笑四季(えみしき) 日本酒
●滋賀県から注目の地酒が登場
滋賀県の南東部に存在する水口町(注:2004年に合併し、現在は甲賀市)は、江戸時代に東海道の第五十番宿場として栄え、安藤広重の「東海道五十三次」にも水口が描かれています。
笑四季酒造は1892年、かつての東海道沿いに創業した酒蔵で、最近まで地元向けの普通酒や本醸造を中心に製造してきた小さい酒蔵でした。
しかし新しく蔵にやってきた、蔵の跡取り娘の旦那様が「笑四季」の名を全国区へ押し上げる新商品を開発します。
従来にない新しい日本酒を手がける新進気鋭の酒蔵として、今や地酒ファンや業界の間で注目を集める酒蔵。それが笑四季酒造です。
●笑四季CEO 竹島充修氏
笑四季の名前を全国区に押し上げた立役者。それがモンスーンシリーズの生みの親であり、笑四季の全ての製品企画から醸造までを行なっているCEO(最高経営責任者)竹島充修(あつのり)氏です。
充修さんはもともと新潟県の出身で、東京農業大学を卒業後、新潟県「越の誉」の原酒造に入社します。当時、原社長から「将来の杜氏候補」として大きな期待をかけられた逸材でした。
ある日、充修さんは杜氏としての酒造研修のために、東京滝野川にある酒類総合研究所に約1ヶ月間行く事になります。そこで現在の奥様、加奈子さんと運命的な再会を果たします。
笑四季酒造の蔵元の娘である加奈子さんは、実家の酒造りを継ぐ気持ちを持って東京農業大学へ進み、醸造学を学びます。充修さんとは学生時代に同じサークルに入っていたとのことで、お互い面識ある間柄でした。
学生時代には恋の花が咲かなかったそうですが、この研修がきっかけで二人は交際をスタート。
約2年後、充修さんは笑四季酒造に婿入りする気持ちを固め、原酒造を退職し、滋賀県の笑四季酒造にやってきました。
●ドイツ貴腐ワインのような日本酒 モンスーン
笑四季が全国展開をするにあたり、柱とする商品のコンセプトは「甘口」でした。
蔵の古い資料を整理しているときに、たまたま前杜氏が残した貴醸酒の造りに関するデータが見つかり、これをもとに貴醸酒造りに挑戦します。
さらに充修さんが学生時代に飲んで、強い衝撃を受けたドイツ貴腐ワインの味を日本酒で実現したい、という思いから貴醸酒の造りを徹底的に研究し、笑四季酒造独自の「再仕込濃醇製法」を確立。これまでの貴醸酒とは異なる、それはまさにドイツ貴腐ワインを連想させる、濃醇にして美しい極甘口の日本酒を開発しました。
造り方は間違っていない。あとはアプローチだけ。
出来上がった貴醸酒の確かな手応えと共に、全国展開に向けての第一歩「モンスーンシリーズ」をデビューさせ、2012年現在、笑四季酒造は貴醸酒における全国シェアで第2位という地位に躍進しました。
●2012年、笑四季はセカンドシーズンへ
その笑四季酒造が2012年、これまでの商品ラインナップを大きく見直し、自らも大きく変革を果たす年として、新体制での酒造りをスタートさせました。
今季から本醸造、普通酒は全て廃止。全量純米化します。
これまでは地元向け商品として、本醸造、普通酒も造っていましたが、今季より地元向け製品も全て純米酒となります。
「アンタイド」「ユナイテッド」シリーズは終了となります。
笑四季の辛口純米酒シリーズとしてご好評いただいていた「アンタイド」「ユナイテッド」シリーズは、商品構成の見直しにより23BY限りで終了となりました。
「モンスーン」は新しいデザイナーを起用します。
そして「笑四季の顔」とも言えるモンスーンシリーズは、新しいデザイナーを起用します。また、容量は750mlのみの販売になります。
加奈子さんは製造から身を引き、蔵元として活動します。
奥様の加奈子さんは今後、蔵元として営業面を中心に活動することとなり、醸造部門からは身を引くことになりました。これにより「メゾンドカナコ」シリーズも23BYで終了となりました。
