
女神がダメなら悪魔ならどうだ。ラベルに隠された、女将の静かな反骨 ◇白露垂珠 Fairy55(フェアリー55) 純米吟醸 小悪魔ラベル
商品説明
《 女神から生まれた悪魔、ラベルに宿るのは、女将の静かな反骨。 》
月明かりの下、影をまとって微笑む小悪魔。
その姿は、まるで神話の「雪女神」の面影を、いたずらによって変えられたかのよう。
実はこのキャラクター、ただのマスコットではありません。
名を名乗れぬ“雪女神”から生まれた「禁断の純米吟醸」。
山形の酒米「雪女神」にまつわる、ちょっとしたドラマが隠されています。
この酒に使われている酒米は、山形県が世界に誇る大吟醸酒向けの高級酒米「雪女神」。
ところがこの酒が仕込まれた当時、まだ「雪女神を名乗るには精米歩合50%以下まで米を磨く」といった厳格なルールは存在していませんでした。
竹の露はルール制定の前に「雪女神」を使って、精米歩合55%の純米吟醸を醸していたのです。
ところが後から、このルールが制定。
結果、「白露垂珠 Fairy55」はルール上“雪女神”を名乗れないことに。
そこで蔵の女将が選んだのは、“雪の女神”をほのめかす女性のシルエットをラベルに載せること。
ところがそれすらも、「雪女神を連想させる」として苦言が寄せられてしまいます。
そして女将は、こう思ったのです。
「女神がダメなら、悪魔ならどうだ」と。
こうしてラベルの「小悪魔」が誕生しました。
その姿はどこかいたずらっぽく、誇らしげで、どこか挑戦的。
これは女将の、静かな反骨精神のあらわれなのです。
果たして、この小悪魔の味はいかに?
甘く妖艶か、それとも無垢なふりをした罠か。
その答えを知る方法はただひとつ。
グラスを傾け、この小悪魔に惑わされてみてください。
《 女神の名を捨てて得たのは、最高のコストパフォーマンス! 》
「白露垂珠 Fairy55 小悪魔ラベル」は、山形県が誇る高級酒米「雪女神」を用いた純米吟醸酒。
この酒米は、大吟醸・純米大吟醸専用の原料として開発され、50%以下まで磨かれた酒にしかその名を使えないという厳しいルールがあります。
ところがこの一本は、そのルールが制定される前に製造した事によって偶然生まれた“精米歩合55%”の純米吟醸。
原料米はもちろん雪女神100%。
仕込み水は、蔵の地下300メートルから汲み上げる、無菌の超軟水。
この水は、なんと日本で唯一、生水のままでの販売が認められている天然水です。
その清冽な水が、雪女神の旨味を引き出し、まるで“水の美しさがそのまま酒になった”かのような味わいを生み出しています。
軽やかでキレのある、透明感あふれる仕上がり。
飲み口はきれいで軽やか。すっと舌にのり、しっかりした輪郭を残しながらも後味はスッと引く。
食中酒としても非常に優秀で、気づけば盃が進む。そんなタイプの一本です。
そして、この酒の最大の魅力は「価格」にあります。
雪女神を使って造られた酒は、その名を冠するには大吟醸、純米大吟醸と高価になりがち。
ところが「白露垂珠 Fairy55」は、“名を捨てた”ことで日常酒として飲める価格を実現しました。
高嶺の花のような「雪女神」を、
小悪魔の顔で、グラスの中へそっと差し出してくる。
そんな一本が、この「Fairy55 小悪魔ラベル」です。
《 味わい・楽しみ方:水の美しさがそのまま味になる、軽やかで澄んだ小悪魔の一滴 》
味の第一印象
グラスに注げば、みずみずしい香りがふわりと立ちのぼり、
口に含むと、その印象を裏切らない、透き通るような味わいが広がる。
あたかも、蔵の地下水そのものを飲んでいるかのような清らかさ。
米の特性が引き出された、きれいで軽快な“やや辛口”。
スッと切れて、飲み飽きせず、料理に自然と寄り添う純米吟醸です。
◆ 飲み方と温度別の楽しみ方
【冷酒(5~10℃)】
冷蔵庫から出してすぐの温度帯では、透明感が際立ちます。
みずみずしさと清涼感があり、喉越しは軽快。飲みやすさ重視の方に最適です。
【涼冷え・常温(10~20℃)】
