ワイン好きを自認するなら、これは必ず買ってください!

大切なことなのでもう一度言います。

必ず、必ず買ってください!

今ワイン業界では「早飲みと思われがちなワインを自社熟成し、その誤解を解く」という試みが多く行われています。

10年ほど前でしょうか、このバルディビエソが当店で大ヒットしたきっかけも熟成ピノ・ノワールでした。

チリワインは熟成しないなんて事をいう人もいた当時の思い込みを見事に払拭し、多くのリピーターやファンを獲得。

時が経ち、再び更なる驚きを持って迎えられるワインを入手しました!

先に飲んだだんなの「うわっ、これめっちゃ美味しい」という叫びに驚いて私も試飲。

なるほど、これは確かに叫ぶ。

しかも値段も知ってる私は驚き2倍。すぐに追加仕入れしました。

ふちにうっすらとオレンジがかっているものの、まだまだきれいな赤紫。

知らなければ2010年VTの熟成酒とは気付かないでしょう。

黒系ベリーの果実香にインクっぽい強い香り。

口に入れると、まずその円やかさや滑らかなクリーミーさに驚きます。

完熟の黒い実の凝縮感とともに、糖度の高いみかんの風味のような柔らかな果実味も。

タンニンは完全に角が取れ溶け込み、酸のバランスもとても良いです。

赤ワインの全ての美味しさの要素が完成。

とろりとしたイメージを持つような味わい。

合わせたハンバーグのグレードアップが半端なかったですよ。

年末年始のごちそうシーズンの必需品と言えるでしょう。

1本飲んで頂ければ、この説明が誇張でないとお分かり頂けるはず。

その時には早めにおかわりしてくださいね。

かなり欲張って仕入れましたが、限定品ですので売り切れごめんとなります。

1879年、「シャンパーニュ・バルディビエソ」として南アメリカで最初に泡を生産した家族経営の醸造所。

現在では、国内スパークリング市場でそのシェアを65％にまでに伸ばし、品質・生産量ともにNo.1生産者としての地位を確立し、瓶内二次醗酵ワイン(シャンパーニュ製法)をチリで造らせたら右に出るものがいないというほどの品質として評価されています。

南北4300ｋｍにも及ぶ国土を誇る一大産地チリ。

山々、砂漠、海と周囲を取り囲まれた特異な環境のため、世界のワイン生産者の天敵である害虫、フィロキセラの被害も無く、太陽の恵み、海・山・手付かずの自然と恵まれた土壌環境から世界屈指のワイン産地として注目を集めています。

バルディビエソではこの利点を生かし、更にそれぞれのブドウに最も適した産地を厳選、チリらしさと目指すべきワインを求めブドウを栽培しています。

100年以上の月日をかけて培った歴史と伝統は、スパークリング・ワインの枠に留まらず1980年代からチリの偉大なテロワールを反映させた上質なプレミアムワインも生産するようになりました。

醸造所では「全ては畑から」とブドウ栽培にこだわり、自社畑以外にも自社が提唱する栽培方法を実践した農家と長期契約を結び、高品質のブドウのみを使います。

そして、この上質なブドウから造られる果実の旨み、テロワールが見事に表現されたワインで数々の賞を受賞しています。=====

(文章：佐野 雅子)