おひとり様2本まで

《醸造家・坂田千枝さんの名を冠した特別なピノ・ノワール》

輸入元から届いたこの特別な１本のお知らせメール。
「醸造家・坂田千枝さんの名を冠した特別なピノ・ノワール」
もちろん、速攻で押さえました！
当店ではすっかりお馴染みの生産者ではありますが、このワインで初めて出会った方に簡単にご紹介しますと・・。

ベルンハルト・コッホはドイツ、ファルツのワイングートで、醸造家を務めるのは日本人の坂田千枝さん。
ケラーマイスターとしてコッホ家の長男アレクサンダー氏と共に醸造を担っています。
兵庫県立農業高等学校園芸科果樹部門に在学中、ドイツでのホームステイを経験。
これをきっかけに卒業後ドイツに渡り、職業訓練校で学びながらドイツ国内外の様々なワイナリーに従事。
2012年に栽培醸造技術師の国家資格を取得。
2013年10月よりベルンハルト・コッホの醸造責任者として活躍中です。

帰国時のセミナーに出席し、その明るい人柄と造り出すワインの味わいが合ってるなぁと実感しました。
坂田さんはブルゴーニュのピノ・ノワールがお好きだそうですが、私はブルゴーニュのより坂田さんのピノが好き(笑)
澄ました感じじゃなく、愛らしさが感じられて明るいイメージなんですよね。
キュヴェ・チエ、これもやっぱり優しくて明るくて美味しい！

《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》

ピノらしい赤い実の果実香、ほのかに漂う柔らかな樽香も。
甘酸っぱいブラックチェリーのような愛らしい果実味が口中に広がります。
口当たりが滑らかで、幅広い料理に合わせやすいちょうど良いボディ感も好感。
例えばハンバーグやステーキなら、ソースが重めでも和風のあっさりめでもイケる感じ。
輸入元が試飲を繰り返したキュヴェ(後述)というのが納得の、日本人の味覚・食事にマッチする感覚。
タンニン・酸とも尖りがなく、豊かでかつ柔らかな果実味とのバランス良し。
坂田さんが造るピノ、まさに「キュヴェ・チエ」ならではの朗らかさがとてもいいんです！

インポーターによるワイン情報

2023年3月にワイナリーを訪問した際に試飲した100%樽熟成のピノ・ノワールがあまりにも素晴らしかったため、日本市場限定で瓶詰めしていただくことになりました。
現地での試飲だけでなく、坂田さんにお願いして新樽比率や風味を調整した複数のサンプルを用意していただき、試飲を繰り返してついに「これだ！」と納得出来るキュヴェを瓶詰めしていただきました。
スタンダードクラスの「フォン・レス」と比べると、豊かな果実味に加えて複雑さ、樽からの心地よい風味が感じられます。

ハインフェルド、フレムリンゲン、ゴドラムシュタインの3つの村の畑の葡萄を使用。
土壌は雑色砂岩と石灰岩。垣根仕立てのコルドン。栽植密度：5000本/ha。収量：45hL/ha。
収穫：畑で選別しながら手摘み。
100％除梗した葡萄はアルコール発酵前に6度で4日間の低温マセレーション。
その後ステンレスタンクで平均28度に温度コントロールしながら発酵。
熟成：フレンチオーク樽(新樽比率5％)で約18ヶ月。
清澄・濾過なし。