
それが、現在の「都美人酒造」の杜氏、山内邦弘(やまうちくにひろ)さんです。
農口杜氏の下で麹造りを担当されていた山内杜氏の加入で「都美人」は地酒ファンの間で人気が急上昇!
更に、就任初年度の平成19年にいきなり全国新酒鑑評会で金賞を受賞。
「都美人」は淡路島、兵庫県を越え、全国区に名乗りを上げました。
●食材の宝庫、淡路島の酒らしく、料理をより美味しくしてくれる、それが「都美人」
山内杜氏の加入で「都美人」が一番大きく変わったのが麹。
一麹、二もと、三造りと言われる程、酒造りにおいて重要なのが麹造り。
麹がより良くなったことで「都美人」の酒質は更に向上しました。
「都美人」はドッシリと力強くてキレが良い。
酒の主張はしっかりしているのに、料理と合わせるとフッと軽くなり、見事に調和する。
食中酒のあるべき姿がそこにはあるのです。
冷酒で飲んでも冷や(常温)で飲んでもお燗で飲んでも旨い!
飲み飽きることが無く、寧ろ飲み進む。
酒のあるべき姿がそこにはあるのです。
また、山廃以外にも現在の酒造りの主流である速醸や、低アルコールの酒など、常に先を見据えた酒造りも行われています。
1人の能登杜氏の加入で「都美人」は更に躍進します!
食材の宝庫、淡路島が育んだ酒「都美人」
私が自信を持ってオススメ致します!
(文章:金巻 忍)
●店主が都美人を選んだ理由
意外と知られていない、食の宝庫、淡路島。
瀬戸内海に囲まれ、自然豊かな淡路島は、海の幸がとても豊富。
由良の赤ウニ、沼島(ぬしま)の鱧(はも)、淡路の3年とらふぐ、伝助アナゴ、タコ、鯛など、数え切れません。
次に、陸に目をやると、名産の玉ねぎ、レタス、そうめん(鱧鍋のシメのそうめんは絶品!)、淡路牛など、こちらも様々な食材が勢揃い。
そんな食の宝庫淡路島では、近年、和食、フレンチ、イタリアン等の若いオーナーシェフの出店が増えているそうです。
美味しい料理に欠かせないものは美味しい酒。
かつて、淡路島の地酒は全国市場での競争は厳しいものでした。
しかし、現在は違います。
現在、淡路島で稼働している2社のうちのひとつが、今回ご紹介する「都美人酒造」。
「都美人酒造」は、更なる蔵の発展を目指し、若い造り手を探していました。
そして、2007年、幸運なことに若手有望株の能登杜氏、山内さんと出会うことになります。
山内杜氏が「都美人」で酒造りを行うようになって2018年で11年目。
今では立派な敏腕杜氏として、高品質の酒造りを担っています。
山廃を得意とする山内杜氏が造る酒は食中酒として抜群。
料理をより美味しく引き立てる酒へと進化し、全国市場でも注目され始めました。
美食も楽しめる風光明媚な場所として、これからますます注目されるであろう淡路島。
私達が「都美人酒造」を応援することで、蔵も島も栄え、更に多くの人々が淡路島の魅力を楽しみに訪れる…。
そんな嬉しい循環が出来れば応援のし甲斐もあるというもの。
皆様、「都美人酒造」と淡路島をよろしくお願いします。
(文章:佐野 吾郎)
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
「都美人」の杜氏・山内邦弘(やまうちくにひろ)さんとJIZAKE.COMの佐野吾郎です。
販売はインターネットを代表する佐野屋が蔵元に代わって責任を持って行わせて頂きます。
当店は蔵元との太いパイプにより、商品の安定供給を受けております。インターネットで都美人をお求めの際は、是非とも地酒.COM、佐野屋をご利用下さい。
各種メディアの取材には喜んでご協力させていただきます。
取材のご依頼は「お問い合せフォーム」から。
またはお電話(072-840-2920)で。
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2022年 4月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」で銅メダル受賞!
2022年4月24日から27日の4日間、ロンドンでにおいて世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2022」のSAKE部門の審査が執り行われました。
その結果、古酒の部において「都美人 かい 山廃純米 無濾過火入酒 2017BY」が銅メダルを受賞しました。
2017年 8月
●「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2018」で金メダル受賞!
世界最大規模のワイン品評会「インターナショナルワインチャレンジ2018」のSAKE部門、純米酒の部において「都美人 山廃純米 茶ラベル」が金メダルを受賞しました。
