
秋田の米が主役。旨味と酸が寄り添い、四季の料理を静かに引き立てる一本。 ◇まんさくの花 純米ひやおろし 一度火入れ原酒
商品説明
《 ひと夏を越えた落ち着き。米の余韻が時間をゆるめ、夜が深まるほど澄んでいく。 》
高く澄んだ空の下。
秋田の大地では黄金色の稲穂が、風に波打つ。
穂が触れ合う、ささやかな音。
その頃、蔵の中では。
一月に生まれた酒が、低温で瓶のまま静かに眠る。
ひと夏を越え、角はほどけ、気配はやわらぐ。
ひやおろしという“完成”の合図。
飾りはいらない。
稲の香りと、ほどよい静けさだけで足りる。
会話は少し。余白は多め。
その穏やかな時間に似合うのが、まんさくの花 純米ひやおろし 一度火入れ原酒。
果たして、どのような酒なのだろうか?
どのような味がするのか?
その答えを知る方法はひとつ。
買って、飲むこと。
最初の一口で、すぐわかる。
《 秋田の米が主役。旨味と酸が寄り添い、四季の料理を静かに引き立てる一本。 》
まんさくの花 純米ひやおろし 一度火入れ原酒。
この酒は、一月に搾った純米酒を半年間、低温で瓶熟成させた“ひやおろし”です。
鋭かった輪郭はほどけて丸みへ。
心地よい酸と米のやさしい甘みが重なります。
だから、最後はほんのり辛口でスッと締まり、料理が一段と映えるのです。
原料は秋田県産 吟の精と秋田県産 ぎんさん。磨きは麹55%/掛70%という設定です。一度火入れの原酒だから、みずみずしさとコクのちょうど良い交点を狙いました。
酵母は協会1001号×秋田No.12。
完成値はAlc15.7%/日本酒度+2.5/酸度1.8。
数字が示す通り、端正なバランスで食中寄りの性格が伝わります。
味わいは中辛口~やや辛口。
ボディは中庸~中やや豊満。
ひと夏越しの丸みがのって、旨味と酸がひとつに溶け合う。
香りは穏やか、旨味はしっかり、後口は軽やかなキレで締めくくります。
冷酒で凛と。
常温でふくらみ。
ぬる燗で包容力。
秋に完成する酒なので、楽しみは四季を通じて続きます。
特筆すべきは、原酒でありながら重くないこと。
盃が自然に進む軽やかさと、食卓を支える静かな芯の両立です。
さて説明はここまで。
続きはグラスでどうぞ。
《 冷酒・常温・ぬる燗で三つの顔、その日の気分と料理に寄り添う楽しみ方 》
この酒の持ち味、それは香りは穏やか、旨味しっかり、キレ良しを持ち味とする食中派の純米酒。
原酒ながらAlc15.7%という設計で、重さよりも旨味の密度に魅力が宿ります。
味わいは中辛口~やや辛口。日常の料理を静かに引き上げるタイプです。
飲み方(冷酒・常温・ぬる燗)
おすすめは冷えすぎない冷酒。冷蔵庫から出して少し待ち、旨味がひらく温度で。
常温(15~20℃)では厚みと酸の広がりが前へ出て、料理との足並みが揃います。
ぬる燗(40℃前後)角がとれ、やわらかな丸みが前に。
だれずに上品な後口になります。
合わせたい料理(和食・現代食・軽食)
◎比内地鶏の塩焼き(焼き鳥)。脂を旨酸がさばき、塩のミネラルが旨味を押し上げます。
◎白身魚の天ぷらなら、衣の油をキレがさらりとほどき、身の甘みがすっと立ちます。
◎いぶりがっこ×クリームチーズには中庸ボディが寄り添い、燻香と乳のコクが心地よい調和。
◎海老ときのこのアヒージョでは、オイルのリッチさを酸が整えて余韻は軽やかに。
平日の晩酌に一合。週末は温度違いを仲間とシェア。
テイクアウトの焼き鳥や天ぷらでも、食卓は十分ごちそうになります。
“秋に完成”のひやおろしでも、心地よさは四季を通じて同じ調子。
今夜の一皿に、静かに寄り添う名脇役をどうぞ。
《 ひと夏越しの丸みと端正なキレ。平日の晩酌も特別に変わる小さなご褒美! 》
この一本があるだけで、食卓の空気がやわらぎます。
派手さではなく、旨味とキレの整いで料理をそっと押し上げる。
平日は冷えすぎない冷酒でスッと。
週末は常温でふくらみを楽しみ、肌寒い夜はぬる燗でやさしく包む。
同じ一本で、三つの心地よさが手に入ります。
まんさくの花は国内外の日本酒ファンから安定感のある食中酒として支持を集めてきました。
穏やかな香り、密度のある旨味、そして清々しい後口。そのバランスが評価の理由です。
“秋に完成”、出番は一年中。
今日の一皿を、少しだけ特別に。まんさくの花 純米ひやおろし 一度火入れ原酒をどうぞ。
最後はシンプルに、あなたの舌が答えを出します。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る日の丸醸造について。 》
日の丸醸造は元禄2年(1689) 江戸時代創業の300年以上の歴史を持つ酒蔵。
蔵名の「日の丸」は秋田藩主佐竹公の紋処が「五本骨の扇に日の丸」だったことに由来しています。
昭和56年にNHKの朝の連続TV小説「まんさくの花」が秋田県横手市で放映されたのを機に、新たな銘柄として「まんさくの花」が誕生。
「まんさくの花」は地元向けのドッシリとした酒質の「日の丸」とは一線を画した、優しい口当たりの酒として誕生。春を告げる満作の花のように愛らしく温かみのある酒として、秋田県を代表する酒の一です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 日の丸醸造(秋田県) |
特定名称 | 純米酒 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://hinomaru-sake.com/ |
■甘辛:辛口 ■原料米:麹:秋田県産吟の精 掛:秋田県産ぎんさん ■精米歩合:麹:55% 掛:70% ■アルコール度数:15.7度 ■日本酒度:+2.5 ■酸度:1.8 |