「おいしい」に加えて、こんな「ストーリーがある」泡はいかがでしょうか?

グラハム・ベック、あのオバマ元大統領が就任の祝杯をあげたんですよ!

ブリュット・ロゼは、この価格ながら瓶内二次発酵、瓶内15ヶ月熟成。

シャンパンと同じく品種、製法で、繊細な泡立ちに高級感あり。

南アの泡の重鎮作らしい洗練の逸品なのです。

少し赤みを帯びた照りのある美しいピンク色。

サクランボのような果実香とパステルカラーの花を連想する柔らかな香り。

軽くマラスキーノのような風味を感じるところにロゼらしさがあります。

フレッシュで心地良い清涼感に、強い主張よりも飲むシーンや合わせる食べ物に自然に調和するような気品があります。

チャーミングな果実味主体の、すっきりした味わいの辛口ロゼ。

角のない、それでいて爽やかな酸がきれい。

目にも楽しく、また様々なお料理に幅広く合わせられます。

普段の食卓はもちろんのことお花見やホームパーティーにもどうぞ。

きらめくベビーピンクのラベルもとても美しく、ルックスも◎

手土産やちょっとしたギフトにも大変お薦め出来るロゼ・スパークリングです。

それにしても、オバマ氏もアメリカ大統領の就任記念なのだから「ドンペリ100本」なんて注文してもおかしくなさそうなのに、この慎ましさに親近感を持ちますね！

グラハム・ベック！　Yes! We can!

南アフリカで最も有名にして、世界に誇る高品質スパークリングワインとして、多くの賛美を浴びてきたグラハム・ベック。

良質なピノ・ノワールとシャルドネの産地として有名な産地に農場を購入、1991年より生産をスタートさせました。

南アフリカ産スパークリングとして、初リリースから毎年高い評価を獲得。

南アフリカで最も多くの賞を受賞してきた生産者として知られています。

恵まれた日照量が育む奥深い複雑味と果実味、それであってフレッシュさが際立った瓶内二次醗酵によるスパークリングワインです。

醸造家ピーターの身体を流れる血は「泡」で出来ている、とワイン関係者が語るほどスパークリングワインの生産を天職にしてきた南アフリカを代表する泡の重鎮的存在。

マムやモエ・エ・シャンドン等シャンパーニュを代表する蔵を含め多くの蔵でワイン造りを経験。

今でも、何度もシャンパーニュに赴き知識を養っています。

シャンパーニュでは研究論文の発表も行い、その発展にも貢献。

ウエスタン・ケープの中で最も濃度の高い、そして世界でも最も古い石灰岩質土壌を有するシャルドネの銘醸地。

赤い頁岩や砂岩質、シストの混ざった風化した花崗岩質土壌の上に茶褐色の古生代の石灰質土壌が広がる地区で、天然の良質で素晴らしい酸が備わったワインが生み出されます。

南アフリカでは3月頃に熱波が訪れることもありますが、スパークリングワインの収穫は1月前半から行われます。

ロバートソンは比較的暑い地区ですが、逆にスパークリング用ブドウの栽培には大変適しており、熱波が訪れる前に十分に成長した酸の乗った美しいブドウを収穫することが出来ます。

テロワールにこだわり区画を厳選。抵抗力の高いクローンへの植え替え。

収穫は夜間のみ。衛星を使って得た情報で灌漑量などを的確に把握。

常に畑第一主義で取り組んでいます。

酸化を防止しフレッシュさを保ち、且つ繊細な泡を産み出す事を目的に、収穫後ブドウは30分以内にプレス開始。約4時間かけて優しく段階的にプレス。

新鮮でテロワールが美しく現れたぶどうジュースを搾り出します。

こうして収穫毎に圧搾され、細かくキュヴェを分離・醗酵。

各ワインスタイルに最適なブレンドを行いワインを産み出します。

州都ケープタウンより2時間半の距離にあるロバートソンは、1990年代初頭から開発の始まった新しいワイン産地。

この為、シャンパーニュのような歴史はありませんが、蔵では量より質にこだわり栽培技術・醸造技術の向上に徹底的に取り組み、低価格でありながらも素晴らしい品質のワインを産み出しています。

ここにあるグラハム・ベックが所有する敷地は、現在南半球に位置するワイン農場の管理地区のなかでも屈指の広大な面積を誇ります。

この自然豊かな環境を守るべく、ワイナリーでは1haの土地を耕作するごとに、6haの土地の環境保全に勤めています。この他にも環境保全・地域社会の発展に取り組むべく様々なプロジェクトに参加しています。

◆ISO 14001 認定

◆IPW Integrated production of wine certified　認定

◆WIETA 認定、監査

◆Biodiversity Champion 認定

(文章：佐野 雅子)