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Chateau de Segries　Cotes du Rhone Rouge

《ワイナリーで飲んでるみたいなリラックス感》

同時入荷したこのワイナリーの「リラック」と品種構成はそれほど変わりません。
このシャトー・ド・セグリエスは、所有畑は全てリラックにあるので、このワインも「リラック」としても出せるもの。
あえて広域（＝格下）A.O.C.のコート・デュ・ローヌとして出し、熟成期間も短くすることでコストを下げ、よりお安く気軽に楽しんでもらうワインにしています。だからなかなかのお買い得アイテムといえます。
「リラック」に感じる洗練よりも、アタックの甘味による親しみやすさが感じられる素朴なタイプ。
古き良きローヌ、みたいなイメージでしょうか？暖かな日差しを感じる完熟果実味が強いです。

《シニアソムリエまーちゃんのテイスティング》

赤み強めの濃い赤紫。
香り豊か。赤黒果実の凝縮した甘い果実香。
口に含むとまずこっくりした完熟の甘味が感じられます。アタックから人懐こく、まろやかでジューシー。
タンニンはこなれ、気持ち低めの柔らかな酸。しっかりボディはあるのにひっかかりなく喉を流れていく感覚。
おおらかで愛らしいタイプ。

家庭の普段の肉料理にぴったりで、買い置き赤ワインとしてもお薦めです。
弾力ある柔らかみのある親しみやすいミディアムボディなので、ピザやミートソース・トマトソースのパスタにもうまく調和します。
和食なら、照り焼きチキンや肉じゃがなどにもどうぞ。

醗酵：コンクリートタンク
熟成：コンクリートタンクにて6カ月熟成

《銘醸地リラックで「最高の土壌」と称される名門ワイナリー》

シャトー・ド・セグリエスは、南ローヌ地方の銘醸地リラックで「最高の土壌」と称される名門ワイナリー。
パーカー・ガイド　ローヌ版で４つ星「エクセレント・アフェール！（最高にお買い得）」と評価された、ローヌ最高のコスパ生産者でもあります。

歴史は17世紀にまで遡りますが、19世紀にはブドウ栽培ではなく養蚕や果樹園で生計を立てていました。
1925年にようやくブドウ栽培が再開。その優れた土壌ゆえ、1950年代にはリラックで最も有名なブドウ園のひとつに数えられるまでになりました。
前オーナーであるアンリ・ド・ランザック氏の所有になったのは1994年。栽培や醸造での改良にも努力を重ね、独特のスタイルにより磨きをかけていきます。
2005年より、アンリの娘婿であるフレデリック・グラッセ氏が栽培・醸造において腕を揮っています。
今まで以上に畑仕事にこだわっており、品質の向上とともに、さらに評判が高まっています。

所有地は、A.C.リラックに44ha（ブドウ畑は25ha）、A.C.タヴェルに10ha（ブドウ畑9ha）、残りはオリーブ園です。
セグリエスのA.C.コート・デュ・ローヌは全てA.C.リラックの中で造られるため、法的にはリラックを名乗ることもできます。
あえて格下げしてコート・デュ・ローヌとして販売するのは、値段以上の満足を届けたいというフレデリックのこだわりからです。
畑は森に囲まれ、歩くだけでローズマリーやタイムなど南仏ハーブの香りが漂います。
この野生ハーブの香り（ガリッグ）がブドウに染みつき、ワインにもハーブ香が現れます。

《驚きの低収量！徹底的にこだわる丁寧なブドウ栽培》

フレデリックが畑を見るようになった2005年以降、ぶどうの栽培方法はかつてよりさらに厳しく行われるようになります。
厳しい剪定、芽摘みや青摘みをして収穫量を減らし、一粒一粒のぶどうがしっかり熟すように葉摘み作業を行います。
そのため平均収量はわずか25hl/haという極端な低収量。（地域的には通常約40-50hl/ha）
醸造期間も約21日間とそれまでより長くとり、果実の旨みとタンニンをしっかり引き出します。
これによって濃厚な色調と、ラズベリージャムのように甘やかで力強い香りが特徴の、リラックらしい魅力にあふれたワインが生まれます。

《ジャン・アレジのワインはここで造られています！》

また、元F1レーサーのジャン・アレジ夫妻とは友人で、彼らが購入したワイナリーの醸造を一手に引き受け、醸造からボトリング、ラべリングまでこのシャトーで行っています。
「クロ・エルミタージュ」と名付けられたそのコート・デュ・ローヌ・ワインは、アドヴォケイト誌でも毎年のように９０点以上という高得点を叩き出しています。