
氷のように澄みきった、新潟生まれのやさしさ。 ◇鶴齢 吟醸 生 720ml
商品説明
《 冷たく、美しく、奥深く。新潟の美意識を今に映す、洗練された吟醸生。 》
注がれた酒がグラスの中で、静かに光を弾く。
すりガラスのボトルから現れるのは、まるで雪解けの雫のような透明感。
見た目に涼しく、手に取るとしっとりとした重みが心地いい。
グラスの縁に口を寄せると、ふんわりとやさしい香りが鼻に抜ける。
そのあとを追うように、するりと舌の上をなでて消えていく清らかな余韻。
この感覚、ちょっと不思議だ。飲みやすいけれど、芯がある。ただの“涼しいお酒”じゃない。
ひとりで静かに過ごしたい夜にも、
誰かと話を弾ませたい夕食にも。
どんなシーンにもすっと溶け込んでくれる、包容力がある。
それが、「鶴齢 吟醸 生」。
新潟の淡麗辛口文化を、現代風に再設計した一本。
スッキリしているのに、ちゃんと旨い。やさしいけど、空っぽじゃない。
果たしてどんな味がするのか?
その答えを知る方法はひとつしかない。
ボトルを開けて、飲んでみること。
《 すりガラスのボトルに宿る、涼と旨味の洗練された融合。 》
「鶴齢 吟醸 生」は、
“淡麗辛口”という新潟酒の伝統美を、新たなかたちで表現した吟醸酒です。
火入れ酒が多い新潟の淡麗辛口において、
その美学を踏襲しながら、そこに「生」というエッセンスを加えたことで、
これまでの淡麗辛口とはひと味違う表情を見せてくれます。
また特筆すべきは、-5℃の氷温冷蔵庫でじっくりと行われる瓶貯蔵。
1月と3月、厳冬期に誕生した新酒をそのまま瓶詰し、時間をかけて静かに熟成させます。
その結果、フレッシュな飲み口に、やわらかな旨味と角の取れた上品な余韻が重なりました。
酒米には、新潟県が誇るオリジナル品種「越淡麗」を使用。
山田錦と五百万石の血を引くこの酒米は、淡麗でありながらも芯のある旨味が特徴です。
アルコール分15度台、日本酒度+3.5、酸度1.1。
数字の上ではまさに“新潟らしい”淡麗辛口。
しかし実際に飲むと、口当たりはしっとりとやわらかく、
含み香はふわりと控えめに華やかさを演出します。
食事と一緒に気兼ねなく楽しめるのに、ちゃんと印象に残る。
特別じゃなくても、気軽に選べる1本。
でもその味わいには、しっかりとした丁寧な造りと、酒造りへの真摯さが宿っています。
「淡麗辛口の日本酒を飲んでみたい」と思っている新しい世代の皆様へ。
だけど「昔ながらの辛口はちょっと苦手かも」と、なかなか一歩が踏み出せない。
そんな方にこそ、まずはこの一本を試して下さい。
「鶴齢 吟醸 生」は、伝統を守るだけでなく、
今を生きる人々の感覚にも静かに寄り添ってくれる吟醸酒。
新しい世代の皆様が「これなら美味しい!」と感じていただけるような、そんな懐の深い一本です。
《 味わい、楽しみ方:自分のペースで楽しめる、等身大の“透明な酒”。 》
この酒の魅力は、なんといってもその“バランス”。
いわゆる辛口の日本酒なのに、角がなく、やわらかい。
酸も穏やかで、舌に刺さるような刺激はありません。
最初の一杯の乾杯にも合い、料理とともにゆっくり付き合える。
一人の夜に、音楽とだけ寄り添って飲むのもいい。
トマトやチーズを使った料理とも馴染み、和にも洋にも自然に寄り添います。
「辛口=尖っている」という印象を持つ人にとっては、
このお酒が“淡麗辛口”のイメージを変えてくれるかもしれません。
暑い日にも、寒い夜にも、季節を問わず食卓に置いておける万能な一本です。
【飲用温度別の楽しみ方】
【冷蔵庫から出したて(5~8℃)】
シャープで研ぎ澄まされた印象。洗練されたキレを楽しみたいときに。
料理の味をリセットしながら、食欲をそっと刺激してくれる存在。
【少し温度が上がった冷酒(10~15℃)】
