
《伝統の継承と新しさの追求》
信楽焼:白道窯(はくどうがま)

1982年、伝統工芸士の川口隆之が、滋賀県甲賀市信楽町入ヶ谷で「白道窯」を築窯。
「白道」とは、月の通り道として古来より宗教用語で「びゃくどう」とも呼ばれ、極楽浄土に通じる白い道とされています。
白道窯ではガス窯を主体に、信楽伝統の穴窯とも使い分け、作品を一点一点手作りで製作しています。
穴窯は煙害等で今では焚く事が厳しくなり、行っている件数も減り作品も貴重になっています。 その点、白道窯は山を背にするという立地に恵まれ、窯焚きが自由に出来ます。
令和7年、義息子の世良田満仁が事業を引き継ぎ、これまでの事業に加え、より顧客に近くニーズにあった商品開発に注力しています。
【信楽焼のぬくもりを感じる器を】
信楽焼は、日本六古窯のひとつと数えられています。
1200有余年の昔、聖武天皇が紫香楽の宮を造営された時、この地の陶土で瓦を焼かれたのが信楽焼のはじまりとされています。
その後、良質な陶土を生かし素朴で味わい深い焼物が、幾多の名品として生まれました。
現在は伝統工芸品に指定され、土と炎が作り出す素朴で温かみのある独特の焼き上がりが信楽焼の魅力になっています。
白道窯では、信楽焼のぬくもりを感じていただきたいため、機械ろくろは使わず、製品は一点づつ手作りによる製作にこだわっています。
日常の生活の中で「やすらぎ」を感じていただける物づくり、そしてその物づくりを通じて人と人との繫がりを大切にし、これからも技を極め続けていきます。
また伝統工芸士として、その技を後世に伝えていく事にも努めてまいります。
川口隆之
1947年 滋賀県甲賀市信楽町に生まれる
1965年 滋賀県立信楽高等学校を卒業
滋賀県立信楽窯業試験場に陶芸を学ぶ
1966年 滋賀県立信楽窯業試験場ろくろ科卒業
1982年 滋賀県信楽町入ヶ谷に「白道窯」を築窯
1989年 地元を中心に展覧会等に出品
1999年 第68回信楽陶器総合展 読売新聞社大阪本社賞受賞
2001年 第70回信楽陶器総合展 日本経済新聞社賞を受賞
2006年 信楽焼総合部門にて、伝統工芸士認定
2008年 第78回信楽陶器総合展 優秀賞受賞
作品の出展や寄贈をし、陶芸を通じて社会に貢献する活動をし現在に至る



















