そして新商品が登場します。
佐野屋にも発売直前まで詳細はシークレットとなっているのですが、アンタイドシリーズに変わる、辛口純米路線での新しいシリーズがデビューいたします。
2010年に全国展開を始めたばかりの、まだまだ小さい酒蔵ですが、今後のさらなる活躍を期待させてくれる、楽しみな蔵元です。
地酒.COMは蔵元との太いパイプにより、
商品の安定供給を受けています。
写真の右が株式会社クラビシュ 佐野屋酒店の佐野吾郎、左の方が笑四季酒造(えみしきしゅぞう)の竹島 充修CEOです。2012年11月に撮影しました。
「笑四季(えみしき)」の販売はインターネット通販を代表する佐野屋が蔵元に代わって責任を持って行わせて頂きます。
蔵元との太いパイプにより、商品の安定供給を受けており、今やネット通販の代理店的な存在となっています。
インターネットで喜楽長をお求めの際は、是非とも地酒.COM、佐野屋をご利用下さい。
各種メディアの取材には喜んでご協力させていただきます。
取材のご依頼は「お問い合せフォーム」から。
またはお電話(072-840-2920)で。
地酒.COM 佐野屋は話題性のある酒蔵の情報を御提供致します。メディアの皆様の取材に御協力させて頂きます。
2020年 5月
●「全国新酒鑑評会」で入賞!
笑四季酒造は2020年5月「令和元酒造年度全国新酒鑑評会」にて入賞しました。
2020年度の全国新酒鑑評会は新型コロナウィルス感染症拡大に伴う対応として、本来執り行われるはずの結審は中止となりました。予審の結果をもって入賞酒を決定し、金賞酒は選定されていません。
2019年 9月
●「第四回プロフェッショナル・サケ・カレッジ」にて最優秀賞受賞!
2019年9月5日、「第四回プロフェッショナル・サケ・カレッジ」が開催されました。「第四回プロフェッショナル・サケ・カレッジ」とは、東京農業大学と朝日屋酒店が共催する日本酒品評会。東京農大・世田谷キャンパスにおいて蔵元、酒販店、ライター等各分野のスペシャリスト約200名参加者全員が酒質によりカテゴリー分けされた出品酒を審査します。
2019年度は90蔵が出品。その中から 「Bカテゴリー」において「笑四季 赤い糸 山田錦 火入れ」が金賞に選ばれました。さらに全体において見事、最優秀賞(総合一位)となりました!
2018年 6月
●「SAKE COMPETITION 2018」にて純米酒部門金賞受賞!
今年は、昨年と同様「純米酒部門」「純米吟醸部門」「純米大吟醸部門」「吟醸部門(大吟醸含む)」「Super Premium部門」「スパークリング部門」「ラベルデザイン部門」の7カテゴリーに加え、昨年まで招待審査で行われていた「海外出品酒部門」を正式部門として新設した全8部門で審査が行われました。
その中から純米酒部門にて、「笑四季 Sensation 純米白ラベル 火入れ」が金賞を受賞しました。
2018年 5月
2018年 1月
●雑誌「あまから手帖」2018年1月号にて、特集されました!
雑誌「あまから手帖」2018年1月号、「特集 あしたの日本酒 次世代を担う日本酒のチャレンジャー杜氏」として、笑四季酒造・蔵元 竹島充修さんが紹介されました。
2014年 11月
●「オンナの日本酒」にて笑四季 モンスーンシリーズが紹介されました!
書籍「オンナの日本酒 女性のハートが選ぶお勧めの酒」
著者:酒女倶楽部(さけじょくらぶ) 発行:ドリームシップ
にて、笑四季 モンスーンシリーズが女性がドキドキしたいときのお勧めの日本酒として掲載されています!
2013年 11月
●『ハナコ フォー・メン』Vol.10に「笑四季」が掲載。
2013年11月28日発売の『Hanako FOR MEN vol.10』の特集、「モテる日本酒。」に「笑四季」が掲載されました。