
イベントの乾杯の酒として大絶賛されたほぼ出品酒の限定品! ◇黒牛 純米大吟醸 袋吊り斗瓶取り 無濾過原酒 720ml
商品説明
《 一滴の雫に込めた贅沢。究極の「袋吊り斗瓶取り」手法による純米大吟醸 》
和歌山県 名手酒造が誇る最高峰シリーズの1本をご紹介。
「袋吊り(ふくろづり)」とは、もろみを布袋に詰め、一滴ずつ自然重力で滴り落ちる雫(酒)だけを採る
、極めて手間と時間のかかる搾り手法です。
この雫を、斗瓶(大きなガラス製の試験用瓶)に直接受けて詰める「斗瓶取り」をすることで、
酸化や過剰な圧力を抑え、酒質を最大限に丁寧に残します。
濾過をしないことで、米由来の旨味成分や香気成分がそのまま残り、
原酒のまま瓶詰めすることで、蔵で醸された瞬間の力強さと深みが、そっくりそのまま届けられます。
アルコール度数は17 18度前後と高めですが、
その分、味わいには揺るぎない骨格と、飲みごたえのある充実感が宿っています。
この酒は、品評会に出品されるクラスの酒質を持ちながら、市場に流通する稀少な存在。
蔵人たちが一滴一滴に込めた想い、そして和歌山の風土が育んだ米と水の恵み。
そのすべてが、この一本に凝縮されています。
《 柔らかく、深く、美しく。吟醸香と旨味が織りなす極上の飲み心地 》
ボトルを開け、グラスに注いだ瞬間、立ち上るのは華やかで清らかな吟醸香
。洋梨や白桃、青りんごを思わせる、みずみずしく透明感のある果実の香りが、ふんわりと鼻腔をくすぐります。
これは精米歩合を高め、丁寧に磨かれた酒米が生む、雑味のない純粋な香りです。
しかし、決して派手すぎることはありません。
香りは控えめに、品よく漂い、次第に米本来の穏やかで優しい香りへと変化していきます。
口に含んだ瞬間、最初に感じるのは驚くほど柔らかな舌触り。
するりと喉を滑るような質感でありながら、その奥には確かな存在感があります。
甘味がふわりと広がり、続いて米の旨味が層をなして押し寄せてきます。
この旨味は、決して単調ではありません。複雑で、立体的で、まるで何層にも重なった味わい。
そのあとに来る酸味。この酸味は、甘味や旨味を引き締め、全体の味わいに輪郭を与えます。
無濾過原酒特有の"厚み"がありながらも、酸味のおかげで重さを感じさせず、杯を重ねても飲み疲れしない絶妙なバランス。
アルコール度数が高いにもかかわらず、喉に刺さるような刺激はなく、むしろ丸みのある包容力を感じさせるのは、
原酒ならではの成熟した味わいの証です。
中盤から後半にかけて、味わいはすっと引いていきます。
このキレの良さが、飲み手を飽きさせない理由のひとつです。
飲み込んだ後も、口の中には米の優しい余香と心地よい酸味がほのかに残ります。
《 温度変化による表情の豊かさ 》
この酒の真の魅力は、温度によって表情が劇的に変わることにあります。
冷や(10-12℃):香りと甘味、フレッシュさが最も際立つ温度帯。
果実香が華やかに立ち上がり、清涼感のある飲み口が楽しめます。
暑い季節や、食前酒としても最適です。
やや冷や(13-15℃):旨味とコクのバランスが最も美しく感じられる、理想的な温度帯。
甘味・旨味・酸味のすべてが調和し、この酒の本来の姿が最もよく表れます。
じっくりと味わいたいときには、この温度がおすすめです。
常温 ぬる燗(20-35℃):温度を上げることで、酸味が穏やかになり、甘味と旨味が一層膨らみます。
米の持つ柔らかな甘さが前面に出て、まろやかで包み込まれるような優しさが広がります。
特に寒い季節や、温かい料理と合わせるときには、この温度帯が新たな魅力を引き出します。
このように、温度によって七変化する味わいは、一本で何通りもの楽しみ方ができる、贅沢な体験を提供してくれます。
《 特別な日に捧げる、一滴の芸術 》
日常の晩酌にはもったいないほどの特別感を持ちながら、決して気取りすぎず、むしろ飲み手の心にそっと寄り添う。
大切な人との記念日、久しぶりに会う友人との再会、あるいは自分へのご褒美として。
人生の特別な瞬間に、この酒はふさわしい存在感を放ちます。
また、贈り物としても最適です。高級感のある佇まいと希少性は、贈る人の心遣いを伝えるのに十分な存在。
日本酒好きの方へはもちろん、普段あまり日本酒を飲まない方にこそ、
「日本酒ってこんなに美味しいんだ」という驚きと感動を届けることができます。
「ただの美味しい酒」では物足りない。
「飲むたびに発見がある酒」を探している。そんなあなたにこそ、この一本を手に取っていただきたいです。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ずクールチケット(500円)をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。
低温で長期間保存をしたい。
些細な味の変化も好まない。
そういう場合は冷蔵で保管下さい。
《 この酒を作る名手酒造店とは 》
和歌山県海南市で1818年(文政元年)に創業した老舗酒蔵。地元産の良質な米と名水「黒江の清水」を使用し
丁寧な手造りを基本としています。その結果、芳醇な香りと深いコクを持つ日本酒を生み出してきました。
蔵人たちの情熱と技術が生み出す酒は、地元だけでなく全国の酒愛好家からも高い評価を受けています。
(文章:齋藤 貴秀)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 名手酒造店(和歌山県) |
特定名称 | 純米大吟醸 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.kuroushi.com/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:山田錦 ■精米歩合:40% ■アルコール度数:16.5度 ■日本酒度:-0.5 ■酸度:1.5 |
受賞歴・マスコミ紹介
「全米日本酒歓評会 2018」で金賞受賞
2018年6月、恒例の全米日本酒歓評会がハワイ州ホノルル市で開催されました。3日間で478銘柄の出品酒を香り、味、バランス、総合評価の4つのカテゴリーで審査。
その結果、大吟醸部門Aにて「黒牛 純米大吟醸 袋吊り斗瓶取り 無濾過原酒」が金賞を受賞致しました。
また、吟醸酒部門にて「黒牛 純米吟醸 雄町 瓶燗急冷(びんかんきゅうれい)」が金賞を受賞致しました。