カリフォルニアらしい豊かな果実味と、そのコスパの高さで人気のハーン。

SLHとは「サンタ・ルシア・ハイランズ」。

サンタ・ルシア・ハイランズのAVA認定に大きな役割を果たしたハーンの上級レンジです。

シャルドネもピノ・ノワール同様に素晴らしい熟成！最高の飲み頃です。

熟成ワイン好きなワインラヴァーは見逃し厳禁の1本ですよ!

濃い色調の黄色。

甘酸っぱいオレンジ香に加え、桃やバナナのように甘く柔らかい果肉を思わせる香り、ほんの少しバニラっぽさも。

味わいの第一印象なレモンクリーム。糖度の高い柔らかなリンゴのような感じも。

まろやかな果実味が溢れます。

加えて、パイ生地のような香ばしい風味も。

とろみを感じる滑らかな舌触り、バランス良く含まれる柔らかな酸に尖りは皆無。

程よい重みに高級感があり、この価格とは到底思えません。

カリフォルニアワイン本来の果実のボリューム感ここにあり、といった趣。

余韻も長く続きます。

我が家ではチキンステーキ、バターポン酢ソースで合わせました。

ホタテやエビなどのバターソテーなどもお薦め。

グラタンやカルボナーラなどクリーミーなお料理にも相性のいい味わい。

家庭料理でもこのワインを合わせるとビストロ気分が楽しめます。

以前よりおうち時間が増えた近頃、こんなワインはありがたい存在ですね!

生産情報：

サンタ・ルシア・ハイランズにある自社畑では乾燥した長い生育期が続き、その結果、深みと複雑味、そして完熟したフレーバーを持ち合わせたワインを造ります。

私達のSLHヴィンヤードである、ローン・オーク、スミス、ドクターズ、フックの4つの自社畑は、標高60ｍ 360ｍの台地に位置。

この土地では、豊富な日照量と水はけの良い土壌が凝縮感あるフレーバーを造ります。

ヴィンヤード：ローン･オーク98% スミス2％

丁寧に収穫されたブドウの房は選別され、フレンチオークの小樽で全量発酵されます。

発酵終了後、ワインは228Lのフレンチオークの小樽で11ヶ月熟成。

その後、ワインメーカーのポール・クリフトンはバレルテイスティングを行い、サンタ・ルシア・ハイランズのアロマ、フレーバー、舌触りを一番うまく表現している樽を選別し、このSLHシャルドネを造りました。

熟成：11ヶ月 (30％フレンチオーク新樽、70％使用済み樽)

=====【輸入元資料より】

ハーン・ワイナリーは1970年代にニッキーとガビー・ハーン夫妻が設立。

1988年、この地域のポテンシャルを確信したニッキーは、サンタ・ルシア・ハイランズ（SLH）をAVAに認定してもらう活動を始めました。

1995年、遂に認定されたサンタ・ルシア・ハイランズAVAは、現在ピノ・ノワールを筆頭に高級ワインの名醸地として広く知られています。

今日、ハーン・ファミリーはSLHでは260ha以上の畑を所有。

この内140haはピノ・ノワールが植えられ、SLH全体のピノ・ノワールの畑の12％を占め、一番のシェア。また、この地域では一番豊富なクローンの種類を持ち、現在21の異なるピノ・ノワールを栽培しています。

多様性のある土壌、気候、斜面の向きによる日照量、クローンの組み合わせが他には真似のできない素晴らしいピノ・ノワール造りを可能にしてくれます。

そしてそのピノ・ノワールはそれぞれの自社畑のテロワールの個性を表現しています。

ハーンの自社畑では、カリフォルニアの他のブドウ栽培地域より約25日生育期が長くなっています。これはブドウの持つフレーバー、深み、骨格等の凝縮度に大きな影響を与え、素晴しい高品質のブドウを栽培できる伴となります。=====

(文章：佐野 雅子)