少し温度が上がると、味わいの輪郭が立ち上がり、米の旨味がじんわり広がります。
バランスが良くなり、料理と共に楽しむならこの温度帯がベストです。
【ぬる燗~上燗(35~45℃)】
お好みで燗酒にしても面白いかもしれません。
香りがやさしく広がり、新たな一面を感じられる意外な楽しみ方です。
◆ 相性の良い料理
◎白身魚のフライ
軽やかな衣と淡白な白身の旨味に、スッキリした辛口が寄り添います。
油を流しつつ、味の輪郭を整えてくれます。
◎アボカドと生ハムのサラダ
まったりしたアボカドの脂と塩気に、繊細で爽やかな酒質が絶妙なバランスを保ちます。
◎塩サバのグリル
魚の脂と塩気を受け止め、余韻をスッと切ってくれる“やや辛口”が好相性。
◎ミックスナッツ
シンプルなおつまみにも好相性。リラックスした時間にぴったりの組み合わせです。
食卓にそっと置いて、料理と一緒に味わうのも良し。
けれど、もっと自由でいいのです。
スナックをつまみながら、読書や音楽、動画鑑賞、ゲームを楽しむ夜。
そんなひとときを、静かに輝かせてくれるのがこの酒の本領です。
「きれいな味」は、どんな時間にも、どんな自分にも、寄り添ってくれます。
《 軽やかで美しい、悪魔の仮面をかぶった女神。 》
この酒があるだけで、いつもの夜が少しだけ静かで、贅沢になる。
ただグラスを満たし、ひと口含むだけで、疲れた心がふっとほどける。
名を捨てた女神は、小悪魔の姿になって、
私たちの暮らしの中へ、するりと溶け込んできました。
少し良い夜を過ごしたいなら。
特別ではない日を、少し特別にしたいなら。
その選択肢に、「白露垂珠 Fairy55 小悪魔ラベル」があっても、きっと悪くありません。
《 保存・発送について 常温発送可能です 》
この酒は火入れが行われている酒の為、常温でお送りします。
ご家庭で普通に楽しむ分には必ずしもクール発送は必要ありません。
クールをご希望の方は必ず「クールチケット(500円)」をご購入下さい。
ご家庭で普通に楽しむ場合は常温保存で構いません。
ただし、長期間保存の場合は極力光が当たらない場所、
そして振動と温度変化の少ない場所をおすすめします。スペースに余裕があれば冷蔵庫での保存をおすすめします。
《 この酒を造る「竹の露」白露垂珠についてのご説明。 》
山形県鶴岡市、日本海の恵みと庄内平野の豊かな大地に育まれた「米どころ」。
ここは歴史と伝統が息づく地域であり、東北随一の霊場「出羽三山」の羽黒山がそびえる地でもあります。
この地で、1858年(安政5年)創業の老舗酒蔵が「竹の露」。
修験僧が集まる羽黒山の年中行事の酒を醸す、修験僧に愛された酒。
蔵の近隣は昔から竹の産地であり、竹林に囲まれた環境で美酒を醸す酒蔵として、いつの頃からか「竹の露」とよばれるように。
地下300メートルまで掘られた井戸から汲み出す無菌超軟水の水脈。
「一升盛麹蓋法(いっしょうもりこうじぶたほう)」という、手間と技術を要する伝
統技法を採用。
この製法で造られた麹は糖化力がとても強く、理想的な発酵が行えるのが特徴。
白露垂珠の酒の特徴は、どの酒も淡麗なのに旨さがあり、後味のキレがよいこと。
芳醇辛口の酒を造ることを得意とする酒蔵です。
そして食中酒として、幅広い料理と併せて楽しむことができる点にあります。
佐野屋のネット通販初期から取引が継続している長い付き合いがある酒蔵です。
(文章:佐野 吾郎)
商品スペック | |
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容量 | 720ml |
製造元 | 竹の露(山形県) |
特定名称 | 純米吟醸 |
原材料 | 米・米麹 |
生/火入れ | 火入れ酒(加熱処理有り) |
保存 | 静かな冷暗所 |
メーカーサイト | http://www.takenotsuyu.com/ |
■甘辛:やや辛口 ■原料米:雪女神 ■精米歩合:55% ■アルコール度数:15.5度 ■日本酒度:+1.0 ■酸度:1.2 |
