こちらは蔵の敷地内にある「ふく蔵(ふくくら)」です。
「ふく蔵」は加西市を代表する観光スポット!
昔の蔵を改装して作られた「富久錦」のフラッグシップショップです。
お店の入り口には酒樽や釜が飾られています。
1階では「富久錦」の酒を試飲、購入することが出来ます。
他にも様々な富久錦グッズ、グラスや杯等の酒器、無添加の食品、調味料などが販売されています。
1階の奥には特集コーナーや催し物コーナーもあります。
今回は特別に開店前に撮影させて頂きました。
お昼時はこちらもお客様でいっぱいです。
お店の2階は酒蔵の雰囲気を残したおしゃれなレストラン。
ランチタイムは開店と同時に満席になるほどの人気店です。
完全無添加素材にこだわった、美味しい旬の料理と「富久錦」の酒を楽しむことが出来ます。
こちらは「揚げ巻湯葉とおとうふ膳」
ふく蔵の料理は素材の持ち味を生かした、優しい味付けの料理ばかりです。
こちらは「天然焼きあなご膳」
天然あなごを天然調味料だけで香ばしく焼き上げられています。
ボスは毎月替わる季節膳をチョイス。
2月は「和風だしのロール白菜膳」でした。
まずは食前酒として提供される、「富久錦」の大人気低アル原酒の「Fu」を一口。
酒が飲めない方、ドライバーの方にはお酢のドリンクもございますのでご安心下さい。
こちらはふく蔵名物の酒まんじゅうを作られている厨房の前。
「ふく蔵」さんの酒まんじゅう、ホント美味しいんです♪
さすがは、酒蔵の直営店で作られている酒まんじゅう。
外の皮は清酒酵母で仕込まれているんです!
私が「ふく蔵」を訪れると必ず食べるのが酒まんじゅう!
では、中へ。
厨房を見学させて頂きました。
ちょうど今から酒まんじゅうを蒸し始められる所です。
出来立ての酒まんじゅうを今回は特別に厨房の前で食べさせて頂くことに。
熱い!!
出来立ての酒まんじゅうはホカホカで美味しいです!!
皆様も是非「ふく蔵」へお越しの際は酒まんじゅうを食べてみて下さい。
オススメです!!
加西市内を走る唯一の鉄道、北条鉄道の法華口(ほっけぐち)駅にやって来ました。
北条鉄道は加西市の隣、小野市の粟生(あお)と加西市の北条町を結ぶ鉄道です。
法華口はふく蔵の最寄り駅ですが、徒歩ですと、20分程度掛かります。
2017年にテレビアニメ『サザエさん』のオープニングで、兵庫県巡りの一つとして登場した名所です。
法華口の駅舎にはパン工房「Mon favori(モンファボリ)」さんが併設されています。
取材当日は残念ながら定休日でした…。
駅舎の横には法華山一乗寺の三重の塔のミニチュアがありました。
ミニチュアではありますが、ご覧のようになかなかの大きさです。
ホームに移動しました。
法華口は北条鉄道の中間駅に当たり、以前は行き違いの為の交換設備があったのですが、現在は撤去されています。
従いまして、常時1編成のみの運行です。
風情ある素敵な場所です。
1時間に1本しか電車が来ないと聞いていたのですが、駅で撮影をしていた所、タイミング良く、後数分で電車が来るようです。
そこで、隣の駅「播磨下里(はりましもさと)」まで乗ってみることにしました。
列車が到着しました!
(実はこの間に私と蔵元の稲岡さんは車で次の駅に先回りしておりました。)
列車は一両編成です。
後ろから乗って整理券を取り、降りる際は車輌先頭の運賃箱に整理券と運賃を投入するシステムです。
車内には学生さんがいっぱい乗っていました。
どうやら学生さんの下校時間と重なったようです。
何と!車内では地元加西市の丸中製菓のドーナツが販売されていました。
「訳ありドーナツ」どんな訳があったのでしょうか、激安です!
横にある貯金箱に料金を入れるというセルフシステムです。
その貯金箱には「ドーナツ料金箱」と書かれていました。
列車に乗って約2分程で隣の駅、「播磨下里」に到着しました!
駅には立派な石のお庭があります。こちらの駅は国登録有形文化財に登録されています。
駅にはご覧のようなニワトリのオブジェも。
播磨下里駅のボランティア駅長さんは2人。
お1人は月に2回、お絵描き教室を開催されています。
もう1人は何とお寺の住職さんで、週に2回程、「下里庵(しもさとあん)」を開かれています。
住職さんによる人生相談や雑談などの交流の場として人気なのだとか。
こちらは駅の隣にある「駅の里」
地元のお野菜の直売所です。
取材当日は開催されていませんでした。
続いて、法華山一条寺(ほっけさんいちじょうじ)にやって参りました。
西国三十三所の第二十六番札所です。
西国三十三所とは関西を中心に広がる(一部岐阜県にもあります。)観音霊場33箇所を巡礼するものです。
ちなみに私は過去に全ての霊場を回り、満願を達成しているので久し振りの参拝です。
到着するまで、石段のことはボスには内緒にしておきました(笑)
最近の観光編では体力ネタが続いております(笑)
今回もボスに日頃のトレーニングの成果を発揮して頂くことに。
では、早速上って行きます。
上って行くと、少しずつ見えて来ました!
三重の塔です!
今度はミニチュアではありません。
もう少し近付いてみます。
ご覧下さい!
この立派な三重の塔!
やっぱり本物は迫力が違います!
更に階段を上ると本堂に到着。
では、お参りします。
本堂から見下ろす三重の塔。
実に美しい景色です。
「富久錦」の「錦」はこの法華山一乗寺の美しい景色がまるで錦のようだと例えられた所から名付けられています。
本堂の出口付近から見る三重の塔。
夕陽が差した本堂、三重の塔もまた美しい!
蔵の取材を終え、ランチへ。
今回のお店は蔵元の稲岡さんオススメ、加西市のイタリアン「gottuo(ごっつお)」さんです。
関西の方ならピンと来られたかも知れませんが、お店の名前は播州の言葉でごちそうを指す「ごっつぉー」から名付けられています。
今回はお店の方のご好意で特別にランチタイムにも関わらず、個室をご用意して頂きました。
オシャレな空間で頂くイタリアン、楽しみです♪
創作イタリアンということで随所にシェフのセンスが光っています!
今回は特別に日本酒で撮影した訳では無く、普段から「富久錦」の酒を定番で取り扱っていらっしゃいます。
メニューによっては和の食材を盛り込み、日本酒を意識されていました。
このホタルイカとトマトソースのパスタ。
パスタの上に盛られているお野菜は地元で栽培されたセルバチコ。
ホタルイカのワタの風味とセルバチコの程良い苦味、風味が完璧に合っていました♪
こうなったら日本酒ですよねー♪
メインがやって来ました!
お肉と魚の両方が一皿に!
奥のコショウダイに掛かっているソース。
紫色のカリカリ食感。
何と柴漬けなんです!
タルタルソースのピクルスの替わりに柴漬けを入れたイメージです。
この発想力がスゴい!!
「gottuo」さんの料理は美味しい上に楽しい♪
また、イタリアンを食べているとワインと別に欲しくなるのが日本酒。
日本酒が飲めるイタリアンがもっと増えると嬉しいなぁ。
写真/清野達也
文/金巻 忍
佐野吾郎の酒蔵訪問記「兵庫県 富久錦」観光編 |