好みの差を乗り越える!誰が飲んでも美味しい白! ◎ロベルト・サロット ランゲ アルネイス ランクネヴ(白) 750ml
商品説明
《フルーティーで華やかな彩りを感じる白!》
イタリア北部ピエモンテ州のロベルト・サロット、店主まーちゃんはここのワインをとっても気に入っています。
作り手のロベルトさんと味覚が似ているのかも知れません。
バローロなんていう当店では売れなさげな銘柄(笑)・・も、サロットさんのバローロ・アウダチェは多くのお客様の支持を得て異例のロング&ベストセラーになっていますし、白のガヴィも清潔感があって素直に美味しいんです!
そしてこちらでご紹介するランゲ・アルネイス。これがまたいいんですっ!
淡い黄色。アカシアの蜂蜜のような上品な甘い香りや、ほんのり優しくフローラルな印象も。
味わいは、とろんと熟した洋ナシ、杏子のようなフルーティーさ。
しかし甘い感じだけではなく、酸味のある青りんごやオレンジ系の柑橘フルーツのような甘酸っぱさも。
また、どこかアーモンドのようなほろ苦さもほのかに加わって、余韻を味わう頃には色々な複雑味が感じられます。
華やかでボリュームもあるのでワイン1本で十分楽しめそうなインパクトあり。
樽は使っていないのに、ほんの少し樽っぽいようなふくよかさがあり、躍動感のあるフルーティーさに程よい落ち着きを加えています。
白ワインの定番、魚介料理に合わせるなら、白身魚のフライ、あさりのバター蒸しなど、ある程度ボリューム感のあるものがお薦め。
もちろん、白ワインであってもこのタイプの味わいなら白身のお肉料理にもぴったり。
ポークソテーの脂の旨味にも、棒々鶏のようなあっさり系にも、このワインの芳醇さがよくマッチしそうです。
お寿司に合わせるなら、酢飯に甘味があるちらし寿司がおすすめです。
華やかなトッピングを散らしてこのワインを合わせたら、気軽なホームパーティーの彩りになりますよ!
《バローロにアパッシメントの考えを持ち込んだ革新的人物》
サロット家の歴史は、18世紀末に近隣のバルバレスコ村で生まれたジュゼッペ(現当主ロベルトの高祖父)がネヴィーリエに移り住んだことからはじまります。
当初はドルチェットの生産を専門に行なって、20世紀初頭にはバルクでイギリスへ輸出していました。
戦争やフィロキセラ禍などを経て、その後現オーナーのロベルトが醸造学校を卒業する1980年代の初頭まで、葡萄は業者に売っていました。
1991年から自家栽培の葡萄はすべて自身のところで醸造するようになりました。
同年、バローロに20haの畑を購入し生産をスタート。
ロベルトは卒業後、父を手伝ってきましたが、その後ピエモンテにある年間生産量6500万本の大規模な醸造所の醸造長として手腕を発揮。
同時にガヴィにある醸造所のワインメーカーとしても活躍しました。
現在ではそれらの職は辞し、自身の畑を所有、質の高いワイン造りを行なっています。
さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のエノログを務めています。
またワインに含まれる200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。
ロベルトは醸造学校に通い始めた頃から、国際市場に進出するという野望を持っていました。
それには、小さなワイナリーでも幅広いタイプのワインを造るべきだと考えました。
そこで、十分な大きさの良い畑が必要となり、D.O.C.G.、D.O.C.エリアで少しずつ買い足してきました。
また長年大きなワイナリーで働いた経験から、どの畑やどの農家の葡萄が良いかといった知識を得ることが出来ました。
伝統にとらわれず、サロット・スタイルで、独自のワイン造りをすすめています。
2014年からは、アルバの醸造学校を卒業した息子のエンリコが加わっています。
《ルカ・マローニ ベストワイン年鑑 99点満点獲得の常連》
最優先に注意を払うのは葡萄畑です。
なぜなら良いワインは畑で生まれ、セラーで育つと考えているからです。
所有する畑は83ha、バローロ、バルバレスコ、ネヴィーリエ、ガヴィといったピエモンテ最高のワインが生まれるエリアに広がっています。
アルネイス、シャルドネ、ブラケット、ネッビオーロ、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培も行なっています。
機械化によって若干は変わりましたが、基本的には伝統的な方法で葡萄を育てています。
自然の生態系を守りながら化学的なものを減らしていくことで、いつか化学的なものをゼロにしていければと考えています。
「ルカ・マローニ ベストワイン年鑑」の99点満点を、3つのキュヴェで同時に獲得するなど、高い評価を獲得。
「かなり規模の大きなワイナリーで、これほどの規模の自社畑はピエモンテでは珍しいが、それでもロベルト・サロットは全体的に職人的特徴を保持していて、それは全てのワインに一貫している。ピエモンテの主な呼称産地に幅広くブドウ畑を所有しているので、様々な品種を旅するように試飲することができる。ワインのスタイルは濃厚で、断固としたものが多い。全てのワインが非常にコストパフォーマンスの高いものであることは特記に値する。」ーガンベロ ロッソ イタリアワインガイド2018より
(文章:佐野 雅子)
商品スペック | |
---|---|
タイプ | 白 |
ヴィンテージ | 2023 |
容量 | 750ml |
保存 | 静かな冷暗所 |
生産国 | イタリア |
生産地 | ピエモンテ州(イタリア北部) |
生産者 | ロベルト・サロット |
■味わい:辛口 ■ぶどう品種:アルネイス ■格付け:D.O.C. ■アルコール度数:13.0% |