《 食事の締めくくりとして消化を助けるために飲まれる酒 》
Digestif(ディジェスティフ)とはフランス語で「食後酒」を意味します。
食後の満腹感を刺激して銀杏の働きを活発にする効果があります。

今回ご紹介のこの酒はその「食後酒」をコンセプトにつくられました。
メインディッシュのあとのデザートとともに飲まれる酒の代表的なものは
デザートワインなどの甘めの酒やドライでアルコール度数か高めの蒸留酒など。

やや甘めに仕上げられたこの酒は食中酒　兼　食後酒といった位置づけになっており
すっきりとした甘さが特徴。

楽しい宴の後の余韻に浸る格好の１本となっております。

《 この酒を造る八戸酒造について。近江商人をルーツとする江戸時代創業の酒蔵 》
「陸奥八仙」「陸奥男山」を醸す八戸酒造株式会社は、安永4年（1775年）に創業した酒蔵で、
そのルーツを辿ると現在の滋賀県西北部の高島市周辺を出身とする「近江商人」と言われています。

現在の陸奥八仙は、9代目にあたる長男の駒井秀介（ひでゆき）氏が当主。
25歳の時に蔵を継いだ秀介氏は新しい世代のための新しい酒造りにチャレンジ。
日本酒ファンから注目されているブランドの一つです。

(文章：齋藤 貴秀)