ふくらみが増し、含んだ瞬間に香りと旨味がふわっと広がる。
冷たさに慣れた舌にもやさしく届く、最もバランスの良い温度帯。
【常温(18~22℃)】
酒質の輪郭がくっきりと見える。辛さよりも旨味が引き立つ。
食中酒としての魅力を最大限に感じられるタイミング。
【ぬる燗~上燗(35~45℃)】
まろやかさが増し、穏やかな甘みがふっと立ち上がる。
根菜や鶏料理など、出汁を使った料理との相性も抜群に。
寒い季節には、食卓をじんわりと温めてくれる名脇役に。
【料理との相性】
◎地鶏の塩焼き
香ばしい焼き目と鶏のジューシーな旨味を、さらりと洗い流してくれる。
脂を包み込むようなやわらかさで、後口が驚くほど軽やかに。
◎カプレーゼ(モッツァレラとトマトのサラダ)
トマトの酸味とモッツァレラのミルキーさを、優しくつなぐ。
オリーブオイルのコクにも寄り添い、料理の輪郭を整えてくれる酒。
◎魚介のアヒージョ
ガーリックの香りとオイルの風味に対し、酒のキレが良いアクセントに。
熱々でも重くならず、口の中をリセットしながら食が進みます。
◎バターポン酢のハンバーグ
脂と旨味が混ざる洋風メニューにも驚くほど合う。
ポン酢の酸と酒の穏やかな酸味が繋がり、あと味はすっきりと爽やか。
季節も、食材も、好みも問わず、どんなシーンにも寄り添ってくれる。
それが「鶴齢 吟醸 生」の最大の魅力です。
一杯目から最後の一滴まで。
食卓の横に、そっと置いておきたくなるような一本です。
《 一杯目にも、最後の一口にも。すべてを自然に受け止めてくれる。 》
いつもの夕食が、少しだけ特別になる。
誰かと過ごす時間が、少しだけやわらかくなる。
ひとりで過ごす夜が、ほんの少しあたたかくなる。
「鶴齢 吟醸 生」は、そんな“ささやかな変化”を連れてきてくれる日本酒です。
今日はどんな料理を作ろうか。
どんなグラスを使おうか。
どんな音楽をかけて、この一本を開けようか。
そんなふうに“楽しみながら日本酒を飲む”時間が、自然と日々の中に生まれる。
誰かと笑い合う食卓に。
ひとり静かに過ごす夜に。
きっとこの酒は、いい空気をつくってくれるでしょう。
《 保存・発送について クール発送(500円)です 》
この酒は加熱処理を行っていない生酒です。
クール便にて発送いたします。
ただし常温便での発送をご希望の場合は
「常温便チケット」をカートに入れてください。(クール料金は発生いたしません。)
いずれの発送方法でも商品到着後は要冷蔵でお願いします。
《 この酒を造る青木酒造について 》
新潟県南部の南魚沼市は、日本一のコシヒカリの産地として知られる「コシヒカリの聖地」。
同時にいくつもの酒蔵が存在する酒造りの産地でもあります。
その南魚沼に江戸時代中期1717年に創業した300年以上の歴史を持つ酒蔵が「青木酒造」。
淡麗辛口と呼ばれることが多い新潟の地酒。
その中で、鶴齢が造る酒は、そんな新潟酒の“綺麗な味”や“飲みやすさ”といった美点を丁寧に踏襲しながらも、新しい挑戦を恐れず、今までの新潟酒の枠組みを超えるような酒造りに取り組んでいます。
日本酒ファンから注目されている銘柄です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 青木酒造(新潟県) |
特定名称 | 吟醸酒 |
原材料 | 米・米麹・醸造アルコール |
生/火入れ | 生酒(加熱処理無し) |
保存 | 要冷蔵 |
メーカーサイト | http://www.kakurei.co.jp/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:越淡麗 ■精米歩合:60% ■アルコール度数:15.5% ■日本酒度:+3.5 ■酸度:1.1 |